NTT病院の前にある、割烹「純」。
1年半ぶりに顔を出したものだから、おかみさんが喜んでくださって、「まぁ、どうしてたん? 心配してたんよ~!」って。
「もう~、これからは、せめて半年に1回でも顔を見せて、な!」
桃谷の商店街で開業して30年、このお店を買い取ってはや10年目。
常連客も多く、皆に「おかぁちゃん♪」と親しまれる気さくな人柄が魅力の丸田純さん、は~い、度々お邪魔しますぅ。
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割烹「純」のお弁当(1500円)は、旬の野菜を意外な味付けでおいしく食べさせてくれるのが魅力の逸品だ。
抗がん闘病中の私は、この味に惹かれ、度々病院を抜け出して楽しんだ。
「近いうちに死ぬんだもの、体に良いおいしい物をいただかなくては!」と思っていたのだった。
自らを【死に行く身である】と自覚しているのに、「体に良い食事をしよう!」と決めていた自分のアンビバレントな日々が、ほんと、笑える~。
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17年目の乳がん検診と16年目の卵巣がん検診。
「普通は10年で切りますけどね」と、乳腺外科の中野Drに言われ、「先生、次のがんを見過ごして転移・再発の告知を受ける悔しさを、再び味わいたくないのです!」と訴えた。
「先生も、がんを病んでみてください。この気持ち、分かっていただけると思いますぅ」
そんなやり取りで始まった午前10時半の乳腺外科外来。
「あら? このフィルム、私のじゃありませんよ! . . . 本文を読む
2月24日(火)
場に引かれていく羊の心境で、小雨そぼ降る桃谷の街を行く。
雨に濡れているNTT西日本大阪病院の4階の病室が見えている。
まもなく、入院になるのかなぁ?
今回は、放射線照射で一点突破作戦かしら?
NTT西日本大阪病院なんて、なじみにくい名前でなく、私にとってはあくまでも前名の大阪逓信病院だ。
16年前に、この病院で激烈な抗がん治療を受け、体はへたばったが心は闘う高揚感 . . . 本文を読む
老女の闘病日記・日に新た日に日に新たなり
人はなぜ、病むのか?人はなぜ生きるのか?なぜ、死ぬのか?