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11月18日(日) 晴
♪ こんな 小春日和の 穏やかな日は
あなたの優しさが 沁みてくる
山口百恵の名歌 『秋桜(コスモス)』のサビの歌詞に私は、 抗がん闘病中の小春日和の一日を思い出す。
庭に3匹のペルシャ猫を放し、亡夫は来る冬に備えて鉢植えの植木の冬支度に余念が無かった。
一時帰宅の、余命半年のがん患者・わたしは、明るく煌く晩秋の青空に、「もしや、生きられるかも?」と詮無い希望を繋いでいたのだった。
◆
夜、みるくを洗濯ネットに入れナップサックに閉じ込めて、長男宅に抱いて行く。
「ふんっ、閉じ込められても、私は、みるくよ!」
気位の高さは、幼いころから12歳の今に至るも変わらない。
今夜は、お好み焼き♪
うちんチのママのお好み焼きは天下一品で、 ほんとうに、美味しいの。 少しお持ち帰りして冷凍し、2,3日先のおやつにするの。
さくらの差し入れは、まことに見た目の悪い、とん汁とビーツとサラダ豆のサラダ。
「ポリフェノール、ビタミン、ミネラルが入って、栄養満点よ」、「え? 食材は何ですか?」、「ソースは?」 孫たち殻の矢継ぎ早の質問に、料理のヒトも『見た目が100パーセント!』と、思い知りました。
とほほ
近くのアピタに、とん汁の食材を仕入れに。
50段あまりの階段を、「私は、天から吊り下げられたマリオネットですぅ」と心に言い聞かせて、軽やかに上がっていく。
転ばないよう、躓かないよう、心しながら。
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