10月15日の泉涌寺塔頭(たっちゅう)その1雲龍院
泉涌寺の総門入ったところ、楊貴妃観音堂の反対側に抜ける道があり、そこをテクテク。
林の陰にこんなもの。台風21号の爪痕でしょうか。
林の中に鐘楼。道の途中にぽつんとありました。
一部「解脱会の聖地」に迷い込みましたが、たどり着きました。
本堂に続く通路にあった観音像。「衆宝観音」羅刹の難を救う観音様とか。
くつろいだ姿勢です。
入り口。受付を済ませると見所マップをもらいました。
この図に基づいて歩きました。
新しい坪庭に観音石像、とのこと。
鴨川真黒石とのこと。
説明を細かく見ていないけれど、自然石が観音立像のようになっているみたい。
これは霊明殿の説明。
お堂の中に天皇像もまつられていました。
霊明殿の庭にあった灯籠。
徳川慶喜が寄進した灯籠とのこと。
白砂が菊。やはり「御寺泉涌寺」と思いました。
庭にあった水琴窟。
竹筒に耳を近づけると、すてきな音。
ここにも「菊」。
丸瓦も菊。
徹底していますね。
ここは泉山七福神の大黒さんの寺でもあります。
撮影不可なのでパンフレットから。寺の台所にまつってありました。
台所と大黒さん。もともと大黒天は寺の厨にまつられていた…
『古代インドの暗黒の神,摩訶迦羅(まかから)。
仏教では三面六臂(ろっぴ)異形黒色の忿怒(ふんぬ)神,戦闘神とされ,
のち袋を持った姿の厨房(ちゅうぼう)神とされた』
『インドでも 厨房・食堂の神ともされていたが、
日本においては最澄が毘沙門天・弁才天と合体した 三面大黒を
比叡山延暦寺の台所の守護神として祀ったのが始まりという。』
この走り大黒天には憤怒の相が残っています。
戦闘神が厨房(ちゅうぼう)の神になるって不思議ですね。
台所にまつるからお寺の奥さんを大黒さんというようになったとか。
う~ん これってジェンダー問題?