さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ 風立ちぬ、いざ生きめやも! 今年も9月は、逝くひとを見守りながら「生」について思う

2022年09月01日 22時16分45秒 | さくら的非日常の日々
9月1日(木)   小雨

台風11号の先触れで各地に大雨警報。 名張も、時折雨が降る。

雨にも負けず、風にもへこたれない、我が庭の花たち。 アサガオ、ペンタス、鳳仙花、けいとう、サルビア、色とりどりのコリウス、黄花コスモス、アメリカのうぜんかずら。 ほかにも…

花にも負けず、老いにも負けず、今日も明るく強く前向きに!
志高く華やかに!!
               ◆
毎年9月を迎えると、堀辰雄の『風立ちぬ』に描かれる【生と死のありよう】に思いを致す。
昨年の今日は、「さくらブログ」に、このように残しているが。

今日から9月。
毎年の今日は、堀辰雄の『風立ちぬ』の主人公二人が、死生の意味を問いかけながら生を生きる、 あの中編を想う。
作者の誤訳と言われる「風立ちぬ、いざ生きめやも」の解釈についても、度々過去ログに残してきたけれど、今ではもう、どちらでも良くなった。
私は死ぬその時も、「明るく強く前向きに、生きる」と決めているし、【死は覚めない眠り】だと思っているから、ほんとうに、もうどちらも同じことなのだ。

「おれ達がこうしてお互いに与え合っている幸福、…皆がもう行き止まりだと思っているところから始まっているようなこの生の愉しさ、おれ達だけのものを形に置き換えたい」と確認しあうくだりは、のちに『がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会』の設立をみたときに、ストンと心の腑に落ちた。

多分、今なら末期の肺がんと診断される作者の婚約者は(文中にはそれと表記されないまま)、1年後には黄泉のひととなられた。 院内の病友が縊死されるなど死の影が色濃く語られる中で、高原のサナトリウムの明るい光と風が、いつも、余命半年の私を勇気づけてくれた。

風立ちぬ いざ生きめやも!
ほんとうに。

風立つ候、今日も同級生のMくんから「緊急入院」の報が届いた。
両足の浮腫から、心臓と肺の不具合を見つけてもらい、「かかりつけ医の先生に感謝!」とのことである。

Mくん、皆々さま。
風立つ候となりました、さぁ、生きていきましょう!
明るく強く、前を向いて。
           
夏バテ防止の野菜スープ。
野菜のストックが無くて、カボチャ、にんじん、玉ねぎ、生大豆、エノキ茸の5種でつくる。  美味・満足。




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