鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『放蕩息子の帰還』~不条理は、極まれり・・・。

2010-12-06 21:15:25 | Weblog
今・・・冬なんだろうか・・・???なんだか春みたい・・・な穏やかな師走の一日。


以前から、不思議に思っていたことがある。
新約(・・・でよかったのかどうか?)聖書の記述にある『放蕩息子の帰還』。

オカネまで、貰って(生前贈与?)、出て行った放蕩息子は、好き勝手して、貰った全財産を使い果たし、困り果てて、老いた両親のモトへ帰ってくる。
父親は、よく帰ってきてくれた・・・と、放蕩息子を迎えけれども。
真面目に父親に従い、働いてきた真面目な息子にとっては、面白くないでしょう・・・。真面目に父親に仕えてきた自分は、一体なんなんだろうか・・・???

ようするに、真面目に働けば、バカを見る・・・???って教訓ですかね・・・。

そう思っていたら、どうも、違うみたいなのだけれど、要するに、『神様』は、どんな人間でも、どんな悪い?ことをしても、ちゃんと救って下さる、お心?の広い方なのだ・・・ってことなんでしょうか?

でも、そしたら、やったモン勝ちで、ヒトに迷惑かけても、なんでも許されちゃうんでしょうかね?

・・・旧約(・・・でよかったのかどうか?)聖書での、カインとアベルは、どうだろう。
一方の貢ものは、受け入れられ、一方は、拒否される。
コレって矛盾していませんかね?
拒否された理由は、なにひとつ書いていない・・・。
納得がいきませんよねぇ・・・???


世の中、こうした矛盾だらけで、結局、真面目な人間と不真面目な人間の二通りあって、真面目に働いている人間を喰いものにする、人間がいるってことの教訓ですかね?
そして、『神』だと言われる存在は、『真面目なよいひとを、喰いものにする人間』を好むってことか・・・。

なんだか、やりきれない気がする。

最近、そんなことばかりですかね。身辺は・・・。