バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

Made In China をめぐって

2008年03月01日 | アメリカ生活
                   




数日前に母に話して、彼女を驚愕させた話。

私はスーパーで、一週間分の食料品を日曜日にまとめてする。

月曜日の夕飯の献立に魚料理を入れていたので、なにかいい魚はないかと、シーフードデパートメントに立ち寄った。

アメリカのスーパーの魚売り場って、日本のに比べて本当に小さいし、鮮度も全く違う。
それだけアメリカ人には魚介類ってポピュラーでないのか。

ちょうどその日、新鮮そうな魚がなかったので、冷凍の魚の切り身を買って帰った。

そして、月曜日、ちょうどよく解凍されたその魚を料理して、ハニバニと食べていたときのことだ。

「うぇ!骨がある!これ、普通のフィレ(切り身)だったら骨って抜いてない?」と夫。
「そうだよね。ちょっとパッケージ見てみる。なんか骨の注意書きってあるかも。」と、パッケージをチェックしたところで、
信じられないものを見た。

その箱には、

Product of USA/CHINA

と記入されたあったのだが、私が「信じられない」と言ったのは、Chinaの文字ではないのだ。食品に中国製の物が使われているのは、アメリカではしょっちゅうなのだから。

私が信じられなかったことは、そのCHINAの部分だけ、黒いごっついマーカーか何かで、塗りつぶされていたことだった。

これって日本では「改ざん」って言われる行為じゃなかったっけ?
それを堂々と、マーカーでやっている。なんと原始的なことか。

日本のワイドショーが食いついてきそうな出来事だ。

でもどうしてそんなことをしなければいけなかったのだろう?誰が?

最近はアメリカでも「China Free」(中国製ではありません)を掲げるお店があるとか。

上の挿絵はネットで見つけたのだけど、『中国は粗悪品を作る。アメリカ製を(買おう)!!』というものだ。

食べ物、品物が「Made In China」だと、顔をしかめる人は、日本はもちろん、アメリカにも増えてきた。
だからあの改ざんは、Chinaと言う文字が、あまり良い影響を与えないからということ故の行為だったのか。

でもねー、マーカーで消していても、十分読めるよ...。

その話を聞いた母はびっくりして、メールで「まさかあんた、その魚、食べんかったでしょうね!」と送ってきたが、

...完食しました。


日本では、毒入り餃子事件以来、消費者はパッケージに記されている「○○産」という文字を必ず確かめる人が増えたそうだ。
私はそういうことに、きわめて疎い、というか、落ちこぼれな主婦というか、あんまり気にしてない部分はあった。

それにしても、ここアメリカで暮らしていて、中国産でないものを買うのはけっこう大変だ。

品物だと、ちゃんと「Made In XXXX」と記されているけど、食べ物は詳しく書かれてない物が多いと思う。

神経質になるだけ、疲れてしまうような気がするのだ(やっぱり主婦落ちこぼれか)。

しかも、アメリカには中国人が作る「Chinese Food」が、ものすごくたくさんある。
アメリカ人はチャイニーズフードが大好きだ。

この落ちこぼれ主婦も、実はそうなのである。

チャイニーズフードは忙しい主婦たちの見方なのだよ。

中国製を嫌っていても、チャイニーズフードは別の話...というのが、矛盾していて、それでいて面白い。



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