古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

幕末写真集をみる・その①

2008年02月24日 16時23分04秒 | みやまつりが日記
本日は、退屈でいたので、以前、朝日新聞社で出した、幕末写真集を見ていました。


これは江戸は、愛宕山から見おろした江戸のパノラマ写真です。
長い建物が沢山みえますが、江戸城でないそうです。
ほとんどが、大名屋敷だそうです。

上の写真中央にながく連なる屋根は、越後長岡牧野家の中屋敷、
この他に上屋敷・下屋敷とあるのでしょうから、当時の大名の暮らしぶりがわかりますよね。





これは、大阪の風景です。
大阪、松島だそうです。
関東の人間には、どこなのかよく判りません。




これは、大阪の西本願寺津村別院・通称・大阪北御堂というそうです。
かなり凝った建物ですよね。いまはどうなっているのかな。






魚紋丸壺・金城次郎作

2008年02月17日 06時54分12秒 | 信楽・瀬戸・その他
沖縄の壷屋焼・金城次郎の作品です。




以前、デパートの九州物産展で買いました。
九州物産展へいくと必ず、なぜか、金城氏のコナーがあり、たくさん販売していました。
大きい物は高価で、買えませんので、小さいものを買いました。(笑)




益子焼きの濱田庄司氏の指導を受けたという話しだけのことはあり
益子焼きにもにて、なぜか違和感がありませんでした。





ちゃんと、高台の内に『人間国宝・金城次郎作』と本物シールが貼ってあります。(笑)


大きさは、高さ13㎝×11㎝




金城次郎(きんじょうじろう、1912年(大正元年)12月3日 - 2004年(平成16年)12月24日)
陶芸家,沖縄県出身。
国の重要無形文化財「琉球陶器」保持者(人間国宝)


略歴
1925年(大正12)新垣永徳の製陶所に入門、壷屋の製陶に従事。
1945年(昭和20)沖縄戦終結。
1946年(昭和21)那覇市壺屋に築窯。浜田庄司、河井寛次郎らの指導の元で壷屋焼を守り発展に努める。
1972年(昭和47)沖縄本土復帰。読谷村に移住。
1985年(昭和60)4月13日、人間国宝に認定、沖縄県功労章受賞。
1993年(平成5)勲四等瑞宝章受賞。
2004年(平成16) 没。享年92。



島岡達三・掛け合釉縄文象嵌皿

2008年02月11日 10時15分42秒 | 益子焼



去年の12月11日に、益子の人間国宝の島岡達三さんが亡くなりました。

地元ですので、何点かは、持っています。

ちょと、残念でしたが、年齢的には長寿の方だったんじゃないでしょうか。

地元では、有名でしたので、知らない人はいないと思います。

濱田庄司氏のお弟子として修行をされて、

庄司氏に『たとえれば、つむぎの様な作風』と言われたそうです。

濱田氏の豪快な作風に比べて、やや、ナイーブな繊細な作風とでも言うべきでしょうか。


追記・・・

 【これは、お魚の文様では、ありませんので、念のため・・(笑)】

   直径約、24cm×3,5cm


島岡達三(しまおかたつぞう、1919年(大正8)10月27日 - 2007年12月11日)
東京出身。父は、組紐師島岡米吉。師は、浜田庄司。

1954年(昭和29) 益子に築窯。
1964年(昭和39) 日本民芸館賞受賞。
1980年(昭和55) 栃木県文化功労章受章。
1994年(平成6) 日本陶磁協会賞金賞受賞。
1996年(平成8)5月10日 民芸陶器(縄文象嵌)で国指定の重要無形文化財保持者(人間国宝)認定。
1999年(平成11) 勲四等旭日小綬章受章。
2007年(平成19) 12月11日没・享年88歳




ふたまた大根と大黒天

2008年02月08日 20時54分06秒 | 古伊万里=染付中皿



ふくよかな二股大根によりかかる大黒様の図です。

これは、別名『嫁取り大黒』ともいい、子孫繁栄のめでたい図柄だそうです。

どうして、そう呼ばれるのか、私には、よくわかりません(笑)。

一種の図録モノらしく人気があるそうです。


どこかに、デストストックがあったらしく、

一月頃に、ぱぁっとネットオークションに、複数の出品者から出品があり、

沢山あるのかな?と思っていたら、すぐに鎮火してしまいました。

最後の頃でしたので、わりと安く買えました(笑)。



時代は、江戸後期、天保くらいでしょうか。

     直径約、18cm×高さ約、6,5cm




吹き墨鯉の盃洗

2008年02月03日 12時46分01秒 | 盃洗





 
  骨董品って、集めるとキリがありませんよね。

あ、あれを入手したら、しばらく購入を控えようと硬い決意の数日後に

また、何かよいモノでもないだろうか?と、

探したりなんかします。(笑)


  わたしは、もともと子供の時代から、絵画が好きでした。

骨董品に興味がありましたが、コレクションしようとは、思いませんでした。

それが、どうして魅かれたかは、自分でもハッキリとはわかりませが、

地元の益子焼が、キッカケであったことは、確かです。

益子焼きにも、魅力を感じるのですが、そのうち、あの泥臭い益子焼だけでは、満足できなくなりまた。

やはり、白磁や青磁は、いいなぁ~。と思うようになりました。


   磁器といえば、染付けの中国古陶磁に魅かれましたが・・・・

あの官窯の『元』や『明』の青華磁器が、手にはいる訳も無く、身分不相応なものを欲しがっても、せん無いことですよね。

そこで、民窯の古染付けを少しばかり買うようになりました。

古染付を買うなら、同じお金で、伊万里の比較的、上手モノが買えることに気がつき、いまに至っております。


ですから、妥協につぐ妥協で、古伊万里に至ったわけです。(笑)
            ←(真の古伊万里ファンの皆様ごめんなさい、m(__)m)



  比較的めずらしい、吹き墨の鯉図盃洗です。

    直径約、18,5cm高さ、約16cm