古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

明治期・南瓜とスズメの図

2014年06月01日 16時45分17秒 | ベロ藍
しばらく、更新を怠けてしまいました。(笑)
皆様、おげんきでお過ごしでしょうか?
わたしは、この暑さですこしばて気味ですが、なんとかやっています。

ところで・・・
ネットオークションで、なにを血迷ったのか・・
「耳慣れ英会話・CDセット」なるものに入札をしてしまい、
落札メールが来て、CDによる英会話の勉強をするハメになってしまいした。
まあ・・
40の手習いということばもあるが・・
50代後半に近いわが身、いまさら英会話でもなさそうだが・・
ボケ防止とう点では、よいのかなぁ。。。??
と、自分自身を納得させて、さそくCDを聴いてみました。

聴いてみて、びっくり!!
ネイティブなアメリカ人の発音って、これほど耳に入らないものか??!!
大雑把な日本語の発音の中にあると、子音や摩擦音が重要なファクターをしめる
ネイティブな発音は、わたしの耳には残らない。
そして、とくに・・
クールジャパンのクール「 COOL 」は、「くおっつ」と聴こえるし、
「 some people don't 」 は、「さむぴいぽー、どおん」とだけ、聴こえる。
なんか、単語の語尾が聴こえない。
これって、年齢のせいで、子音が聴きにくくなているのか、
あるいは、アメリカ英語って、こういう傾向なんでしょうかね??

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これは、明治期もかなり後半の絵皿のようなきがします。



むかしの日本南瓜と、ずずめが二羽。
この日本南瓜を見て、懐かしいと感じる方は、昭和前半生まれの人でしょうね。。
いまスーパーで売られている南瓜は、当時、西洋南瓜と呼んでいました。
当時の日本南瓜は、
シンデレラ姫が乗っていた南瓜の馬車みたいなシワの深い品種です。



そういえば・・・
ごぼうのように長く、血のように赤い日本ニンジンもまったく見なくなりました。
赤い茎が、砂糖のように甘く、ワイセイの日本ほうれん草もほとんどみませんよね。
一時は、丈の高い西洋ほうれん草に席巻されていた市場も、泥臭いという消費者の声を生かして、
最近は、西洋ほうれん草と日本ほうれん草の中間の品種が出回るようにはなってはいます。



お互いに見つめあって、おそらくツガイなんでしょうね。
むかしの職人さんは、詩情というものを忘れなかったんでしょうね。



明治時代、直径44cmほど。



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吹き墨・栗の図

2012年08月04日 20時34分16秒 | ベロ藍
雨や夕立もいっさい降らないし、
日本の夏って、こんなかんじでしたかね。

その代わり、湿度はやや低いが、50%を超えていますので、カラッとしてはいない。
朝晩の、鉢植えの植物への水やりも大変です。

毎日のように、熱中症で病院に運ばれる人があとを絶ちませんし、
もう真夏の日中に、外で仕事をやる国ではなくなりつつあるかも。。

オリンピックも見ていると草臥れるので、結果のみを聞くようにしています。(笑)
時代の流れというものは、万物にあらがいがたい変化をもたらしますが・・
日本よりもフランズ人の方が柔道人口が多い時代。
それにしても日本の金がとれない柔道は、見直さないといけない時代かも。。??

仏教にしても、キリスト教にしても、その発祥の地より
他国のへ行って、より栄えたという歴史。
野球発祥の地は、本来はイギリスだという。
1744年にイギリスで刊行された本にその仕組みが載っているそうです。

柔道も、そうなりつつあるのかも知れませんね。。。

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まだ、お月見には早いのですが・・



明治期に制作されたと思われる、ベロ藍のお皿です。



ベロ藍の吹き墨は、珍しいものです。
紙型で白く抜いたところを、栗と木の葉を手書きで描いています。



皿裏をみると、江戸期のなごりをかなり残す霊芝紋となっています。
絵の具が指についた跡が、ちょっと青く残っていますよね。

時代は、明治のごくはじめ頃ではないでしょうか。
直径21cmほどの7寸皿です。




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筆入れ?それともなに?

