♪次男を見送り、庭に出て、名張の湯に行く

５月２８日（火）曇のち雨

今日から、関西、東海地方が梅雨入りとなった。
そのせいか、いかにも梅雨めいた雨雲が垂れこめ、やがて小雨になった。

昨夜は午前２時に、次男との宴がお開きとなり、今朝は６時起床。
昨夜の残りものの肉じゃが、しおだれ胡瓜に、なめこと豆腐と薄揚げのお味噌汁、キムチ、ふりかけ。
たっぷりの刻みネギを添えて、朝食を♪。

いつものようにご仏前に香華を手向けて、７時半に次男が出かけて行った。
「昨夜は遅くまでゴメンな。　でも、今夜からは午後１０時就寝を必ず守って！」と言い置き、両手で私の右手を包み込むようにして出かけて行った。

夜の１０時から夜中の２時まで、成長ホルモンが傷んだ細胞を修復するから、って。

本当かなぁ？
間に合わないけれど、すぐにチャイムと電話と携帯をＯＦＦにして、つかの間の睡眠チャージを試みる♪
午前１１時まで爆睡した。

病の不安や痛み、抗がん剤の副作用などで眠れない夜を悶々と過ごしておられる病友がたは、今も多くを数える。
さくら自身も抗がん闘病中、眠れないことを案じて主治医に訴え、「大丈夫！　不眠症で死んだ患者はいません」と言ってもらって、安心した経験がある。

そして、思う。
眠れる時に、眠ればいいんじゃない？
むしろ老境に入って、成長ホルモンを浴びることはすなわち、老化が進むってことじゃない？

傷ついた細胞の修復には、眠れる時に眠り、ビタミンＣやＥほか各種ビタミン・ミネラル・フラボノイドを含む食生活を心がけ、ムリなき程度の運動や作業をし、温浴をし、明るく強く前向きな人生を生きることが有効である。
それで、体のみならず心までもが癒されるのだ。

これはこれ、心身一如の思想である♪

　　　　　　　　

目覚めて、久しぶりに庭に出た。
築山に蕗が生えそろい、ひときわ背高くすかしユリが咲いている！
新潟の角山祐子さんに案内していただき、佐渡で買い求めた３種のユリが、開いた！
佐渡に向かうフェリーの中で、長男からメールが届き、作家・藤本義一さんの訃報を
知った。

佐渡で求めた３種のユリは、義一先生の鎮魂と金つなぎ逝友・生友の鎮魂・安寧と、我が一族の御魂の鎮魂を祈る、花の形代だ。

有難いなぁ！


　　　　　　　　

「さくら」と名付けたミニ薔薇は、もう、５年越しの花を見せてくれる♪
可憐で、愛嬌があって、少しとげもある。

でも、だから、かわいいね！

　　　　　　　　　　　

皐月も咲き競い…

　　　　　　　　　　　　

次男のカミさんの母上は、山野草を育てて展覧会に入賞したりなさる腕前の持ち主で、夫の生前に、この、石刻の苔玉を頂戴した。

あれから、１８年になる。
年年歳歳花相似たり　　歳歳年年人同じからず（劉廷芝｝
大切に育てて１８年！
育てた私が逝ったのちも、この花は毎年、このように品よく美しく、咲くんだろうなぁ。

　　　　　　　　　　　　

王妃の首飾り。
西川先生から届いて渡邊さん宅に根付き、その小枝を差し木にして、今日の花♪


　　　　　　　　

香代子さんと、残り物で夕ご飯をいただき、次男をもてなした残りのメロンで、おしまい！

　　　　　　　　

秋山先生から、やっと入浴許可が出たので、香代子さんの車で名張の湯に連れて行ってもらう。
傷は治ってもなぜか不安で、浴槽の縁に右足を上げて、体を沈める。
３年前に台湾・北投温泉の取材に行った折のことを、鮮明に思い出す。

午後９時過ぎから午前零時まで♪