つくば実験植物園で今年もらん展が行われました。初日に訪問して撮影した印象深いものをご覧いただきます。暖かくなって屋外の花が咲き始めたため、春を撮影するのに忙しくなりましたが、つくばらん展は、すぐ近くで花を観察し、香りを感ずることができるので、素晴らしい展示会です。最初は、「Paph.micranthum」です。独特の花の形がひょうきんに見えます。写真は3月16日に撮影しました。
筑波山に生育するウグイスカグラの固有種だと説明されています。通常のウグイスカグラは、薄紅色をした花ですが、この種は白色の漏斗状の花ですね。初めて見ました。つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で咲いていました。実は熟して橙赤色になると図鑑に記されていました。
つくば実験植物園で美しい青紫色の花を咲かせています。直ぐ近くに花の色がやや薄いものもありますので、花の色違いもあるようです。日本海側に自生するミスミソウは、葉や花がやや大きい事からの和名のようです。古来「雪割草」と言って、雪解けの頃咲いてくる場面が小説などに出てきますが、雪割草はミスミソウやオオミスミソウなどの総称と聞いています。写真は3月26日に撮影しました。
つくば実験植物園の入り口近くにオウバイの隣で咲いています。緑色のつる性の枝が長くしだれるように伸びており、その枝に写真のような黄色い花が咲いています。花がオウバイに似ているからの呼称だろうと思います。別名は「ウンナンオウバイ」と図鑑に出ていました。写真は3月26日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で見つけました。枯葉がある地面近くでひっそり咲いていますので、つい見過ごしてしまいそうです。ボランティアの方に教えて頂いて撮影しました。日本の固有種で、鹿児島県徳之島や沖縄島・石垣島北部・西表島などに生育しているようです。絶滅危惧IB類(EN)に指定され、保護されています。つくば実験植物園では、屋外に植栽して関東の寒さにどれだけ耐えれるのかも研究していると聞きました。写真は3月26日に撮影しました。