バージニア労働者

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ケイエスの転落と反省

2009年12月20日 | アメリカ生活
タイトルどおり、ケイエス、階段から落ちました(恥)。
でも全くたいしたことないっす。心配なさらぬように。



事の発端は金曜日午前3時。
空腹を訴える彼女らに誘われてキッチンへと降りるため、
階段を降りようとして、足元を滑らして一気に1階へ。

左側を下敷きに、それは急な山肌を滑り落ちる丸太棒の勢いで急降下したものだから
のんきに先頭になって階段を下りていた彼女らはすごい勢いで逃げてった。

手すりには手がもう届かない状態であったため
滑り落ちる体を止めることが全く出来ず、階段のおしまい、つまりは1階に
到着したところで降下が止まった。

あまりの苦しさと痛みで、肋骨を折ったかと思ったが
呼吸を整えると動くことができた。

「ああ、どうやら骨折はしていないらしい。」

と安堵した瞬間に今度はすごい吐き気がやってきた。

後から職場の人に聞いた話では、
これは軽いショック状態で、急激に血圧が変わることで吐き気がやってくるのだという。

体の痛みというよりも、その吐き気のせいで立ち上がれず
階段に座ったまま数分すごした。

もう逃げていった彼女らが空腹を訴えて回りをうろうろすることはなかった。
それにしてもどこへ逃げてったんだろう?

吐き気が遠のいたら今度は痛みの感覚が蘇ってきた。
ソファーまで歩いていけたので、やっぱり骨折はしてないと思う。

ここでこうしてても意味がないので2階の寝室へと戻る。
骨折してないことに感謝する。

いつもの起床時間になり、起き上がると、予想していた痛みがあった。
それでも「骨折してない」ということだけで、気分が強くなる。
人間というのは、心の持ちようでこんなにもしっかりできるものなのか。

キッチンに行ったら行方不明だった彼女らが、ビクビクしながらもやってきて
普通に朝ごはんを食べてった。

彼女らにも気の毒なことをしたと思った。

ハニバニが起きてきて、普通に「おはよう」と言う。

その朝の出来事を一部始終話すと、とてもびっくりしていた。
びっくりしているのはこっちの方で、あんなすごい落下音を立てたのに
それに気がつかないとはどんな神経だろう。

もともと彼は寝るときに耳栓をして寝るので余計な音は遮断できるが
あの落下音が聞こえなかったとは。

「何で叫んで僕を呼んでくれなかったの?」とハニバニが尋ねる。

骨折してない、動ける、とわかった時点で彼の助けを呼ぶ必要がなかったから
起こさなかっただけだ。

思えば私の独立心も相当なものだ。(ちょっと自慢)

その日は普通に仕事に行き、有休をとっていたので
昼まで仕事して家に帰った。

ケイエスの負傷話は、これでおしまい。

***********

実は私以外に負傷していたのがいた。














ミディ

昼に家に帰ると、キッチンのフロアに点々とする血痕を見つけた。
大きさはとても小さく、出血も大量とは言いがたいが、明らかに血のようだった。

今朝の出来事が何もなかったかのように走り回って元気に餌を食べる
彼女らを見て、遊んでるときにどちらかがどちらかを引っ掻いたかしたのだろう。

そんなふうに思い、特に気にはしていなかったのだが、
昼過ぎに左足の指をしきりに舐めるミディに気がついて私の想像を打ち消した。

左足の一本の爪が剥がれかけているのだ。
すぐに獣医に電話して夕方の予約をとった。

今朝、私が転落した時そういえば彼女らがすごい勢いで逃げてく音を聞いたっけ。
逃げるときにどこかに引っ掛けたか。

夕方になってから、ハニバニがミディを獣医に連れてった。

「あら。ミディには当分会わないだろうと思っていたのに。」と
言うDrアリシアに、

「全ては妻が悪いのです。」と言って今朝の一連の話をし、
ミディは麻酔を打ってもらって、ブラブラにくっついてた爪を抜いてもらい
痛み止めと一緒に帰ってきた。傷がきれいに処置されていた。

包帯ぐるぐる巻きで帰ってこなかったことでちょっと心が救われた。

余計な爪がなくなってすっきりしたのか、箇所を舐めることもなくなり
普通に走り回っているミディを見て、
私はわざと階段から滑り落ちたわけではないが、心から今朝のことを侘びた。

あれから私は階段を下りるとき、一歩一歩を踏みしめるように下るようになった。

自分のちょっとした不注意で、自分だけならともかく
他の家族をも巻き込んで痛い目に遭うことがあるのだということを実感した。


獣医から無事に戻ってきたミディ

ごめんね、ミディ。本当に本当にごめんね。

私の体の左側には、大小のナスビのような内出血が出来たが
そんなの、もうどうでもいいと感じながら、ミディの背中を撫でた。

************
ワシントンDC地方、すごい豪雪でした。次回はその話をします。

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。


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4 コメント

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ビックリ!! (りん)
2009-12-20 22:24:23
大丈夫ですかっ!!
んもぉ~、びくりしましたよ。
お嬢たちはさぞかしビックリした事でしょう。。。
なんか想像出来る。。。。

とにかく、みんなが無事で良かった。
気をつけましょうね。

ワシントンの雪。。。ニュースでやってましたよ。
すごい雪。。。気をつけてくださいね。


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ケイエスさんは (やまちゃん)
2009-12-21 09:13:47
怪我がなくてよかったですけどミディちゃんの爪が
取れたことは大変でした、ニャンズの1番の武器ですからね、
身を守れなくなっちゃう。
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りんちゃんへ (ケイエス)
2009-12-21 09:31:32
いや~、私もびっくりしたけどさ、一番びっくりしたのはお嬢たちだったので申し訳なくてね~
私はもう大丈夫だよ。
ミディも全く舐めもしなくなったしね。
でも痛み止めは決められた量はあげてるんだ。

こっちの豪雪。こっちに住んでもうそろそろ10年になるんだけど、
これほど積もったのを見るのは初めてかも!
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やまちゃんさんへ (ケイエス)
2009-12-21 09:33:17
ありがとうございます!
ミディもすっかり大丈夫ですよ。
やっぱりね、いくら室内で飼われてる猫っていえど、爪がないと可哀想で。
しかも性格の悪い(笑)フリスキーにぶん殴られそうになったら
自慢の爪で「しゅぱ!」と防御もせんといけんでしょうから。
私が守ります(笑)
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