2010年09月05日 16時54分06秒 | ベロ藍
毎日、記録的猛暑がつづきますが、
いくぶん朝夕は、涼しい風が吹くようになりました。
ただ、もう、雨は、二週間以上ないような感じで、夏の天気とも思えません。
わが子供のころは、このあたりは、毎日のように午後3時過ぎは、雷雨がありました。
この地域は、雷電神社という、かみなり除けの神社があるくらいです。
わたしが住んでいる街の別名は、雷都(らいと)といいます。
それが、ここ、15年くらいは、ひと夏に数えるくらいしか雷雨がありません。
江戸時代から、続いていた地域特有の気候が通用しなくなりました。
 
これは、なんでしょうか?

 
波の上の富士山の頂上から、龍が昇っています。
千鳥の形と、波の飛まつの形に、穴もあいています。
横山大観の絵にある図柄ともいえます。
 

 
筆入れくらいの大きさです。
なにに使ったのでしょうか?、わかる人いたら教えてください。
 

裏側に釉薬が、掛かっていますが、不思議と底の部分が、
無釉薬で、磁器質が露出しています。
おそらく、瀬戸あたりの産のような気がします。

大きさは、16cm×6,5cm
明治時代
 


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ベロ藍捻り紋中鉢

2010年05月15日 22時14分06秒 | ベロ藍
宇宙の始まりは、約140億年前のビックバン(大爆発)から始まったことが、
ほぼ確定的に解かっているそうですが、
じゃあ、その前はどうだったのかまったく説明がありません。

いまも、宇宙はその爆発の勢いの慣性法則にのって拡大拡散を続けているそうで、いまこうしているうちにも、
太陽系は勿論、銀河系全体も猛烈なスピードで宇宙の外側に向かって飛ばされているそうです。
最後は、いったいどうなるのでしょうか?

ある程度まで拡散するとこんどは、逆に宇宙は収縮を始めて、
宇宙が一箇所に向かって集まりだすのではないか?
そうして、ふたたびビックバンを起こす。そういう説があるそうです。

しかしこれは、よく考えてみれば、ある定数や方程式がわかれば、
物理学の数式で導き出すことは、可能のような気がします。

ただ、それには重力がなにものかよく解からない現代の科学や物理学では、少々無理なのでしょうか?
重力がなにものかが、わかっていないのがいまの科学のレベルだといいます。
もし、重力がなにものかがわかれば、空気力学で飛ぶ飛行機や、
内燃焼機関や電気モーターで動く自動車や電車は、なくなるに違いありません。

私たちが生きているあいだに見ることができるでしょうか?

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。

明治の印判とベロ藍をつかった捻り紋の鉢です。




かっての宇宙のビックバンや、銀河系そのものを連想させる放射紋。
銀河がまるで、その中心に向かって、引っ張られながら回転しているようにも見えます。




最近ベロ藍のやきもの全般に言えるような気がするのですが・・・
明治から100年以上経つせいか、色合いがいくぶん落ち着いてきたように見えるのは、私だけでしょうか?
写真は、やや、あざとい色合いですが、もうすこし落ち着いています。




捻り紋もかっては、中国の染付け磁器のしょんずい手からきているようです。




  皿の裏は、瓔珞紋。

  明治前半時代のころ・直径約27,5cm 産地は、おそらく美濃あたりのような気がします。


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明治染付け青磁額皿

2010年02月27日 14時36分50秒 | ベロ藍
だいぶ春めいてきましたね。
庭の蕗の薹もすっかりのびっきて来ました。

うぐいすの声も本日始めて、聴きましたよ。
俳句の季語では、『初音』などといいます。

これは、ひと目みておわかりのように、明治時代の青磁染付けです。
江戸期のもより、どことなく洋風な絵付けになっていますよね。
このあたりが、すきずきの判れるとこでしょうか?




コバルトの絵の具は、当然ベロ藍です。
青磁釉は、昔ながら有田で使われていた青磁釉と思われます。

松・竹・梅・鶯・牡丹などが、幕末~明治に流行った南画風絵付けで描かれています。
かなり勢いのある早いピッチの筆づかいですよね。




お皿の裏は、御存知のごとく、菊花と源氏香の図柄。
この源氏香は、本来は、5本の線で組み合わせを表現するそうですが、
ここでは、4本に省略されています。




この源氏香の形は、源氏香に『初音』という組み合わせがあり、その省略図と見るともできますが、
詳しいことは、わかりません。




  30cm×25cm   時代は、明治の初めの頃と思われます。


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