Miaou:猫と一緒にフランス語

長い道のりを猫と共に行きつ戻りつ

政治家って

2005-09-15 23:15:59 | Weblog
今回の衆議院選で、自民党が大躍進し、新人議員さんは派閥には入らずに党主導の「スクール」に入って、永田町のお作法のお勉強をするそうです。

そりゃ、大学に入ったって最初はオリエンテーションとかガイダンスっていうのがありますもんね。
初めて国会議員になった人にだってそういうものがあってしかるべきだとは思います。

でも、代議士になろうという志をもっているいい大人が、そんなピヨピヨしたことでよいのでしょうか?
早くも「永田村の掟」を突きつけられ、村八分にならないようにぴりぴりしている印象です。

岐阜市長さんは、当選した自民党公認候補の事務所へ出向いて、晴れて地元の代議士のなった元マドンナ候補者を両手で握手していました。
選挙前、マドンナが挨拶に行ったときは、握手拒否だったのに。

この場面を見て、それまでの経緯を知ったときに、中学生や高校生はどんな風に思うんだろう。
いい大人のわたしだって、「なんかなぁ~~~」とネガティブな気持ちになっているのに。


勝てば官軍

2005-09-14 22:09:27 | Weblog
今日テレビで、今度の衆議院選で落選してしまった元議員さんが、議員会館のお部屋を明け渡すために荷造りをしている様子を観ました。ある意味残酷。

同じ部屋が、明日には胡蝶蘭で埋め尽くされ、当選議員さんをお迎えするわけですよね。

勝てば官軍負ければ賊軍です。

静岡7区にパラシュート降下された元官僚の女性。
マドンナ候補とか刺客とか言われました。
でも、彼女のやり方って本当に”徹底”していると思います。

この彼女のスタンスは選挙時だけではなく、きっと学生時代から徹底して貫き通してきた”やり方”だと思います。

完璧な準備で東大受験をして合格し、十分お勉強して国家公務員上級試験に受かり、できうる努力は惜しまずに職務をこなし、今回の選挙でも、今自分ができることはすべてして現職議員を振り切って当選を果たしました。

彼女のやり方を見習いたい、と言う資格を持てるほど、日々自分が努力していますなんて言えないことは十二分に承知していますが、彼女は凄いと思いました。

シナリオと首っ引きで

2005-09-13 23:16:46 | フランス語
先日買った映画(「Nelly et Monsieur Arnaud」)のシナリオを広げながら、DVDを観ました。
シナリオ観てると画面が見れず、画面を観てるとシナリオ追えずだったのですが、1回目としてはまぁまぁ充実のDVD鑑賞と言えるでしょう。

シナリオを見ながら、画面を見つつ台詞を聴いていると「ちょっと、あなた、そんなに早口で・・・・」と思う部分が多々ありました。
でもそれは仕方のないこと。
日本語を勉強しているフランス人が三谷幸喜の映画やテレビドラマ「渡る世間は鬼ばかり」を観れば、同じような感想を持つと思います。

映画の会話の中に知らない単語がバラバラと出てくるのは当たり前。
全部追ってたらきりがないので、とりあえずいくつかをピックアップして後で調べようと思いました。

そのときに、シナリオにマーカーで線引っ張っちゃえばすむことなのに、いちいち紙に書き出しているビンボー症のわたしです。

そういえば、高校時代、教科書に絶対線引かない友達がいました。
もっとすごい人は、教科書を2冊ずつ買って、線を引いたり、ぼろぼろになるまで使い倒す教科書と、「永久保存版」扱いにする教科書を分けていました。

思わぬところで、昔の記憶が甦りました。

On a besoin d'un plus petit que soi.

