🎵 ハリボーのグミに、 遙かドイツの旅をまざまざと思い返す、 梅雨半ば

6月２０日（土）　　　晴

次男と四孫が、不具合なパソコンの修理に来てくれた。

パソコンと付き合い出したのは、２０００年。　長男が、「これからも、がんと難病患者さんの会を続けるつもりなら、インターネットは欠かせないよ」とホームページ制作を薦めてくれたのがきっかけであった。

「そんなの、できないよ。　知識もないし、お金もないし、今更新しいことをしなくても・・・」
なにかと理由をつけて渋る母を納得させて、金つなぎの会創設５年目にして、【金つなぎHP】が立ち上がった。

そのおりにパソコンを作ってくださったのが高校時代の学友・岡氏であった。
さくらの【友人以上・恋人未満】、奥さま公認の有難い友人である。

やがて、次男が社会人となりＩＴに強く自分でパソコンの組み立ても出来るようになり、岡氏から母親のサポートを引き継いでくれ、パソコン環境は二人の息子が得意分野をそれぞれ受け持ち、サポート体制を取って今に至る、まことに有難い次第である。

前置きが長くなった。
コロナ自粛が終わり、新しく作ったパソコンを届けに、次男と四孫が我が家に来てくれたので、近くのスーパーに食材を買いに行ったのだ。
「あ、ハリボーがある♪　買ってもらって良いですか？」、「良いとも！　なんだったら、この棚ぜ～んぶ買ってあげよう」

「ばぁちゃんが、まだ【余命半年】のころ、体に良い水を尋ねてドイツ・イタリアに行ったのよ。　その折、ドイツのお土産にハリボーのグミを買ったの。　日本には無い、噛み応えの硬いグミで、皆さまに喜ばれたわ」　

たかがハリボー、されどハリボー♪
日本を出る前に、「水を尋ねて三千里」の原稿を産経新聞の文化面に掲載していただく約束ができていたので、ドイツのホテルで『金つなぎHP』を病友がたと呼び出して、ドイツから送った画像が「載ってる、載ってる！」と歓声を上げたのだった。

懐かしい思い出が、走馬灯のように脳裏を駆け巡る。
四孫よ、思い出させてくれて、ありがとう！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

なんだか知らないけれど、「マザーボード、前面インタ－フェース、CPU専用の電源コネクタ、USB端子・・・」などなど、いろいろ教えてくれるけれど、まったく理解不能のさくらですぅ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

難しいＰＣ搭載は息子に任せ、自治会の公園掃除を四孫と一緒に。

体を使うことを厭わないこの孫は、小学２年生の夏に、さくら農園で野菜の避暑用にと、枯草集めを手伝ってもらった折に、どこかの農協の婦人部さんから「『こんな孫が欲しい』と会議で話題になりました」と書き込みをいただいた。

今日も、草刈り鎌や竹ぼうきなどを使って役に立ってくれた。
有難い子である。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

お向かいのお爺ちゃんが生前にくださった仙人掌が、今年も２回目の花を着けた。
旺盛な生命力には、毎年驚かされる。

今年もすべて摘み取り、グラスに活けてお向かいの奥さんにもらっていただいた。
「一夜花ですけれど、お爺ちゃんにお供えしてくださいませ」

ありがとうございます。