まだ、読み始めたばかりの本なのですが、辻仁成の『サヨナライツカ』にハマりそうです。
最初のページに詩が書いてあります。
サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えていまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
物語の主人公に、主人公の婚約者から送られてきた詩なんですが、文中に婚約者が語るこう云うくだりがあります。
「ええ、もちろん愛されたことも思い出すでしょう。それは嬉しい記憶として。
でも愛した、ということ。自分が誰かを真剣に愛し抜いたということは、
生き物として生まれてもっとも尊いことだと考えるのです。
そういう一生を送りたいんです。」
この後に、主人公が結婚を決意したのが、詩の最後の3行が目から離れなくなったからと、書かれております。
まだ十分の一程読んだだけなので、どんな結末になるのかは分かりません。
でも、この一節を読んだだけで、満ち足りた気持ちになってしまいました。
会社で徹夜の時、原稿の待ち時間に、ネットでこの本を知りました。
一見辛い徹夜仕事ですが、思いもよらぬところで、何かとの出逢いもあります。
私のシアワセは何所にでも、転がってるような気がします・・・
最初のページに詩が書いてあります。
サヨナライツカ
いつも人はサヨナラを用意して生きなければならない
孤独はもっとも裏切ることのない友人の一人だと思うほうがよい
愛に怯える前に、傘を買っておく必要がある
どんなに愛されても幸福を信じてはならない
どんなに愛しても愛しすぎてはならない
愛なんか季節のようなもの
ただ巡って人生を彩りあきさせないだけのもの
愛なんて口にした瞬間、消えていまう氷のカケラ
サヨナライツカ
永遠の幸福なんてないように
永遠の不幸もない
いつかサヨナラがやってきて、いつかコンニチワがやってくる
人間は死ぬとき、愛されたことを思い出すヒトと
愛したことを思い出すヒトとにわかれる
私はきっと愛したことを思い出す
物語の主人公に、主人公の婚約者から送られてきた詩なんですが、文中に婚約者が語るこう云うくだりがあります。
「ええ、もちろん愛されたことも思い出すでしょう。それは嬉しい記憶として。
でも愛した、ということ。自分が誰かを真剣に愛し抜いたということは、
生き物として生まれてもっとも尊いことだと考えるのです。
そういう一生を送りたいんです。」
この後に、主人公が結婚を決意したのが、詩の最後の3行が目から離れなくなったからと、書かれております。
まだ十分の一程読んだだけなので、どんな結末になるのかは分かりません。
でも、この一節を読んだだけで、満ち足りた気持ちになってしまいました。
会社で徹夜の時、原稿の待ち時間に、ネットでこの本を知りました。
一見辛い徹夜仕事ですが、思いもよらぬところで、何かとの出逢いもあります。
私のシアワセは何所にでも、転がってるような気がします・・・