12月31日(土) 晴
午後5時に市内のスーパーで、墓参から帰った次男一家と落ち合い、夕ご飯と年越しそば、サイドメニューなどを見繕い、年越しの一夜が始まる。
今年は、已む無き事情で二孫の帰省が叶わず、少し寂しくもあるが、やがて8人は賑やかに盛り上がり、「これはこれで善きかな」と思う。
何事も、受け入れて前に進むのが信条なのだから。
「わぁ、ばぁちゃんち綺麗になったじゃん」、「鏡が素敵ですぅ」
口々に驚かれ褒められもし、「もっときれいにするから!」と自分に言い聞かせる。
この1か月は、掃除、掃除に明け暮れ、一段落ついた大晦日は、午前1時に就寝できた。
なにしろ、終わらない書類や本の整理、ため込んだ物の取捨選択などで、これまでは毎夜3時、4時就寝だったのですぅ。
二孫の誕生日に送ったら好評だったので、牛肉のしぐれ煮を作る。
水を使わず、濃口しょうゆ、甜菜糖、みりん、焼きあごだしで煮詰めていく。
途中、土生姜を適量加えて、そぼろになるまで炊き上げる。
午後、津から正夫義兄さまが恒例の門松飾りを届けに来てくださる。
ほかにも、鬼柚子、色紙を息子たちの分まで。
毎年『史記』などから、一年の言葉を送ってくださる。
今年は、史記の淮陰侯(わいいんこう)伝から、「智者にも千慮に必ず一失有り、愚者にも千慮に必ず一得有り 」(広武君)の中の『愚者一得』( 愚かな者でも、時には素晴らしい案や意見を出すということ )を選択された。
この色紙は好評で、毎年200枚あまりがファンの皆さまから待たれているそうだ。
「金つなぎの新年会に、贈っていただけません?」、「堪忍してや。 もう僕疲労困憊や」と、年末の楽々会で断られてしまったけれど、さもあらん。
2023(平成4)年は、こんなふうに暮れた。
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