バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

その後の飼い主

2021年09月06日 | 猫の話
なんだかとても久しぶりなような気がします。
皆さん、お元気ですか?
先日は沢山の温かいメッセージを頂きました。
心から、ありがとう。
ブログやってて良かったって思いました:)


あの日の夕方、フリちゃんをお世話になった獣医へ連れて行きました。

そこの獣医が彼女を保管してくれて、火葬の手配をしてくれるからです。


家に帰ってきてからは彼女の使っていたフードボウル、
爪とぎ、おもちゃ、それから彼女が最後までいたバスルームの簡易ベッド、全てが目に飛び込んできて
しばらくはハニバニと泣いていました。


次の日の私の顔が酷いことになっていて、
私に似た違う人の顔になっていて、なんだかシュールでした。


そういえば、旅立つ数日前から彼女はもう固形のフードを口にしておらず、その結果ウンチもずっと
してませんでした。ハニバニがそれをすごく心配していたのだけど、彼女が息を引き取る数時間前に、
小さな小さなウンチをしてくれました。下痢ではなく、固形のウンチでした。


まるで、ずっと心配していたハニバニに、「心配ないよ。大丈夫だよ」と言っているみたいに。


どこまでも飼い主思いな良い子でした:)


号泣しているとハニバニが、
「彼女は天命を全うしたって考えても良いんじゃないかな。あんなに頑張ったんだよ」と言ってくれて、
そうか、そういう考え方をするのも悪くないなと思ったのです。


以前、私はブログでこんなことを記事にしました。

OGPイメージ

覆水を盆に返す - バージニア労働者

あのね、最近本当によく考えることがあって、それがなんかあまりにも深すぎて哲学みたいだから、ここで話してちょっとおちゃらけたい。じゃないと重く...

覆水を盆に返す - バージニア労働者

 


もしかしたら彼女はもっと前に旅立っていたのかも知れなくて、その時に私はきっと『時間を少しだけ
戻せたら』って嘆願したのかも知れない。


彼女がくれた最後の一ヶ月がそれだったのかも知れないと、今ぼんやりそう思います。


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未開封のフードと未使用の猫砂は、獣医が引き取ってくれるのでそこに持って行きます。


その未開封のフード、
彼女が全く食べなくなってからも二人でどうしたら彼女が食べる気を起こしてくれるか模索していて
私はほぼ諦めていた感じだったけど、ハニバニが「これはきっと美味しいよ」「きっと喜ぶよ」と
楽しそうに色々買うのを見ながらそれを引き留めることが出来ませんでした。


結局食べてもらえなかったけど。


猫砂ボックスや、簡易ベッドは片付けましたが、
爪とぎとフードボウルは同じ場所にまだ置いています。


窓際のベンチもそのままで、
毎朝新鮮なお水をあのガラスの器に入れて朝日が当たるところに置いています。


今までと全く同じ風景の中に、彼女だけいないのが非常に残念。


そういえばこないだ久しぶりに、駅のホームの酔っ払いリスが遊びに来ました。



ハロー久しぶり。




今まで通り、窓をバシバシ叩いて
エサが空になっているのを知らせてくれました。


毎日、新しい日は巡ってくるんですね。








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