2005-09-13 17:18:00 | ねこねこ
人は自分より小さい存在を必要としている。


仕事への行き帰りに「8月中に終わらせる」宣言をした文法本を読んでいました。
あ、言い訳することを許していただけるなら、一応一通りは読み終わったのですが、読み返しているのです、結局一度読んだぐらいじゃ、頭には入りっこない、ってことだわね~~~。

で、「不定代名詞」の用法というところで、「on」の説明のところに、上の文が出ていました。
「on」は便利な代名詞です。
漠然と人間一般をあらわす場合もあるし、1人称複数(英語で言えばweだね)をあらわすこともできます。
そして、on の後にくる動詞は3人称単数の変化をします。(こう書くとちょっとフクザツっぽく思われるかも・・・)

わざわざ「わたしたちは」って言うのも大げさだとか、改まりすぎてしまうというような場合に「on」を使って、和らげるというかお茶を濁すというか・・・そういうときに使うみたいですね。

それで、私は、この「On a besoin d'un plus petit que soi」(オンナ・ブゾワン・ダン・プリュ・プティ・ク・ソワ)に激しく同意!!!!

真っ先に猫たちのことが頭に浮かびました。


<La conversation par Windows Messenger>

2005-09-12 20:48:50 | Weblog
今日はJOELLEとウインドウズメッセンジャーを通してチャットをしました。 

たまたまPCをつけたら彼女もオンライン中だったのでした。
お互いの語学学習のこととか、家族のこととか、このサイトのこととか文字でやりとりしました。

ところで、ウインドウズメッセンジャーってチャットのログを後から見ることができるのでしょうか?後から落ち着いて自分がした会話(書いた会話?)を見直すと、間違いやら、ご本家フランス語の表現もわかってとてもよいと思うのですが。

調べてみましょう。

ええと、このブログをご覧頂いている皆様の中で、ログの閲覧方法をご存知の方がいらしたら、教えてください、お願いします。 

フランス語で考えて、それを普段は使っていない、カナダ版フレンチキーボードで打ちながらチャットするのは、少し大変でした。
アクサンのついた文字の位置をまだちゃんと覚えていないものでね 
一生懸命文字を打っている間に、先方からメッセージが来ます。
そして、「これ、どういう意味だろう」って分からない文章もあります。 

でも、そこは、彼女も理解してくれたみたい。
彼女は日本語勉強中なので、今度は日本語でやってみたいなぁ。
とりあえず、オールひらがなで。


エルメスとパスカル

2005-09-11 23:53:11 | ねこねこ


この2匹、仲がいいのか悪いのか、よく追いかけっこをしています。
エルメスは4.2キロ、パスカルは6.4キロの体格。
エルメスは上下の移動が得意で、サササッと障子のさんを駆け上がりますが、パスカルは平面をドドドドと移動するのみです。
よって、アドバンテージは圧倒的にエルメスにあります。
エルメスは高いところに逃げることによって、パスカル禍から逃れています。

動物の世界では、体が大きいというのは圧倒的に有利となっていますが、機動力ではエルメスの勝利なのでした。
絶妙なバランスです。

眉毛がある

2005-09-10 23:14:34 | ねこねこ


エルメスには眉毛があるようです。ちなみに睫毛の存在はずっと前に確認済みです。なんか、エルメスの眉毛、元社民党の元首相のおじい様にも似てるし、桃屋のザーサイのCMに出てくる、アニメの仙人みたいだよ。

グッドタイミング?

2005-09-10 22:04:44 | フランス語
フランスの物まねタレントのジェラール・ダァンという人が、入院中の大統領になりすまして電話 をかけました。
かけた相手はジデジーヌ・ジダン。
サッカーフランスナショナルチーム のキャプテンで、つい最近、”フランスをワールドカップドイツ大会に行かせるために”代表チームに戻ってきた人です。
戻ってくると分かった日の新聞の見出しは「彼は戻ってくる(Il revient)」でした。 

物まねタレントのムッシュー・ダァンが大統領になりすましジダンに言いました。
ここで、胸に手を当てている選手の写真が見れます。電話での会話も聴けます。
「私の頼みをひとつきいてもらえないかだろうか。 
試合前の国歌斉唱のとき、チーム全員で胸に手を当ててほしい。
そうしてくれたら、わたしは98年のとき(フランスがワールドカップで優勝した年)のように幸せだ。」

すごい弱弱しい声。 
シラク大統領の声なんて、サミットの共同記者会見や、フランス国民への呼びかけコメントのときしか聴く機会がないので、病気で弱った声なんてしるわけないけど、ぜんぜん違う印象。
でも、物まね(有名)タレントがやっているのだから、きっとそうなのでしょう。

