高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

金子みすゞ 『私と小鳥と鈴と』

2008年09月25日 02時37分41秒 | ●“私を支える”一言・本・音楽.etc・・・
雑誌の仕事で今日から、帰りが遅くなりました。

今週末まで帰りが遅くなり、多分、土曜日が徹夜になると思います。

進行の管理をする立場なので、制作現場のスタッフに比べれば、疲れも少ないのですが、最終の入稿が近づくにつれ、パソコンに向う時間も多くなり、目が疲れてきます。
(単に目が小さいせいでしょうか?)

目を休めるのが一番良いのでしょうが、ほのぼのした詩も肩の力を、抜いてくれます。

最近、金子みすゞ の『私と小鳥と鈴と』という詩を知り、ちょっと疲れた時に眺めています。

金子みすゞ は大正末期から昭和初期にかけ、26歳の若さでこの世を去るまでに、500以上もの詩を作ったとされ、西條八十から「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛された詩人なんですが、ご存知だったでしょうか?

決して恵まれた境遇の人ではないのですが、詩に温かさがあります。

小さな子供が犠牲になる母子間の事件が、相変わらず多いですが、子育てに疲れる前に、こんな詩を知っていたらと思いました。

  
  『私と小鳥と鈴と』 金子みすゞ
  
   私が両手をひろげても、
   お空はちつとも飛べないが、
   飛べる小鳥は私のやうに、
   地面を速くは走れない。

   私がからだをゆすっても、
   きれいな音は出ないけど、
   あの鳴る鈴は私のやうに
   たくさんな唄は知らないよ。

   鈴と、小鳥と、それから私、
   みんなちがって、みんないい。                                                               


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする