古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

テッセンそれとも桔梗??

2013年05月18日 19時37分20秒 | 盃洗
きょうは、約10年ぶりくらいで、旧友の家を訪ねました。
いつもながら、こぎれいに掃除が行き届いて、
感じのよい家だなぁ。。と、ピンポンを押すと、
「どうぞ」、の声がしました。(^^♪

玄関を開けると、いきなり真っ黒な大型犬が吠えながら、
わたしに抱きついて、きました。
抱きつくと、わたしの顔をペロリ、ペロリ、となめて、
抱きついたまま、しばらく離れようとしません。。
いくら男前のわたくしでも、犬に襲われたのは、始めてです。(笑)
犬でも、わかるのでしょうか???

犬臭いこと、いぬ臭いこと。。家の中も。。

犬そのものは、特に嫌いでも、好きでもないのですが、
犬を飼っている家の人は、きっと匂いにきがつかないんでしょうね。
犬がでかいので、なんだか犬小屋の中に、人間がすんでいるような、
とても不思議な強い匂いが充満していて、
これには、参りました。

家の中で飼うのなら、小型犬か、中型犬をお勧めします。(^.^)
それでも、いくぶん匂いは残るかもしれませんが。
中型犬を家の中で飼っている他の友人宅の
匂いは、それほど、気ならないようなきがしました。(^^♪

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これは、なんの花でしょうか。



桔梗にも、テッセンにも見えます。

シベの様子をみると、もともとは、テッセン花を描いたものかもしれませんね。
ただ、テッセンの一重咲きの基本は花弁が六枚が基本なんです。
調べたら、五弁だと、桔梗になっちゃうんですね。

そういうところが、江戸期のおおらかなところで、
実際にない花を描いた古伊万里は、
けっこう見てきたきがします。(笑)

むしろ、ぎゃくで、写実のように正確な絵は、
江戸期には、好まれなったと聞いたことあります。




明治になると、そういうファジーな絵付けは、少なくなる傾向があるようです。
文明開化で、非科学的な絵は、価値を失ったんでしょうね、きっと。(笑)



江戸後期のころ。
コバルト(呉須)の色と調子をみると、寛政期のようなきがします。
ですから、こんなんでも200年は、経つんでしょうね。(^^♪

  直径12センチほど、



イタドリ・斑入り植物

2013年05月06日 16時50分17秒 | 植物起稿
ゴールデンウイークも遠くは行かず、
友人と近場の園芸市に行ってきました。

むかしは、バスで乗り付けて買い物に来た人々がいましたが、
観光会社のツアーの企画もないようで、昔よりは、楽に駐車できました。

そんな中で、買ってみたのは・・・



斑入りイタドリ、名前は、「三光班」というらしいです。
まあ、どこにでもある雑草のイタドリに大枚1,000円も出すのは、気が引けて
何年も買えないでいたものです。(笑)



葉が、あまりに美しいのと、最近イタドリという植物が、注目されてきているので、
思い切って買ってみました。

最近注目されている長生き遺伝子(サーチュイン遺伝子)を活性化させる物質(レスベラトロール)
を多く含む植物として、赤葡萄の果皮とともに、注目されてきました。


ただ、これを食べては、観賞価値がなくなるし、
まだまだ、先のことになりそう。。(笑)




陽刻雲鶴紋大皿

2013年05月03日 19時35分44秒 | 古伊万里=染付大皿
ゴールデンウイークにこの涼しさは・・
いままで経験したことないような。。?
なんだか昼間の気温が20度に届かない日が多い。

例年だと、気温が25~28度くらいまで上昇して、
初夏の陽気ですよね。

こうなってくると、マスコミも調子がよくて、
地球温暖化なんて、だれも言わなくなる。

実は、温暖化を心配する学者もそうでない学者も、
いまの地球は、寒冷化に向かっていることには異存がないそうです。
つまり小氷河期に向かっている。

そういえば、氷河期に向かっているのは、なにも地球ばかりではなく
僕の人生もおなじかも。。(笑)
むかしの人は、[苦の沙婆(しゃば)]といったが、
この世は、ある意味、耐え忍ぶ世界なんでしょうね。

たとえば、人は、お互いたすけ合うこともあるが、
お互いが、お互いを邪魔している。
スーパーができれば、八百屋が潰れるし、韓国の家電が売れれば、日本製は伸び悩む。
だれかが、出世すれば、同期があぶれる。
万人が皆、満足できることは、奇跡に近いのかも。。?

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江戸後期の大皿です。



松葉に雲と鶴とでも、申せましょうか。
なかなか、デザイン的に優れていると思います。



皿裏は、天保期に流行った波の文様


銘は、乾隆帝の「乾」の文字




直径42センチほど

時代は、当時流行した皿裏の波紋から天保時代としてみました。