高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

涙くんこんにちわ

2009年10月18日 11時15分25秒 | ●雑記録
この所、続けて涙を流しております。

本を読んでは泣き、結婚するであろう娘の話しを、人に聞いてもらっては涙ぐみ、これからのサヨナラを思っては、心の中で密かに涙ぐんでおりました。

そして、昨日も音楽絡みで、二度泣いてしまいました・・・

午後にネットで加藤和彦の死を知ったのと、夕方からあったジャズのライブで、感動したからです。

本当はこのブログも昨夜書きたかったのですが、私が音楽で最も影響を受けた三大アーティスト(フォーク・クルセダーズ、サイモン&ガーファンクル、小田和正)の中の人の死だけに、言葉にならぬものがありましたもので・・・

しかし、同じ音楽の世界で彼より一回り以上の大先輩方の、ジャズのライブで元気ももらえたのです。

何度か書いておりますが、数年前から高島平に在住の松本浩さんの、「60周年記念ライブ」が、岩本町のジャズライブハウスで行われました。

昨年12月のプライベートなパーティーで、松本さんに招待されたのですが、その時のプレイヤーが殆どそのまま揃ったのです。

市川秀男(ピアノ)、稲葉国光(ベース)、中牟礼貞則(ギター)、山崎比呂志(ドラム)にビブラフォーンの松本浩。

65歳から78歳までのジャズ界の大御所ばかりです。

70人位で一杯の会場は、お客も20代から70代までと様々でした。

ミルト・ジャクソンのナンバーが印象に残ったライブでしたが、セッションのメンバーが同じでも12月のパーティーの時とは、やはり演奏が全然違います。

それぞれが寡黙で穏かな顔をされておりましたが、常に緊張感のあった男達の闘いそのものでした。

男は何歳になっても闘って、何ぼなんです・・・

事実、松本さんも最後の挨拶で、最も印象に残ったライブだったと、挨拶されておりました。

そして、感動こそあれ、演奏では緊張感の連続で涙することなかったのですが、演奏を終えて後を片付け中の中牟礼さん(ギター)と話しをしていて、不覚にも?涙を流してしまいました。

セッションの演奏も良かったのですが、中牟礼さんの話し方の中に、闘い終えた満足感とジャズ界の重鎮なのに謙虚な姿勢に、感動を倍増させられたからかもしれません。

人間には、ある年齢や経験を踏まなければ、絶対に分からないモノがあります。

それが、また一つ分かった昨夜のライブでした・・・





コメント (1)
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