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2022.11.30 私をチャン付けで、呼んでくれる最後の一人。

高校時代の級友Mさんは、いつもクラス会を開催してくれるが、それが、何と!
毎月開催である。毎月クラス会なんて、珍しいかもしれない。
それが、何十年間も、続いていた。
但し、ここ数年は、コロナの為、中断している。

そんなクラス会でのこと、多分7-8年ぐらい前のことだったか?
私が、「兄に『みずえちゃん、こうこうだよ。』って言われたのよ。」(内容は忘れた。)
なんて言った時、そのMさんが、「え〜?みずえちゃんって、呼んでくれる人が、まだ
居るの? 羨ましい〜!」と叫んだ。

あ〜、そうか、私には、姉1人と、兄2人が居たが、いまは、この兄一人になっていた。
父母もとっくに亡くなったので、この兄一人が、私にみずえちゃんと言ってくれる。
あと横浜の優しい叔母、私達を可愛がってくれた優しい叔母が「みずえちゃん」と呼んで
くれた声が耳にこだまするが、叔母は、10年程前から、介護施設にいる。
痴呆が始まり、もう「みずえちゃん」と呼んでもらえない。

でも、実は、私には、もう一人「みずえちゃん」と呼んでくれる人がいる。
20歳下のシゲちゃんである。
彼女とは、同じ職場だったが、同じ支店になったことはない。友人を介して知り合った。
ご両親がお客様好きで、何度も、お食事に招いてもらった。
「クエ鍋」だったか、珍しい魚の鍋料理なども、ご馳走になった。
その彼女が、私が20歳も年上なのに、私のことを何故か、「みずえちゃん」と呼んで
くれる。
そのシゲちゃんを思い出して、兄以外にも、私のことを、チャン付けで呼んでくれる人
が居ることに、深く幸せを感じたものだった。

その後、その兄も亡くなり、叔母は痴呆が進み、介護施設へ息子が訪ねても、分から
なくなった。
今では、私をチャン付けで呼んでくれる人は、シゲちゃんだけとなった。

昨日は、そのシゲちゃんの「みずえちゃん、お誕生日おめでとう。」の電話を、朝から
待っていた。
しかし、ブログをアップする時間までには、架かって来なかった。
毎年電話をくれるのに、今年は忘れてるのかと思っていたら、夕方7時ごろ、架かってきた。
私は喜んで、「シゲちゃん、架けてくれたん?忘れてるかと思ってた。」というと、
「絶対忘れてないよ。忙しかったらいけないので、夕方の方がいいかなと思ったから。」
とのことだった。

<みずえちゃんと呼んでくれる、たった一人の人のお電話を待っていた>ことを、私が
説明すると、彼女は感激してくれた。
私も彼女の誕生日には、必ずメールか電話する。
彼女の誕生日は7月24日で、「天神祭り」の前日なので、テレビなどで知るチャンスが
あるから忘れない。

昨日は、夕方になったけど、彼女からの電話があったので、嬉しかった。


誕生日の日の花 ピンクの百合



誕生日の甲山
写真では見えないが、木々がやや赤く色づいている。この頃は、暖冬のため色づきが遅い。
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