古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

兎図盃洗

2008年12月31日 22時12分26秒 | 盃洗
明けましておめとうございます。    旧年中は、たいへんお世話になりました。




 謡曲「竹生島」では・・・
『緑樹沈んで、魚木に上る気色あり。月海上に浮かんでは、兎も波を走るか、面白の島の気色や』
と、その素晴らしさを愛でています。




現代語訳では・・・
島を覆う緑の樹々が影を湖水に映している。魚が樹々の影をつたわって泳いでいる。
まるで木に登っているかのようにも見える。
月が湖面に映るときは、月に住む兎があたかも、波間を駆けていくように見える。
それほどに竹生島の景色は素晴らしい。

むかしの人は、うまい比ゆを言ったものですね。




竹生島には、弁財天と竜神を祭っているそうです。




ことしは、この荒波を乗り切り、兎にあやかって、

弁財天のお膝もとまで行きたいですよね。(笑)





  
本年も宜しくお願いいたします。

     波乗り兎図盃洗   江戸後期のころ   

                 直径15,5cm・高さ12cm


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メモ帳 (古美術講座)

2008年12月30日 10時50分58秒 | 贋物について・・・




ネットサーフィンをやっていると面白いページにつきあたりました。

どうして、愛知県共済(生活共同組合)が、古美術教室を開いているのか?
不思議でならないと思いました。

わたしの好きな古伊万里についても真贋鑑定の方法や、
骨董品に対する考えが出ていて、興味深く読ませていただきました。

ただ、残念なのは、去年の7月で終わってしまっていると思ったら・・・
今年の11月まで、続いておりました。(^_^)v


私自身参考になればと思い、日記に貼り付けてみました。

あとで、ゆっくり読んでみようとおもっております。

            ↓
http://www.aichi-kyosai.or.jp/service/culture/internet/art/antique/index.html





ご注意! ◎上の写真は、つい最近、わが家のわたしの部屋から、
      東の空の朝焼けを写した写真です。
      けっして、わが部屋の落日を写したものではありません。(笑)



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荒波に千鳥の大皿

2008年12月27日 16時37分39秒 | 明治伊万里染付
荒波(波頭)に千鳥図の大皿です。

ことし一年は、皆様にとっていかがな歳でしたでしょうか?
わたしにとっても、年末に、大きな取引先の倒産と、たいへんな一年でした。
一週間くらいは、眠れない夜もありました。
半分くらいは、歳のせいだと言う人がいますが・・・(笑)。




なんだかこの荒波をみていると、今年一年のような気がします。
石油価格の暴騰のあとの急落、そして、この予想外の円高と不況。
影響を受けない企業は、皆無と言う感じですよね。




それにしても、この千鳥は、いまにも波に呑み込まれそうですが、
けして、海の藻屑とはならない天与の羽根をもっていますものね。
この、羽根がうらやましいです。(笑)




しかしながら、鳥といえどいつまで飛んでいられる訳もなく、
いつかは、羽根を休めるため、荒波の届かない止まり木や岩場が必要でしょう。
そういう意味では、我われとそれほど変わらないのかも知れませんね。(笑)



来年は、良い年だとよいですね。

   直径約33㎝、高さ2,5cm    明治~大正時代


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いただきもの

2008年12月22日 18時08分05秒 | みやまつりが日記



ついんぱわーさんのブログ三周年記念のプレゼント企画に参加させていただき、
美味しいもの、セットをいただきました。

 箱にいっぱいの美味しいものが、詰まっておりまして、ビックリしました。


    まことにありがとう御座いました。m(__)m



  ついんちやんのブログは、こちらとなります。
   古伊万里とお城に深い愛情を注いで、おられる和服の似合う素敵な女性です。
              ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/twin_power_calculator



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洋犬の皿

2008年12月21日 11時24分31秒 | 紅毛伊万里
これは、洋犬のついたお皿です。

骨董品を蒐集して最近は、つくづくと思う事は、骨董品って、良し悪しではなく
たんなる自分の好みを集めたに過ぎないと思うようになりました。

私もときどき、お宝を探しに骨董市なのどに出かけていったっり、ネットで応札したりして
購入しますが、これはと惚れ込んで買ったとしても結局、自分という、
かなり片寄った好みのコレクションしか出来ないんだとつくづ思うようになりました。
もちろん、金銭的な制約もありますが・・

そういう意味で、自分のコレクションも他人の目の様に、
ときどき、少し醒めた感覚で眺めて見直してみる必要があるような気がします。

もちろん、個人のコレクションですから、好みで集めてどこも不都合はないでのですが、
私自身、あまり骨董蒐集にのめり込まないような、ブレーキにしようと思っています。(笑)





洋犬の他に、南方の鳥(極楽鳥?)や梅の木が描かれています。




和犬ではない証拠に、耳がたれていますよね。
ブチ犬の和犬はいませんからこれは、洋犬に間違えないと思います。(笑)




コバルトとわずかな朱の絵の具・金彩で描かれております。




  直径24,5cm高さ3,5cm
     
        時代は、幕末くらいではないでしょうか。


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