古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

花唐草紋尺二寸大皿

2009年06月20日 22時03分29秒 | 古伊万里=染付大皿
毎日はっきりしないお天気が続いておりますが、
わたしは、気分のすぐれないんですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

もっとも、気分がすぐれないのは、景気のお天気のせいもあるかも知れません。(笑)


江戸中期のいわゆる花唐草の大皿です。
大皿が好きなので、またUPするのも恥ずかしいんですが、なかなかない本物なので、UPしてみました。




普通は、この手の唐草に、菊花に似た花の付いの古伊万里を花唐草と呼んでいますが、
この唐草のみでも花唐草と呼んで、差し支えないんだと思います。

(ただし柴田コレクションでは菊花ではなく、牡丹花としてありますが、私は少し疑問があります。)




このお皿の唐草に菊花に似た花を描かなかった理由は、窓絵にありそうです。

窓絵の中に花(たぶん菊花)が描いてあるので、きっと花紋と花紋の重複を避ける意味があったのでしょう。
私が、デザインを担当すれば、きっとそう考えただろうと思います。





お皿の裏も、中期の唐草が描かれています。
とくに贋物が多い花唐草紋大皿の中でも、間違えのない作品と思います。




  江戸中期の頃

     直径約、36cm高さ約6cm



会津若松の蚕養焼(こがいやき)

2009年06月14日 09時33分16秒 | その他の古陶磁
幕末ちかくになと、地方にも磁器生産が盛んになります。

その内の一つが会津の焼き物ですが、福島県会津地方には・・・
会津本郷焼・長沼焼・蚕養焼などがあったようです。

これは、まぼろしの『蚕養焼』と言うことで、購入いたしました。
現在の福島県会津若松市・蚕養町あたりで、作られたそうです。





ぱっと見た瞬間、有田系でもなく瀬戸系でもなく、会津本郷系磁器の絵付けであることが、分かりますよね。
ただ、これが本郷焼なのか、はたまた長沼系なのか、蚕養焼に間違えないのかちょと、資料が少なくちょっと確信がありません。





絵付けは、有田にも瀬戸にもない会津本郷系のしなやかな絵付けで、柔らかく華やかな感じがします。

関東から東北地方にかけての力の抜けた民芸品の絵付けの影響をうけて、
華やかなベロ藍ともよく似合っています。





描かれているのは、竹・蘭・菊・牡丹だと思います。
当時流行った、南画系の絵付けで、基本的には有田の職人さんの影響を受けていますが、
力が抜けて、おおらかさがあるような感じがしますがどうでしょうか。。。





直径33cm     明治時代



突然の出来事

2009年06月06日 14時26分48秒 | みやまつりが日記
先週の土曜日は、突然にPCが立ち上がらない状態になってしまい、
最後の手段のリカバリーデスクも、投入不可能となり、
やもおえず、ブログの更新も、あきらめました。

不幸というものは、突然にやってくるものですね。(笑)
三月の椎間板ヘルニアといい、パソコンの故障といい、

しかし、考えてみれば、そのPCは、2002年5月に購入したもので、足掛け8年目に突入したばかりでした。
当時は、CRT(ブラウン管)が幅を効かせていた時代で、無理をして液晶を買ったもでした。
こんど買い換えたものは、前のPCの値段の半分以下で買えました。

こんどの機械のスペックは、よいですが・・・・・
そのかわりOS以外のソフトは、なにもついていません。

2,5ギガのクワドコア(CPU4台分の演算機能)そこまで必要ないと思いましたが、
なにしろ展示品ではない、在庫処分の安売りに、飛びついてしまいました。(笑)

21,5インチの液晶デスプレイ付きセットで、8万円台は、お買い得と思いましたが・・・?
本体のでかいこと、でかいこと・・・!!!!
よかったのか、失敗したのかわかりません。(笑)





ちょとだけ、ご披露いたしますね。




部屋に伊万里ばかりが、飾ってあるかというとそうでもないんです。




もう少し、片付けろ!!
なんて、いわないでください。(笑)




このお皿は、15年ほどまえ、香港に在住の作家さんが日本に来たとき買いました。
色絵磁器で、David and Miagle 若いというご夫婦の作品展で買ました。
これは、ご主人のデビットさんの作品です。

そのご、オーストラリアへ、移住したと聞きましたが、詳しいことは、わかりません。