🎵 【余命半年】から２６年目の卵巣がん検査。 これで死ぬまで安心(かも？)！

１月１６日(水)　曇時々雨

早朝７時台の特急で大阪警察病院に向かう。

昨年の晩秋に「乳がんの骨転移」を疑われ、思いがけないことに、いささか驚き慌てた。
まさか、術後２６年を経て骨転移を告げられる、心づもりが全く無かったからだ。

乳がんの主治医・桃谷の吉田哲也先生(ヨシダクリニック院長)と糖尿病の主治医・布施の鈴木俊伸先生(鈴木診療所院長)にご紹介いただき、ＮＴＴ西日本大阪病院で受けたもろもろの検査結果を照合して、「このたびのホット・スポット(がんの影を疑われた黒点)は、がんではないとの結論に至りました」ということになったのだけれど、骨転移が一件落着を見たら、今度は２６年前に３期５か所転移で見つかった卵巣がんの予後が気にかかり出した。

吉田先生にお願いして紹介状を書いていただき、今日の警察病院受診となったものだ。
大ホールの真ん中に大きなアトリウムを作り、その人工空間に生木や植栽が生き生きと植えられていて、心が和む。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

まずは、血圧測定だ。
腹式深呼吸を３回繰り返して、おもむろに腕を差し込む。

産婦人科は、部長以下９人のドクターが配属される陣容でさくらの外来は神野友里先生。
３０台と思しき小柄な女性で、ハキハキした物言いに好感が持てる。

内診ののち、ＣＥＡ、ＣＡ１９－９，ＣＡ１２５を調べていただき「検査の結果は１時間後に出ますよ」と言っていただき、お言葉に従って１時間後、「大丈夫です。すべて範囲内の数値、マーカーは一つの指標ですが、今のところ何の問題もありませんよ」とうれしい診断をいただいた。

２６年前、余命半年のがんを病んだ私の、たとえばＣＡ１２５の数値は、上限値３５の６１倍、２１３４を示し、生きた心地もなかった。

毎日、自分の死ぬ日を数え「それまでに、あれをしなければ、これもしておかなければ」と強迫観念の中で生きていた。

あれから２６年。
信じられないけれど、私は生きている。

否。
生かされている。

「ありがとうございますぅ。これでもう、死ぬまで卵巣がんを気にしないで生きます」

神野先生は、朗らかな笑顔を返してくださった。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　

午後は友人の車で寝屋川に走り、帰途、「あらら、守口生野病院！」

さくらは、３０年前の記者時代にサンケイリビング紙の京阪版編集長を務めていた２年間があり、京阪地区と呼ばれるこの地の興味深いヒト、モノ、コトに魅せられて取材が楽しくて、我を忘れた経験がある。

生野病院の生野照子先生もそんなおひとりであった。

物腰柔らかく、患者に寄り添ってくださるうれしいドクター♪
のちに、大阪府の医療関係の審議委員なども務められ、地域社会に貢献もしておられた。

今は年賀状のやり取りのみになっているけれど、懐かしい嬉しいご縁をいただいた。

車は、あっという間に生野病院の前を通り過ぎてしまったけれど。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　

「わぉっ、くれおーる！！」
京橋に差し掛かったおり、街並みの中にひときわ目立つ名代たこ焼き・くれおーるの看板が見えてきた。

皆さま、くれおーるをご存じでしょうか？

実はさくらこと、昨年の１２月に雑誌『経済界』の世田徹・前関西支社長煮お引き合わせいただくまで、河西芙子会長が創業なされた関西随一の粉もん人気店であるとは存じ上げなかった。

黄色に赤い文字が良く目立つ人気のたこ焼き屋さん…
くらいの理解であったのだ。

それが、今年１月１２日(土)のテレビ朝日の特番『ニッポン視察団「冬の最強ジャパンフード」ベスト３０』の第１位「たこ焼き」で紹介されたんですって。