バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

フリちゃんへ

2021年09月04日 | 猫の話
大好きなフリちゃんへ


フリちゃんが旅立って急に涼しくなったよ。
まるでフリちゃんが夏を一緒に連れてったみたい。


ハニバニが、あの子は寒いのが嫌いだから
飛んでく時に夏を掴んで持ってったんじゃないかって言ってたよ。


フリちゃんが旅立って、
家の中がすごく静かになっちゃった。


16年と4カ月。


今思えばあっという間だったよね。


フリちゃんがうちにやって来たのが16年前の夏。





豆みたいに小さくて、可愛かったなぁ。





どこで寝たいのかわからなかったから、適当に毛布を敷いておいたらそこで一晩一人で寝てたね。
その次の日からは一緒にベッドで寝始めたんだよね。
家族の始まりでした。





フリちゃんは丈夫でなんでも食べて、どんどん大きくなりました。



優しい二等辺三角形みたいね:)


あっという間にミディよりも大きくなっちゃって。


一度お口の中に怪我したぐらいで
他に大きな怪我も病気もなく育ったよね。





あれから楽しかった時間は流れて、
いつの間にか若かったフリちゃんは私たちの年齢を超えてしまった。








そんなに急いで年を取らなくてもよかったのに。





フリちゃんが旅立ってからハニバニがね、
めっちゃ明るいんだよ。


なんだろ。
空元気なんだろうなって思ってたんだけどね、
あれはすっかり気力をなくした私を励まそうと必死になってるんだって気がついたよ。


ハニバニが静かにベッドに横たわっている時
彼も泣いててね





フリちゃんはハニバニが寝る時は
ほとんど横でくっついていたもんね。


『フリスキーは体温が高くて暑い!』といって、フリちゃんのことを「エンジンさん」と呼んでいたけど
私がフリちゃんの温かさが大好きだったように、ハニバニもきっと大好きだったのね。







寂しくて辛いのは、ハニバニも同じ。
私も彼を励ましてあげないとね。



そういえばフリちゃんが旅立った夜、
今更気が付いたことがあるんだよ。


フリちゃんが空が大好きだった理由。





フリちゃんの名前の中に空『SKY』があるね。


FRISKY


どうりで好きだったわけだ。










フリちゃんが大好きだった窓辺に
今日も朝日が差してて、気持ち良さそうなの。





朝日を浴びるフリちゃんは綺麗だったよ。


その窓辺にね、今でもフリちゃんが好きだった暖かいお水を置いているから、いつでも好きな時に
こっそり飲みにおいで。





フリちゃんはそこにいなくなったけど、
ハニバニがその窓辺を見て笑ってた。
「フリスキーがきっと喜ぶね」って。


そういえばミディにはもう会えたかな?
フリちゃん、ミディが大好きだったもんね。





ミディと一緒にフリちゃんのそっくりさんがいると思うけど。それがペプシだよ。



ペプシ

フリちゃんよりも少し大きいかな。
きっと仲良くなれると思う。
うちで育った子はみんな性格が良いのです:)
私たち飼い主は、本当にラッキーだったなぁ。


あ、忘れないうちにこれを言っておくね。


16年前、
フリちゃんをブリーダーさん家から連れて帰る時にね
それまで寝てたフリちゃんのお母さんが急に起き上がって、うちらの後を鳴いて追いかけてきたんだよ。


「私の子供をどこに連れてくの?」


みたいな、そういう不安な顔してた。
その顔を見た時にね、私ものすごく申し訳なく思ったけどその瞬間に、フリちゃんを責任持って必ず
大切に幸せに育てますからどうか心配しないでねって約束したのよ。








フリちゃんが旅立った時、
お母さんとの約束を果たすことができたんだなって
フリちゃんの安らかな顔を見てたら、そう思えた。
もう涙が止まらなかったよ。


ずっと寂しくてまだ泣いちゃうけど、
フリちゃんの残してくれた沢山の思い出を胸に
私もハニバニも、もう前を向いて歩くね。


いずれまた虹の橋で会いましょう。


フリちゃん、ありがとう。
そして、お疲れ様。
私たちはこれからもずっと家族だからね。


またね、フリちゃん。







.
コメント (9)