さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪あるほどの 菊投げ入れよ 棺の中 (夏目漱石)

2011年10月31日 23時22分07秒 | 金つなぎの会
10月31日(月) 晴

天が昨日の雨を申し訳なく思ってくださったか、今日の晴天はひときわ気持ちの良い晴れ模様だった。

青い空、光る風。
金つなぎの会創設時からの病友・松原孝子さんの告別式に、実にふさわしいお天気となった。

参会者は、加古川から岩林さん、高槻の平井理事、大阪の玉置さん、さくらの4人。
会場は大阪西野田キリスト教会で、最寄秋のJR環状線野田駅に降り立ったたら、目の前に先着の吉田佳代さんが。
「あら~、佳代さん♪」

名古屋から、駆けつけてくださったのだ。


花いっぱいに飾られた聖堂には、松原さんのご逝去を悼む教会関係者の皆さまが多数参列なされ、金つなぎも一隅に座して見送らせていただいた。

終わり近くに、型どおりのカーネーションの献花式に続き、聖堂の花々をすべてお棺に入れさせていただいた。
「金つなぎは、ピンクのお花を選んで入れさせていただきましょう! なるべくお顔の近くに、ね。 あ、足元にもぜひ…」

♪あるほどの 菊投げ入れよ 棺の中 (夏目漱石)
良家に生まれ才色兼備を謳われた詩人にして作家の大塚楠緒子をいたんで送られた句が、不意に口をついて出た。

夢多き高校生時代、文学少女のころのさくらのペンネームは、森楠緒子といった。
憧れの大塚楠緒子煮あやかりたかったのだろうけれど、いずれも及びもつか無いまま、ペンネームを変えたりして終わった。

漱石の句に倣ったかのように、優しい色合いの洋花が聞くに代わる優しさ華やかさで逝友を彩った。

「松原さん♪ いま不安と恐れのさ中に居られる大阪のI子さん、Aさん、K絵さん、名古屋のY子さん、津のK子さん、皆々さまの苦しみと悩みをすべて持って行ってくださいね。 お願いします、ね! 松原さん…」
言葉を継ぎながら、松原さんのひんやり冷たい頬を幾たびも撫でて、お願いをした。

あなたの残していかれる思いもしっかり受け止めて、あなたの分まで生かせていただきます。
ありがとうございます。

          

朝、スパワールドから大阪MちゃんとJR天王寺駅まで歩く道すがら、天王寺動物園野フェンス煮に見事に咲き誇るブルー





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