古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

油壺

2014年01月13日 12時24分16秒 | 古伊万里=ふくろもの
最近ちょっと気になるニュースなんですが・・

ある芸能人の父親の方が、親子関係のDNAの検査をされて、
16年間、育てた息子が実子ではないことが、判明して、
テレビの芸能ニュースで大きく取り上げられていましたよね。

まあ、なんともやるせないような、複雑な思いがしました。

これは、私の考えなんですが・・
その子とご縁があって、16年間も、わが子として育ててきた。
どうして、わが子として、そのまま、受け入れて、
その結果を他言せずに、腹に収めて、育てていけなかったんでしょうか?

産みの女親、もしくは、子供がDNA鑑定をしてくれ、いうなら別ですが、
家族にとって血のつながりって、それほど、重要なんでしょうかね?

わたくし事ですが・・

私の母は、養女でした。
ですから、私と祖母は、血の繋がりはまったくありませんでした。
しかし、血のつながりのある父方の祖母より、
何倍も、なんばいも、私を可愛がって育ててくれました。
そして、祖父母は、最後まで、母を養女だとは、口にだしませんでした。
そのことを思うと、こんかいの、経緯は、残念でなりませんね。

家族って、最初から、あるものではなく、
お互いに努力して創り上げていくものでは、
ないかと、おもうんです。
が、皆様は、どう思われますか?

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これは、油壷です。



油壷といっても、調理用の油を入れておくものではありません。
ビンつけ油でしょう。



一時は、民芸の代表のような人気を博しまたが、
いまは、いくぶん落ち着いてきましたよね。



時代は、江戸中期~後期くらいでしょうかね。
高さ10cmほどの小柄な油壷です。





インク瓶

2013年06月23日 19時32分35秒 | 古伊万里=ふくろもの
オーデコロン・トワレ

5年前に、椎間板ヘルニアをわずらい、
腰痛はめったにおきないのですが、左足に痛みとシビレが残ってしまいした。
いまだにときどき、整形外科にリハビリに通っています。

情けないですね。
もっと若ければ、早く良くなっているんじゃないでしょうか?

その時に、足をマッサージしてもらうんですが、
仕事帰りに、病院によるので、少しばかりオーデコロンをつけて、
病院に寄ります。
その柑橘系の爽やかな香りのオーデコロンが、
無くなってしまいました。

仕方ないので、ドラッグストアへ寄って、
3種類、4種類と見本を嗅ぐと、何がなんだか、わからなくなりました。(笑)
それで、一番売れていそうな在庫のないモノを選んで帰りました。
個人的には、柑橘系が良いとおもい、期待して帰り、
家で試してみました。

ところが・・

それは、ムスク系とでも。いうんでしょうか?
甘いような、酸っぱいような、汗臭いような、最初から体臭を混ぜたような・・
なんだか、フェロモンのような悩ましい匂いがするんです。

その後、あちこちのドラックストアへ、買いに行きましたが、
むかしの爽やか柑橘系の香りを、見つけることができませんでした。
時代の流れ、流行というものは、香水の世界にもあるんですね。
びっくりしました。

私のような、おじさんに、
果たして、フェロモンのようなムース系香水が、似合うでしょうか。。??

(´▽`*)アハハ

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幕末に輸出用に造られたと思わるインク瓶です。



香水瓶のようですが、そうではないとおもいます。

これは、おそらく柳にオシドリなんでしょうね。


肥蝶山深川造の銘あり



こんなものと思われそうですが、
数が少なく、人気の高い品です。

幅9cm・高さ11cm









雪輪紋沈香壺

2011年01月22日 20時20分38秒 | 古伊万里=ふくろもの

私は、ちょっと、風邪をこじらせて、パソコンも休んでおりましたが、

毎日寒い日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか?

地球温暖化の影響は、どうしたのでしょうか。
関東は、あいかわらずカラカラの乾燥で快晴です。
お肌にも良くないらしく、指先が割れてしまいました。
皆様も、美しいお顔に

ヒビ・ホツレ・ニュー・ジカンなど入らぬよう、お手入れをお忘れなく。(笑)

江戸中期の沈香壺と思います。



人気の雪輪文様つくしとなっております。

雪輪とは、雪の結晶を図案化したものだそうです。

江戸中期に流行して、その後の時代には衰退してしまうようです。


もともとは、蓋のあったものだと思います。



時代は江戸中期・元禄~享保のころ(300年ちかく前のものになりますよね)

        高さ17cm幅約14cmほど。




騎馬武将と桜図の壺

2010年04月03日 20時55分57秒 | 古伊万里=ふくろもの
北関東もやっと、ちらほらと桜が咲いてきました。

ここから、下は骨董蒐集家の方はあまり読まないでください(笑)。

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骨董品てお宝といいますが、本当にお宝なんでしょうか?
最近は、おおいに疑問を持っています。
換金の点で、思うような値段で買い手を見つけるのが、かなり難しいのではと思います。
二束三文の覚悟があるなら、買い手には苦労しないかもしれせんが・・

その点、金地金や株式、債券、などは換金性の点で優れています。
ただ、金地金や株券を毎日眺めて楽しむというのも、骨董蒐集家以上に変人と思われるでしょう。
けっきょく骨董蒐集は、お金の問題ではないという結論になります。
お金の問題と捉えると、けっきょく現在人気のある銘柄に追いかけることになります。
株式と同じようなもので、高値つかみとなるのが関の山でしょう。

ですから、骨董品はお宝という考えは、すっぱり捨てて、楽しむものと割り切った考え方がよいような気がします。
ただ、どんな些細なものでも文化遺産ですから、出来ればつぎの代まで伝えたい。
今出来の品物と同じ扱いはしてはいけないんだと思います。

『お宝、骨董市』という言葉は、売るほうにとって、お宝という意味でしょうね、きっと。





立派な装束をまとった武士が、桜の花の下をものすごいスピードで駆け抜けています。

  “咲いた桜になぜ駒つなぐ~♪、駒が勇めば~、花が散る♪”

などという、都都逸を思い出してしまいました。(笑)





幕末・明治・大正・昭和と駆け抜けた武人たち。

いったいこれから、どこへ行こうとしているのでしょうか?




画像では、わかりにくいかも知れませんが、しごく丁寧に描かれています。

高さ19cm、幅17cmほど、幕末のころと思われます。



陽刻花紋花瓶

2009年08月30日 21時23分04秒 | 古伊万里=ふくろもの
選挙の結果が、でてきつつありますが、歴史的な政権交代になりそうですね。
政権が、代わっても、官僚組織が同じですから、それほどの変化は望めないかも知れませんが、
世の中の流れのきっかけになりそうです。

ただ、人口減少時代に入り、内需縮小傾向、これ以上の輸出型経済発展も望めない以上、
保護貿易に傾斜するか、移民を受け入れるしか、二つの方法しかないのかなぁ?
などど思ったりしてしています。

地方の個人商店の減少をみると、規制の見直しも必要でしょうか??


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これは、江戸後期~幕末くらいの花瓶ではないでしょうか。

あまりない作風で、気に入っております。
肩のところに牡丹の花が、陽刻されています。




菊の花、蝶、定番の太湖石などが描いてあります。




団扇に、あさがお、桔梗と秋草などが見えます。

ごくうすいピンクは、ベンガラを極うすく塗って、ピンクを表現していますので、
特に新しい絵の具を、使った感じはありません。




高さ、34センチくらいの花瓶です。