で、ジダンは「わかりました。他のメンバーと話し合って、必ずやります。大統領も 」と答え、実際にチーム全員が胸に手を当てて、国歌を歌ったそうです。
結果フランス アイルランドは1-0でフランスの勝ち。

普段、フランスチームのメンバーは国歌さえ真面目に歌わない そうです。
旧植民地出身の選手が多いから。  

なのに、今回はころりと騙されて、歌は真面目に歌うは、胸に手はおくわ。

選手の純粋さというか、「大統領」というフランスを代表する立場の人物と、また別の形でフランスという国を代表している自分たちの中に連帯意識のようなものを感じたのか・・・。
はたまた、病気で入院という政治家としてはネガティブな状態にいるムッシュー・シラクに、まだドイツ行きを決められないでいる自分をダブらせ、「お互い大変だよね、国民の視線が」というシンパシーを感じたのか。

とにかく、グッドタイミングにグッドな仕掛けでした。
 

からかわれた、とわかって選手たちはどういう反応を示したのでしょうか。
怒るような無粋な人はいないよね、きっと。



人としての権利(Les droits de l'homme)

2005-09-09 23:51:42 | Weblog
フランス革命後に発効された「フランス人権宣言」。
フランス語で書くと、「Déclaration des droits de l'homme et du citoyen」(デクララシオン・デ・ドゥロワ・ドゥ・ロム・エ・デュ・シトワイヤン)です。
世界史でお勉強しましたよね。「人は生まれながらにして自由かつ平等の権利を有する」ってヤツです。

この、「Les droits de l'homme」をレスペクトする精神が、アメリカには足りないのかな?ということを感じてしまう今日この頃のニュース。

これからたくさんの遺体が回収されるだろうルイジアナ州。
もう10日以上たっているわけで、水の中にいるのだから、身元の識別は大変です。ニュースによると2万5千の遺体回収袋が用意されたとか。

避難所を訪れたママブッシュは「ビンボー人にはこれで十分」(good enough for poor)って言っちゃったそう。「えぇ~~~~!!?」「はぁ~~~~!?」と開いた口がふさがらない、久々に味わったこの感覚。
自分の息子、もう2期目だから、何いってもいいと思ってるのかなぁ。

せめて、遺体の身元はしっかりと確定してもらいたいです。
まさか、肌の色で差別しないでしょうね!!! 

国民性の差だけではないんだね

2005-09-09 00:05:22 | Weblog
ニューオリンズを始めとする、ハリケーン・カトリーナで被災した方々の様子をテレビやインターネットで観ています。
日本のテレビでは絶対に映りませんが、フランスのテレビ局のサイトで配信される動画を観ていると、浸水した街並みを浮いて漂っているのは、瓦礫だけではないことがわかります。
日本でも、台風14号の影響が九州や中国四国地方で甚大です。
命を落とされた方もいらっしゃいます。
いくら、科学が進歩しても、ITだのスペースシャトルだと言っても、自然の前には人間は太刀打ちできません。

今日も「ル・モンド」記事を読んでみました。記事のタイトルは 「日本人は、自然災害に対しては注意深く準備をし、市民としての対応ができる」です。

そうだと思います。
少なくとも、コンビニやスーパー、小売店のウィンドウを割って、略奪に入る人は、いたとしてもごくごく一部だろうし、避難所では、皆が我慢して、協力して秩序を作り出すと思います。

これは、農耕民族だ(だった)ということが大きく影響していると思います。
いくら丹精して作物を育てても、台風が来ればそれがゼロになってしまうこともあるわけで、そういうことを「仕方ないよ、相手は自然だから」と受け入れてきたのですよね、日本は。

だから、自然災害の前にはみなが平等で助け合う必要があるのだと、もうDNAの中に入っているような気がします。

でも、アメリカは違うのでしょう。
自分のことは自分で守る、と家の中にライフル置いている皆さんだもの、素直に避難したり、避難所で自分を殺して協力体制に入るとは思えません。

でも、簡単に、農耕民族と狩猟民族の差、と言ってはいられない、わたしたちがあまり知らなかったアメリカの深い部分を、カトリーナは見せてくれたような気がします。

ニューオリンズ州は「ジャズの都」とか「フレンチクォーター」とか美辞麗句で飾っているけれど、やはりソフトだけれど揺るぎのない差別を受けた州なのではないでしょうか。
軽々しく言ってはいけないというのは分かっているのですが、政府の対応遅すぎです。
街中を覆っている汚染された水による感染症で亡くなる人が出てきてしまうくらい放っておく政府って・・・。

