古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

犬紋十六弁菊花青磁大皿

2008年08月02日 19時46分38秒 | 古伊万里=染付皿青磁
毎日暑い日が続きますが、涼しい話題って、あんまりないものですね。

暑いので、あまり奥から出すのは、難儀なので、
いくらか涼しく見えそうな、手元にある伊万里をUPしてみました。(笑)






古伊万里では、たまに犬のチンをデザインにするものを見かけます。
これは、たぶん犬の後姿だと思います。
犬って、あんがい縁起のよいアイテムなのかもしれません。
猫より文様として見かけますよね。





  
まんなかが、十六弁の菊花紋、天皇家の紋章と一緒です。
どうして、このお皿に付いているのは、不明です。

宮家や門跡寺院などの特注品にしては、すこし地味ですよね。






皿の裏は、おそらく梅をデザインしたものでしょうか。

   直径約30cm高さ3,5cm

      時代は、江戸後期のころ。


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朝顔紋四方皿

2008年07月19日 14時42分28秒 | 古伊万里=染付皿青磁
いよ、いよ夏本番と言う感じになって参りました。

お金と暇があれば、那須に別荘でも欲しいです。。(笑)





ちょっと、アサガオには、まだ早い感じがしますが、朝顔紋の伊万里ってけっこう好きです。
蝉葉の大輪アサガオは、江戸後期に現れて、幕末~明治に広く普及したそうで、
あんがい歴史が新しいんですね。




そういえば、古い伊万里には、中小輪のあさがお紋が多いですよね。
これは、けっこう大輪で、幕末近くでしょうか?




青磁に染付けで、涼しい感じがします。
雷紋をデザイン化した支えにツルが巻きついて、洒落ていますが、
焦点が、定まらず、全体としてやや散漫なデザインがおしい感じがしています。
きっと、料理を載せると映えるのかも知れません。(笑)




後ろには、涼しげなお魚が描いてありますが、鮎かどうかは不明です。

たて約35㎝、よこ43cmと大柄なお皿です。

江戸後期~幕末のころ


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おしどりの皿

2007年05月05日 13時57分38秒 | 古伊万里=染付皿青磁




古陶磁の楽しみ方って、人様々ですね。
 好みも様々ですし、考え方も様々です。
   それで、いいんじゃないか、と思いますし、
         正解は、ないんだと思います。

わたしの場合は、ちょっと変わっているかも知れません。
  わたしは、美術館にある古陶磁と言うものに、ほとんど興味がありません。
    図録の名品にもあまり関心がないんです。

とにかく、お小遣いで買えるくらいの品物に魅力を感じます。
  ですから、私のコレクションには、高価なものは、ほとんどありません。



これは、明治期に入ってからの作品と思います。
おしどりでしょうか。
わかりづらいですが、周りは、松竹梅で埋めてあります。
皿裏は、蘭・霊芝・菊と目出度い文様となっています。
コバルトは、ベロ藍そのものではありませんが、かなり濃い発色となっています。
まわりは、青磁で、仕上げてありますので、すこし盛り上がっています。
絵付けは、幕末明治期に流行った、南画風の絵になっています。



  最大直径50センチと、かなり大きく、邪魔になっています(笑)。



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