つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室で展示されていました。ブラジル原産で、ヒガンバナ科ヒッペアストルム属に分類される球根植物です。野生種には各種の色の花を持つものがあります。写真は『パピリオ』で、緑色や茶系紫色の筋模様があります。これらの原種(野生種)を園芸用に品種改良したものが、『アマリリス』として販売されるものです。ヒッペアストルム属と言われる前は、アマリリス属と呼ばれていたので、通称アマリリスとして呼ばれることもまだあるようです。写真は3月5日に撮影しました。
つくば実験植物園の熱帯雨林温室で咲いています。初めて見たときは、その美しさに足が止まり、しばらく見つめていました。名前の通り翡翠色をした花(正確には、萼筒や花柄が翡翠色になります)です。フィリピン諸島固有の植物で、絶滅が危惧される貴重なものだと説明されていました。つくば実験植物園では、受粉を人工的に行って、大きな莢状の実がなります。写真ではなかなか本物のような色が出ませんので、機会があればぜひ直接ご覧ください。写真は3月5日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物管理温室で初めて見かけました。近畿地方以西の山地谷沿いなどに生育するシソ科の多年草ですが、近年鹿児島などでは激減しており、準絶滅危惧植物として指定し保護されていると記されていました。関東地方の方には珍しいと思います。写真は3月5日に撮影しました。
つくば実験植物園では各種柳が植栽されています。ネコヤナギもその一つで春先に銀色に輝く花芽を観るのが楽しみです。子供の頃河原へ出かけてよくこの柳を見たものでした。もうすぐ花が見えるようになります。写真は3月5日に撮影しました。
つくば実験植物園のサバンナ温室で見かけました。南アフリカ(ケープ州)などに分布する植物で、春に花を咲かせ、夏は枯れて休眠する珍しい植物のようです。白い花が綺麗ですが、多肉質の塊が地面近くに伸びて長い刺もあり、奇妙な形をしています。写真は3月5日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物管理温室入り口のバックヤードで初めて見ました。関東以西の森の薄暗い場所でも白い美しい花を咲かせる多年草のようです。ごく小さい白いロート状の花を咲かせていました。写真は3月5日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧植物管理温室で展示されていました。ごく小さな花が咲いているのですが、拡大に限界があるカメラでは明瞭に撮影できませんでした。2011年3月に奄美大島で発見され、2016年2月につくば実験植物園の研究成果として新種登録がされました。すでに存在が確認されている屋久島のヒメチャルメルソウの近縁ですが、全体的にやや大きく、花には部分的に花びらがある・・大変貴重な希少植物であると説明されていました。虫眼鏡で見ると確かに花びらが確認できます。もう少し開花が進めば、チャルメルソウ(チャルメラに似た形状の花から名づけられた)らしくなると思います。良い写真が撮れたら差し替えます。
鮮やかな赤紫色をした花びらがとても印象的な花です。毎年つくば実験植物園の熱帯山地雨林温室で見ることができます。このツツジとモチツツジを交配させたものが、ヒラドツツジと言われています。奄美大島、沖縄島、座間味島、渡嘉敷島などに分布していますが、個体数が激減しており、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定して保護されています。