宇宙行ってる場合じゃないだろ~~~!!!イラクで武装キャンプしてる場合じゃないよね。

ところで、オランダは堤防建設のエキスパートを派遣するという形で復興支援に参加するそうです。なるほどなぁ~~~と激しく納得。

昔読んだ童話で、堤防に開いた穴に自分の腕を突っ込んで、街を救った男の子の話ありましたよね。



エルメスも

2005-09-08 23:11:24 | ねこねこ
 エルメスが「どうせボクは捨て猫出身さ」とすねると困るので、載せます。体丸まっているので比較は無理ですが、黒と黄色ってやっぱり合いますね。
もちろん、エルメスもかわいいに決まってます。
もともとはエルメスが先住猫だったのですから。
エルメスは、今のところ、私の枕の横で寝るのが「マイブーム」みたいです。
なので、私は布団の半分から左に寝て、エルメスが陣取る分を空けてあげています。朝気づくと、私の顔の真横に黒い物体があるんです。
黒猫は目をつぶってしまうと、真っ黒!になってしまうもので 
パスカルは足元のド真ん中に、布団の長いほうの辺とは直角の体勢で寝ます。
ああ、私は、どういう体勢でねりゃいいんだよ~~~~ 

夜のラヂオ

2005-09-07 22:34:21 | Weblog
今日はずっとラジオを聴いています。

昼間は蒸し暑くても夜はすっかり風も涼しいです。
虫の声もしっかり聞こえる夜にラジオっていいですよ、いいよいいよ。 

決まりきったニュース番組の、いつもの司会者の顔を見ながら、とってつけたようなコメントを聴くよりよいような気がします。

思わず、ラヂオと書きたくなるくらい、存在意味がになりました。


勝ち組負け組

2005-09-07 21:53:15 | フランス語
フランスでは、日本での台風14号のことを何か伝えているのでしょうか?と思ってLe Mondeのサイトをチラッとタイトルだけみてみたら、ちょっと興味をひかれるタイトルを発見。
それは<Le Japon est devenu une société à deux vitesse>というものです。拙訳ですが<日本は2つのスピードの国になった>(ああ、直訳じゃん!)

「改革を止めるな」と決意に満ちた首相の選挙ポスターが張ってある一方で、「オレには関係ないさ」と笑みを浮かべてつぶやくホームレスがベンチに座っている、身の回りの道具一式を足元において・・・・で始まる文章なんですが、長すぎて難しすぎて途中で息切れ。

でも、今日の収穫は「勝ち組、負け組」をフランス語ではどう表現するのかが分かったということです。

勝ち組は<la tribu de gagnants(ラ・トリビュ・ドゥ・ガニャン)>直訳すると、手に入れた種族。反対に負け組は<la tribu de perdants(ラ・トリビュ・ドゥ・ペルダン)>直訳ですが、失った種族。

フムフム、ひとつ勉強になったぞ 




フランス語数字の勉強

2005-09-06 20:22:31 | フランス語
フランス語の数字。厄介です。
ニュース番組などを観ていても数字を言われるともうだめです。
例えば「アメリカ政府はニューオリンズ州に15000人の軍隊を派遣しました」とフランス語で言われるとします。
15000人は、15(千)と言い表します。英語もそうですよね。
でも日本語は1万5000人なんですよね。

なのでフランス語で言われた数字を頭の中で実際の数字に置き換えて、認識している間に、ニュースの話題は先へ先へと進んでいる、というのがいつものパターン。

これじゃダメじゃん!

というわけで、今はひそかに練習中。
それは、歩いているときに目に入る車のナンバープレートをフランス語で言ってみる、というの。

1から9999までしかないのですが、数字を3桁ごとに区切っていく方法をとっているフランス語の数字表記なので、千の位までに慣れておけば、後は応用が効くでしょう、と思っています。
(だって、10万は100(千)だし、1億は100(百万)だしね。

というわけで、車のナンバープレートを凝視しながらぶつぶつ言うおかしな女と化しています。