古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

紅山文化,玉龍

2010年01月31日 18時31分49秒 | 玉(ぎょく)製品
最近、ヤフオクなどで、紅山文化なる玉製品が出品されているので、落札してみました。
これは、玉龍と呼ばれているようです。




紅山文化とは、新石器時代、現在の中国の東北3省(遼寧、吉林、黒龍江)、内モンゴル自治区および(ウイグル)自治区に広がっていたもので、時代的には、一説によると紀元前5000年~2700年ごろだそうです。

ですから、世界四大文明より、古いということになります。
そんな珍品が、おいそれとヤフオクに出てくるとも思えません。




この文化の特徴は、玉(ぎょく)文化にあるそうで、墳墓より沢山の玉製品が出土しているらしいです。




日本の弥生時代の勾玉(まがたま)文化とも関係あるのではないか、という説も出てきたようです。
考えてみれば、日本語は、モンゴル語や朝鮮語とも近くウラルアルタイ系言語に属するわけですから、
その点からも、当時人間の移動があったとしても、なんら不思議はないでしょう。

余談ですが・・
日本語と朝鮮語は、双子のようにそっくりな言語で、だれがなんと言おうが元々は、
同じ言語だったと思います。
文法のみならず、使い方も、そっくりなんですよね。




  直径約24センチ・重さ約1キロ  
 
         かなりよく出来ていますが、おそらくレプリカと思います。

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釣り香炉

2010年01月23日 21時01分08秒 | 金属の骨董品
磁器の次に好きなのが、古銅製品なんです。

磁器と古銅って、どこが似ているのかと考えましたが、
経年変化に強いと言う点が似ているのかも知れませんね。
自分自信どういう骨董が好きかというと、永遠に変化しにくいモノにどうも惹かれるうよです。

陶器よりも磁器、鉄よりも銅製品のほうが、経年変化に強い。
しかも色絵磁器などは、数百年たっていても色褪せがすくなく状態のよいものは、
極最近に窯から出したみたいに見えるほどですものね。
しかも、絵付けは時代物でありながら、真空レトルトパックの封をいま切ったような鮮度で
時代特有の絵付けを楽しめます。




これは、釣り香炉ということで購入しました。




かわいいおサルさんが、香炉の本体です。
時代は江戸ということでしたが、さて、どうなんでしょうか?




茶道の道具の一つといっていましたが、詳しいことはわかりません。




  全長約30cm、サルの本体約12cm 古銅製


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印判・名古屋城(旧説・熊本城)

2010年01月16日 20時04分40秒 | 印判
熊本城ということで買いました。


「官軍熊本城入城図」とされていましたが、平太さんのご意見で
「名古屋第三師団行進図」であると判明致しました。




印判でも銅版転写ではなく、型紙摺り印判でしょう。




わりとリアルに細かく描かれています。




産地は、ちょっと不明ですが、美濃あたりでしょうか?




 直径約21cm


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電話番号プレート

2010年01月09日 18時59分15秒 | 信楽・瀬戸・その他
これなんだか解かりますか?

電話番号を書いたプレートです。

え!

これをなにに、つかったか、ですって?
それが、今回の問題です。(笑)




穴には、釘を打ち込んで貼り付けたようです

戦前のものということです。




磁器製ですが、産地もほぼ瀬戸のような感じです。

これ、どこに貼り付けて、使ったかわかるでしょうか?





  10cm×6cm     昭和初期・磁器製


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恭賀新年

2010年01月01日 13時45分42秒 | 古伊万里=染付中皿
明けましておめでとうございます。

昨年は、いろいろとお世話になりあとうございました。

でも、新年って、明けるとどうしてお目出度いのでしょうか?

みんな健康無事で歳を越すことができ、新しい歳神様への感謝の気持ちなのでしょうか?

こども心に、不思議に思いましたが、いまだにスッキリしないんです。。。(笑)

ただ、わが家の習慣として、初詣は、墓参と決まっておりまして、今朝もう、お参りを済ませてきました。




コレクションの中から寅図をひっぱりだしてみました。




まともにUPしたのでは、よく見えないので、明度とコントラストを、すこし加工してみました。
これで、いくぶん寅図が見やすくなったでしょうか?他に唐子なども見えます。




時代は、宝暦~天明期くらいでしょう。 この時代に流行った陽刻タイプの大皿です。




  追記☆ この寅と唐子の図の意味は、館長さんの日記で教えていただきました。

楊香(ようきょう)という14才の少年がおったそうな。
ある時、父とともに、山の中に入ったところ、荒々しい虎に出あった。
楊香は父の命を失うことを恐れて、虎を追い払おうとしたが、それもかなわなかったので、
天の慈悲を頼み「どうぞお願いですから、私の命を虎に与え、父を助けてください」と深く祈った。
すると、天もこのことを哀れんで、今まで、猛々しいようすで取って食おうとしていた虎はにわかに尾をすぼめて逃げ去った。
そのために父子ともに虎の難儀をのがれ、無事に家に帰り着いたということであった。
これも、ひとえに、孝養の心が深いために、このような不思議なことが起こったのにちがいなかった。

そういう意味の漢詩の一部がか書かれてるそうです。

  直径約、31cm

       本年も宜しくお願いいたします。


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