秋の香りの代表格かもしれません。この樹の相当遠くからも風に乗ってさわやかな独特の芳香が流れます。花は写真のようにごく小さいですが、葉腋付近の枝から直接咲いているようにも見えます。写真は自宅で10月14日に撮影しました。
つくば実験植物園の咲いていました。筑波山などでも自生している5弁の淡黄白色の美しい小さな花です。キョウチクトウ科のつる性の常緑低木で、名前の由来は、能の「定家」からきているとされます。花にはジャスミンのような芳香がありますが、枝を切った際に出る乳白色の汁は有毒と言われています。写真は10月8日に撮影しました。
つくば実験植物園の海岸植物展示区画で咲いていました。草丈は低く美しい薄紅紫色の花が咲いています。我が国には主に太平洋側の海岸の崖や砂地で生育しています。花は夏から秋にかけて咲きます。花の美しさから家庭の花壇でも植栽されており、自生地での絶滅も危惧されています。写真は10月8日に撮影しました。
つくば実験植物園も酷暑の夏を乗り越えて急に秋めいてきました。中でも毎年美しい紅葉を見せてくれるマルバノキがあります。丸みを帯びた葉が赤い美しい色に染まります。本格的な秋の季節を感じます。この木の近くに香木で有名な桂の木がありますが、近くを歩くだけで、ケーキ屋さんのような甘い香りを漂わせて癒してくれます。写真は10月8日に撮影しました。
つくば実験植物園の文化の植物展示区画で多くの菊の種類の中で咲き始めていました。淡青紫色のよく見かける野菊の一つです。初秋から野山の道端で咲きます。古くから仲秋の頃の菊を愛でる行事や歌に詠われた花です。写真は10月8日に撮影しました。