🎵 開発の進む我が街で、 人知れず埋められて行く花卉のあり。 声が聴こえる！

３月１６日（月）　晴

陽差しは頼りなさげな日中。　吹く風が、冷え冷えと心までも冷たくさせる。

あるよ、ね。
春に向かう、この季節にはこんな日が。

近頃、我が街は若いご家族の転入が相次ぎ、空き地に次々新しい家の建設が進んでいる。
大阪への通勤圏で土地の価格も手ごろな上に、最寄りの名張駅、桔梗が丘駅にも車で約１０分。
徒歩圏内にスーパーのメガ・ドンキが入り、生活の利便性も喜ばれているようなのだ。

前置きが長くなった。
集会所に向かう道すがら、空き地の石垣が取り崩され植え込まれていたサツキの株が、無残にも根こそぎ抜き去られ山積みになっている。

花にも木にも命があり、ここで生きられない命なら、どこかほかの場所に移してやれないものか？
余計なお世話だけれど、数１０株のサツキの悲鳴が聴こえて、辛い一日となった。

サツキの声が聴こえる？
ンな、馬鹿な！

あなたは、そのようにお思いですか？

さくらは、余命半年の抗がん闘病中に築山の主木の松と前栽の松がいずれも枯れかける仕儀となり、ご近所の皆さまからは、「早く手当しないと、あなたの命を持っていかれるよ」、「新鮮な牛血を根元に施すのが良いらしいわ」などと言われ、その頃、あっという間に夫に先立たれ、もう、何が何だか分からなくなっていたものだから、築山の松に言い聞かせた。

「松よ、枯れなさい！　私からあのひとの命を召し上げ私の命も明日がわからない。　もう、何も怖いものなんか無いんだから、枯れなさい、枯れなさい！」

２本の松の幹にしっかりと掌を当てて、言い聞かせるように言った。

結果は？
枯れていた松の木に新芽が伸び出し、それとともに幹に生気がよみがえり、その後毎年、ぼうぼうと新芽を吹く２本の松の木として今も残っている。

さくらは、松に心があるから、あの日のさくらの意思が松に届いたから、と信じているのだけれど。

また、白神山地の白樺の幹に聴診器を当てて、清冽な樹液の流れる音を聴き、木がとても喜んでいることを実感できたのは、その後のことだ。。

ん。
白樺の木と、さくらの心が共感し合ったから！

いつものことだけれど、花屋さんの店先で、枯れかけで半額処理されている花苗を選んで買って、やさしく声掛けしながら植え替えてやる我が家の花たちは、厳冬の年末年始でさえ、生き生きと色鮮やかに咲き競ってくれた。

花に心があるから、その琴線に触れるようにしてやれば、本当によく咲いてくれるのだ。（と信じている。）

はい。
ほんと、オメデタイね、私って！
こんなアホなことを思って、今日も退屈を知らず生きていられるなんて。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

わが街の集会所は、名張市のほとんどの施設が休館しておられる中で、辛うじて使える貴重な施設だ。
もっとも、自治会長からは、「なるべく使用しないように」とリーダーのワタナベさんにお達しがあったみたい。

そりゃあ、ね。
ご時世だから、名張からも濃厚感染で６人の感染者が出たから、「休館します」と言うのは簡単なのよ、ね。

でも、舞踊クラブは、毎週のお稽古を休まずやりましょうねっ。
だって、ほどなく新型肺炎、終息するのだから。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

重症急性呼吸器症候群（ＳＡＲＳ）や中東呼吸器症候群（ＭEＲＳ）に次ぐ、今年の新型コロナウィルスによる疾患は、新型肺炎コーヴィッド（COVID）ー19と名付けられ、少しずつ全容が解明されつつある。

当初（今でも）、判らないから人は想像力を逞しくしてむやみに恐れて慌てふためく。

確かに、日々増え続ける感染者数に恐怖を覚えておられる向きも多いでしょうけれど、たびたび申し上げているように、毎年のインフルエンザの感染者・死亡者は、COVIDー19の国内の実数をはるかにはるかに凌駕している。

そうして、インフルエンザの全容がほぼ明らかにされた今、人々はそれほど騒ぐこともなくなった。

今日もまた、誤解を懼れず申し上げるけれども、たかが風邪（肺炎）なのだ。
もちろん、されど風邪！
昔人が喝破なされたように、「風邪は万病のもと」ではある。

医食同源・薬食同源と心得て、今日も、さくらのブランチはイワシの蒲焼きと焼き野菜、解凍したスープカリー。
夕ご飯は、西洋雑炊♪（悠健豚バラ肉、魚肉ソーセージ、キャベツ、ニンジン、玉ねぎ、えのき竹、サラダ豆、卵。山梨健康の家の塩麹）

失礼。
いずれも、B級グルメであります。