つくば実験植物園で展示されていました。奇妙な形状をした花です。ブラジル原産のウマノスズクサ科の熱帯植物です。紫色の斑点模様は異様な感じを与えます。オーストラリアなど熱帯域で帰化して増殖したため問題になっていると記されていました。ハエを袋状の花の中に閉じ込めて媒介させる花で、翌日になると花が萎れて口を開き中にいたハエは外に出るそうです。変わった繁殖形態をする植物です。写真は10月8日に撮影しました。
つくば実験植物園の文化の植物展示区画で、菊などとともに展示されていました。菊はまだ咲きませんが、カシワバハグマは、可憐な花を咲かせていました。わが国固有の植物で、野菊の仲間として古来秋の植物として愛でてきました。写真は10月8日に撮影しました。
つくば実験植物園のつくば山周辺の植物展示区画で咲いていました。本州・四国・九州に広く分布するシソ科の多年草です。広葉樹林の林床などに生育しており、山歩きをすると秋に道端でも見かけます。淡黄色の可憐な花が房状に咲いています。説明によれば、「トラマルハナバチ」が花粉を運び受粉を助けているそうです。写真は10月8日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物展示区画で今年も咲きました。やや小ぶりですが、白地に紫色の斑点のある模様がとても美しいので、毎年この花を見るのが楽しみです。台湾や沖縄の西表島に分布しているユリ科の多年草です。日本の本州などに自生するホトトギスと似ていますが、花が小ぶりで茎の頂部につくのが特徴です。写真は10月8日に撮影しました。
芙蓉の花や酔芙蓉の花を見るようになると晩夏だなーと思いますが、仲秋になって、花が少なくなっていよいよ花期も終わりの感じになります。アオイ科の落葉低木で長い花柱が独特です。酔芙蓉は、朝は白色をしていますが、昼間から酒を飲んでいるのでしょうか、昼を過ぎるころから赤みを帯びて妖艶な姿になり、夕方には紅色になって萎んでしまいます。まさに一日花で短い生涯を終わる寂しさも兼ね備えています。写真は霞ケ浦総合公園で10月3日に撮影しました。
花が少ない夏の時期にさわやかな色をした花を咲かせます。別名を夏菫とも呼ぶようですが、まさに名前の通りの感じがします。写真は、19月3日に霞ヶ浦総合公園の花壇で咲いているのを撮影しました。そろそろ花期の終わりを迎えようとして花が少なくなっていました。
今年は酷暑であったためでしょうか、野原で咲くヒガンバナが遅いように感じます。例年だと、関東地方では秋のお彼岸の頃には咲いている半のハズですが・・今年は9月末頃からの開花でした。写真は霞ケ浦総合公園の池の畔で咲いていたものを10月3日に撮影しました。
霞ケ浦湖畔にある霞ケ浦総合公園のネーチャーセンターの外側にあるグリーンカーテンとして使われていました。3㎝位の可愛い実がなるつる性の植物です。花は写真で見るように繊毛が多いきれいな5弁の雌花です。球状の実は熟れてくると赤く色づきます。この植物は、熱帯と亜熱帯に広く分布しており、わが国では、沖縄など琉球列島に自生しています。写真は10月3日に撮影しました。
霞ヶ浦総合公園のあちこちで垣根のように植栽されています。甘い香りがしてつい近寄って撮影してしまいました。スイカズラ科のツクバネウツギ族の常緑低木で、花は夏から秋まで長い間咲きます。垣根として植栽する家も多いのでよく見かける花です。別名を「花園衝羽根空木」とも言います。なんといってもこの甘い香りが魅力です。写真は10月3日に撮影しました。
近くの茨城大学農学部の構内で数本ある桜樹に写真のような淡白紅色(蕾以外は、ほぼ白い花にも見えます)の花を咲かせています。小輪ですが、存在感のある八重咲または一重咲きです。毎年10月頃から咲き始め、寒い冬にも数輪を咲かせています。春にはまたやや紅色の濃い花を咲かせますので、年中花を見ているような気になります。10月頃に咲き始めることから10月桜とも呼ばれています。四谷駅から徒歩で数分麹町方向に歩くと小さな公園がありますが、そこにもこの桜が数本あり、毎年咲いています。今年は酷暑の夏でしたから遅れるのかな?と思っていましたが、10月に入ると咲き始めていました。自然の営みは素晴らしいですね。
つくば実験植物園で美しい花を咲かせていました。夏から初秋にかけて、関東地方以南の海岸地域の野原や岩場に生育しています。花が上向きに咲くのが特徴で、ノカンゾウに似ていますが、海岸近くの植物に特有の葉に厚みと光沢があります。説明によれば、かつてはユリ科でしたが、今はススキノ科(xanthorrhoeaceae)となっているそうです。写真は9月17日に撮影しました。
9月29日付の読売新聞地方版に掲載されたとても珍しいリュウゼツラン属の多肉植物「雷神」です。花は黄色い色をしています。この花は、昔から「花の咲く時にご縁があった人は、まさに幸運をつかんだと同じ」と言い伝えられていると記されていました。雷神の花は、生涯1回だけ花を咲かせることで知られ、この雷神の花を手に入れた人は、自分の想い、欲望まで、雷神の力によってかなうと言われているそうです。珍しい花を観ましたのでご覧ください。写真は10月2日にお店(つくば市並木3丁目商店街の薬屋さん)の方に断わって撮影させていただきました。