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中村哲さん

2022-06-18 20:56:37 | 平和

今日は新婦人で平和カフェ。

「中村哲さんとアフガニスタン」のDVDを見ていろいろ話すという内容。

井戸を掘り、水路を作り、とすばらしい行動をした人。

10年前に訪れたときには水路ができたばかりで、

まわりは真っ白(石ころや乾いた土しかない)だったのが、

今は木立ができ、草が生え、同じ場所とは思えないような環境。

水路だけではなく、学校やモスクも建設された。

中村さんをたたえるモニュメントもありました。

水路、モスクや学校があるところは平和なイメージでしたが、

そこを離れると、治安が悪いところになって、撮影も車内から。

 

離れたところの子ども病院は

劣化ウラン弾の影響か、生まれながらに腫瘍ができている子どもや、

爆弾のせいで手の先が失われた子ども(兄弟や両親はお亡くなりになっている)、

大やけどを負った子どもなどが入院していました。

 

避難した人たちが住むところは屋根がなく、

ビニールシートなどはないので棒を渡して布をかける屋根作りが行われていました。

夜間は零下20度にも気温が下がるそうです。

持ち物はヤカンと鍋とかまど。

台所のような独立した調理場ではなく、床に置いた竈に火をたいて、というスタイル。

子どもさんが熱湯を浴びたり、火に落ちたりしやすい危険な状態。

 

アフガニスタンは旧ソ連の侵攻や近年の『テロとの戦い』等で

国土は荒れ、人々の暮らしはガタガタになっていることを実感。

中村さんはそのなかで尽力されました。

そして『つくってあげる』ではなく、

現地の人たちが自分でもやっていけるように

指導をし、一緒に行動した。

視聴後のおしゃべりでは、ちょうどウクライナ問題があるので、それにも言及。

『迎え撃つ』ことでは戦争はエスカレートする一方ですよね。

恨みが恨みを呼び、泥沼です。

国土が荒れ果ててそれを再生するのにどれだけかかるんでしょう!

攻められないための外交努力こそが大切ですね。

そして『核の共有』!何を言っているんだ!

放射能被害で『遺伝子に異常が出る』、

私は以前これについては生まれる子どもに影響が出るんだと思っていました。

しかし、東海村の臨界事故(調べたら1999年9月の出来事でした)で知りました。

遺伝子に異常が出ることによって、

私たちが日々生きて古い細胞が新しい細胞に切り替わって行く時に

正しく細胞が産まれ変わることができなくなってしまう。

あのとき「亡くなった方の記録」的な本を購入しましたが、

細胞が再生しないから、だんだんと症状が悪化していく、つらい記録の本でした。

核兵器を使うと言うことはこういうことにつながるんだと思います。

広島の体験談でも、

最初はそれなりの反応を見せていた負傷者が

だんだん悪化して死んでいくというのがありました。

当時は遺伝子異常なんて言葉もなかったんでしょうけれど、

東海村の亡くなられた方と共通するところがあったように思います。

こんな非人道兵器を平気で『共有』と言う政治家って

自分だけは安全圏にいるエリートだと思っているんでしょうね。

 



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