バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

朝 目が覚めること

2010年09月16日 | お仕事
それにしても、いろんなことがある職場だと思う。

今回起こったことは職場の話というよりも同じフロアで働いていた人の話になる。



今週の初めぐらいだっただろうか。

私は普通に仕事をしていたのだが、通路を行き交う人で
泣いている人がまばらにいることに気がついた。

何だか奇妙だな、と思っただけで私は仕事を続けていた。

少ししてからルイスが「聞いた?あの人らの涙のわけ。」と
キューブに入ってきた。

彼の話はこうだ。

シーラという女性が会計課に勤めていた。
彼女とは話はしたことなかったが、顔見知りではあった。

彼女のことで知っていたのは
彼女がとてもヘビースモーカーで、肥満だったということ。

そのシーラがその朝出勤してこなかったので
彼女の職場の主任が電話をしたところ誰も電話に出る様子がない。

変だなと思ったが、また後でかけなおそうとした。

数時間後、彼女の身内からの電話で彼女の死が伝えられた。

彼女は目覚めることなく、あっちの世界に逝ってしまったらしい。

彼女には持病があった。

睡眠時無呼吸症候群というのを聞いたことがあるだろうか。
(英語名:SAS(Sleep Apnea Syndrome))

寝息やいびきをかいて寝ていると思ったら、「...。」と言う感じに静かになり
それが10秒以上続いて突然、「んごっ!」みたいな衝撃的な音を立てる、あれである。

彼女の肥満が直に原因になったのかは知らないが、
肥満の人は非肥満の人に比べてリスクは3倍になると聞いた。

おそらく彼女は何も知らずに、その夜も次の日の準備をして寝床についたのだろう。

彼女は年は40中頃だと思っていたが、
もしかしたら30代だったかもしれない。

ルイスに、

「彼女こないだレンジでスープを温めてたよ。
彼女を見たのがあれが最後になるなんてね。ちょっとヒドイ話だよね。」

など言いながら、私の脳裏にはあるひとつのことがよぎった。


数ヶ月前だったか、
職場は違っても通路で顔を合わすことが多くなって友達になったダーリーンという女性がいる。

彼女といつもの世間話をしていたときだ。

私が「あのねー、今日は朝から全くついてなくてね。ちょっと凹んでるんだ。」と
言った私に「そんなの凹む理由じゃないよ。むしろラッキーだと思わんと。」
と言うのだ。


「だってあなた、ちゃんと朝に目が覚めたでしょう?」



そうだ。

そうなんだ。



嫌なことがあっても、その朝ちゃんと目が覚めた。

確かに嫌なことはあったとしても、
周りの家族や友達を悲しませることはなかった。

これだけでもなんとラッキーなことか。



これを読んでるみなさんについてない日があったとしても

「ま、いっか。今朝目が覚めたし。」

って言えるぐらいの余裕があることを心から望みます。


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ちょっと涼しくなってきたのでオーブンをブンブン稼動させて
こんなものを焼いてみた。



イタリアン ベイクドポテト&チキン

たくさん作っても、残り物は次の日のランチにできるのでお気に入りの一品。


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今朝も普通に目が覚めたケイエスですが、ちとショックを受けてます。
私の心の恋人ジョージマイコーが逮捕されたんですよ。
今度は大麻ですって。もー(哀)。
でもやっぱり好き~♪


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