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2月28日(金) 曇
逝かれた病友は、太陽のような笑顔良しのおおらかな佳人であった。
在りし日の風姿を思い、ご仏前に線香『太陽』をお届けしたのだけれど、夫君・勝敏氏が思いがけず、天下の銘酒・獺祭の一升瓶を返礼にしてくださった。
有難く、まず一献をお酒好きであった亡き夫の仏前にお供えし、残りを空き瓶に小分けして、明日開催される、「金つなぎ・大阪城梅苑観梅会」のランチの折の乾杯酒に供して、病友がたに喜んでいただきましょう、と決めた。
併せて、太陽のように明るく朗らかに赫々の人であった、在りし日の齋藤光枝さんを偲び、闘病を支えておられた夫君・勝敏氏への深甚のお礼に代えさせていただきたい。
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桜花を死生観の中心に位置づけ、何事においても【さくら曼荼羅】の中で人生を生きる母親に呆れながらも、桜花にかかわるものやことを伝えてくれる次男が、夫の没後、折あるごとにご仏前に供えてくれるようになって、このお線香を知ったのだった。
製造・発売元の日本香堂のホームページによると、この世にあまねく光をふりそそぐ太陽の大きなイメージと、象徴的な意味を大切につくられたお線香シリーズ「太陽(たいよう)」の特長は、まず、けむりが少なく、ほのかに柔らかいやや甘めのさくらの香りだそうだ。。
ホームページにはまた、『あでやかさを内に秘めてほのかに香る「太陽 さくらの香り」。 従来の煙の少ないお線香にない優雅さとやわらかな春を思わす桜の香りとの調和をお楽しみください』と、ある。
ホームページにはまた、『あでやかさを内に秘めてほのかに香る「太陽 さくらの香り」。 従来の煙の少ないお線香にない優雅さとやわらかな春を思わす桜の香りとの調和をお楽しみください』と、ある。
なによりも、記憶の中に鮮やかに生きておられる病友のことを偲びながら、明日の観梅会で、【人は二度死ぬ、記憶の中で生き続けておられる限り、人は死なない】ということについて、病友がたとお話してみたい。
厳寒の候に凛と咲く梅花・梅香を励まし励まされる、金つなぎ恒例の死生観涵養の催しにふさわしい乾杯酒、感謝とともに!
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