古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

姫サルスベリ

2012年08月25日 15時00分01秒 | 植物起稿
毎日、ほどんど雨の降らない猛暑の中。
みなさまの地域は、いかがお過ごしでしょうか?

こちらは、連日35℃を超す酷暑で、夕立も、もう何日もありません。(^^♪
いったいこの天気、どうなってんの?
と、ぼやいて見たくもなります。

暑さといえば、日本を取り巻く外交も、今週は風通しが最悪でしたね。(笑)
日本の総理が、どこかの国へ親書を送りましたら、
内容が気にそまぬから、と言って、そのまま返却されてきたとか?

まあ、内容が相容れないものであれば、日本側の誤りをするどく指摘して、
どうどうと反論して、返事をよこせば良いのではないか?
と、平凡な人間であるわたくしは、思ってしまいます。(笑)

それは、人間の信頼関係を大切に思う心に通じ、
しいては両国間の未来に繋がるような気がします。

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サルスベリの花の季節となりました。



これは、姫性のサルスベリです。
高さ、10cmほどしかありません。



ちょっと、珍しいですが、ホームセンターで見つけました。



さほど、美しい花ものではあませんが、
花の少ない今の時期、矮性で鉢植えで楽しめる点が、魅力でしょうか?



花の少ないこの時期。
狭くて、庭植えもできない人に向いていますし、
冬の越冬も野外でできそうだし、
意外に良いかな?と思い、ホームセンターで買ってみました。



セントジョニアヌス

2012年08月15日 22時07分15秒 | 植物起稿
きょうは、終戦記念日でしたね。

終戦の日も暑かったと、今も母が、いっています。
当時、母は10代で、祖父と両親と、甥っ子と、5人で
焼夷弾の降る戦火の街中を命からがら、
逃げたといいます。

母は、飼い犬を見捨てる事もできず、一緒に抱いて逃げたそうです。
途中で、ハラワタのでた馬が道の真ん中で、息も絶え絶えに横たわっていたそうです。
それを踏み越えてゆかねばならず、複雑な思いがしたといいます。

母とその4人は、逃げたので助かりましたが、
防空壕に逃げ込んだ、多くの同級生は、死んだそうです。
けっきょく蒸し焼きになってしまったそうです。
当地は、防空壕や、鉄筋のビルに逃げ込んだ、ほとんどの人が助からなかったと言います。

戦火のあとに残った多くの屍は、街の中心を流れる川のほとりの、
ある小学校に集められ、何日もかけて荼毘(だび)に付されました。

戦後、そこの小学校の運動会は、必ず雨となるとうジンクスが言い伝えられ、
そして、私の知る限り現実にそうなりました。

そこでよく言われることですが・・・・
「戦争の悲惨さ」を伝えるとか、「命の大切さ」を後の世に伝えるとか言われますが、
わたしには、いくぶん疑問を覚えます。

諸葛孔明や三国志、太閤秀吉、徳川家康などの出世成功伝。
人間、理由さえあれば、なんでも出来るし、
そのあと歴史が認めているでは、ありませんか?

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これは、ハワイ原種のハイビスカスだそうです。
今年苗で売っていたので、買ってみました。



もちろん右側です。
左は在来の園芸品種ですが比較のためにおいてみました。
なるほど、これは、開花株では売れそうもないですね。
苗で、売っている理由もわかります。(笑)



なんとも貧弱な花ではありますが、かがやくようなオレンジ色で野趣に富んでいます。
名前を、「セントジョニアヌス」というそうです。





青磁染付鉢

2012年08月11日 19時13分56秒 | 古伊万里=染付皿青磁
オリンピックも一段落。

首相が政治生命を賭けると言っていた消費税法案も決まって、
やっとお盆休みに突入という感じですかね。

というものの、
こんど選挙になったとしても、
マニフェストで何を言っても民主党は、信用されないんじゃないでしょうか?
政治家である前に、一人の人間としての信義を問われるような気もします。


当地も、本日やっと雨らしい雨が降りました。
おそらく二週間ぶりいや、梅雨明け後ほとんどなかったかも。。

当地は、江戸時代から群馬県とならぶ有名な雷雨の名所でありました。
ここ、10年くらいは、夏の雷雨がめっきり少なくなりました。
子供の頃は、ほとんど毎日のように雷雨がありまして、
まるで熱帯のスコールのようだと子ども心にも思ったものです。
それが、連日のカラカラ天気なのです。

天気も人間も、変わってしまったのでしょうか。。??

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平凡な青磁染付の鉢ですが、
まわりはシノギになっていて、けっこう手間はかかっています。



まわりに、唐草、城?、のような建物。



ちょっと説明しがたい文様。



城の周りに、帆掛け舟も見えますよね。



後ろは、お決まりの「成化年製」

直径約24cmほど。

時代は、江戸後期、作風から言うと寛政~文化くらいと思われます。




吹き墨・栗の図

2012年08月04日 20時34分16秒 | ベロ藍
雨や夕立もいっさい降らないし、
日本の夏って、こんなかんじでしたかね。

その代わり、湿度はやや低いが、50%を超えていますので、カラッとしてはいない。
朝晩の、鉢植えの植物への水やりも大変です。

毎日のように、熱中症で病院に運ばれる人があとを絶ちませんし、
もう真夏の日中に、外で仕事をやる国ではなくなりつつあるかも。。

オリンピックも見ていると草臥れるので、結果のみを聞くようにしています。(笑)
時代の流れというものは、万物にあらがいがたい変化をもたらしますが・・
日本よりもフランズ人の方が柔道人口が多い時代。
それにしても日本の金がとれない柔道は、見直さないといけない時代かも。。??

仏教にしても、キリスト教にしても、その発祥の地より
他国のへ行って、より栄えたという歴史。
野球発祥の地は、本来はイギリスだという。
1744年にイギリスで刊行された本にその仕組みが載っているそうです。

柔道も、そうなりつつあるのかも知れませんね。。。

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まだ、お月見には早いのですが・・



明治期に制作されたと思われる、ベロ藍のお皿です。



ベロ藍の吹き墨は、珍しいものです。
紙型で白く抜いたところを、栗と木の葉を手書きで描いています。



皿裏をみると、江戸期のなごりをかなり残す霊芝紋となっています。
絵の具が指についた跡が、ちょっと青く残っていますよね。

時代は、明治のごくはじめ頃ではないでしょうか。
直径21cmほどの7寸皿です。