古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

幕末・洋館の図

2014年06月15日 17時11分40秒 | 古伊万里=染付大皿
今年は、入梅も早く、なんとなく憂鬱な日が続いていましたが、
ここ二日ばかりは、晴れて気持ちがよい日が続いていますよね。

 英会話を聴いていて、おもったことは・・
日本語の母音と、とくにアメリカ英語は、違うのかなぁ。。?とおもいました。
特に、『あ』と『お』の発音が、双方とも『お』と『あ』の中間みたいな音に聴こえる。
具体的には、の日本語の発音は、双方とも、舌を使わないで口の形だけで発音しますが、
英語の場合は、口の中ですこし舌を、L字に丸めて発音しているようにも聴こえます。
ですから、日本人には、かなり、こもった曖昧な母音に聴こえてしまします。
たとえば・・
『party/パーティ』の「あ」
『contest/コンテスト』の「お」

日本語の音感世界感からいうと、それらが想像以上の違和感を伴うような感じ・・
わたしが感じるには、脳が混乱して、母音の判断に迷っているような感じ。
最初は、頭痛がしてきて、その原因が最初なんだかわかりませんでした。(笑)
ただ、聞き流していても頭痛がしました。
結果、ネイティブなアメリカ人の発音が、かなり聞き取りにくい。
これら母音の違いが、いがいに日本人が英会話を学ぶ場合、
障害になっているのかなぁ??
と私は、感じました。

ただ、これには、ただ自ら、ひたすら慣れるしか方法はないのかも。。

日本人は、世界でもっとも英会話が苦手な国民と言われていますが、
意外にも、この母音の違いが大きいのでは?
と感じました。。
逆に、日本語の発音は、やさしいと外国から言われているそうですが・・
しかし、日本人に言わせると、正確に発音できるのは、モンゴルの人くらいですよね。(笑)

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これは、江戸後期の洋館の図ということになっています。



長崎の出島からの風景なんでしょうかね?
塀の向こうに南蛮船のマストらしきものが見えます。
まわりは、龍がいます。



どうして、これが洋館かといえば・・
観音開きの窓と、入り口のドアらしきものが見えます。



でも、なんだか中にいるのは、中国人風な人物。



銘を見ると、『南川原・樋口造』とあり。
幕末の『樋口窯』で作られたことがわかります。

最大直径46センチ・天保時代





元禄伊万里,残菊に流水

2013年11月10日 16時04分51秒 | 古伊万里=染付大皿
きゅうに晩秋のようになって、もう、初冬の気温ですよね。
むかしのように、毛糸の半袖とか、着る季節がなくなりました。

フイリッピンの台風は、お気の毒でした。
この異常気象は、温暖化が影響しているのは、間違いないでしょう。
緯度が低いだけに、なかなか移動しないで、被害が甚大となりました。
こんなとき、ふと、神や仏は、本当にいるのだろうか?
と、いう疑問が、誰もの心のすみをかすめます。

しかし、神様というのは・・・
本来は、人間のこころの中に棲んでいるのかもしれませんね?
棲んでいるからこそ、ボランティア活動をしてまでも、
被災地の助けになりたいと、思う人が出てくるんでしょうね。
これを、神のまごころと言わずして、なんぞや!

お祈りをすることが、宗教ではないと思いますが。。

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元禄時代の菊に流水紋です。



元禄期に流行った、流水に花紋。





デザイン、絵付けともなかなか優れていると思います。
約、300年前のそのままの絵付けです。



美しくもさかりの花も、あっという間に、荒波の藻屑と消えていく。

残菊とは、重陽の節句を過ぎても、盛んな菊の花を指していて、
晩秋の菊という意味です。



源氏物語や平家物語にある、もののあわれ、を表現したような気がしてなりません。
極めて、和風な絵柄と思います。


銘や唐草も元禄時代の特徴をよく見せていると思います。
元禄期、直径36cmほど。




花唐草大皿

2013年10月20日 12時20分58秒 | 古伊万里=染付大皿
猫のお世話は、たいへんですね。

ネコって、体重比でいって、犬より脳が小さいそうですが、
あまり人間の言うことを聞きません。
ほとんど聞きわけをしないと言っても、いいくらいかも。。
犬とは、かなり事情が違います。

ネコを叩いてしつけをすることは、よくないと聞いていますので、
拍手をして、脅かしたり、暴れて仕方ない時は、
外に出したりして、対応していますが、
なんとも手がかかります。
ねこが人の手を軽く噛んで、ジャレテいるつもりでも、
かなり痛いときがあります。
そんなときは、逆に猫を噛むといい、という話を
ネットで読みましたが、そういう訳にもいかず、
すこし、腕をつねると、それ以上噛むのを止めます。

人間の食事のときがタイヘンで、
叱っても、叱っても、テーブルに登るので、
たいがい庭に出してしまいます。

犬では、考えられないでしょう。

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これは、中期の花唐草(菊唐草ともいう)の大皿です。




すこし、呉須の発色が暗めですが、それも味わいとしてみれば、
いいのかな?と、やや消極的な、わが評価です。(笑)



やや、降りもの、ヒッツキも、時代の味と申しましょうか・・(笑)



時代は、江戸中期、元禄~享保の頃でしょう。


渦福の銘が、古伊万里ファンには、なんともいいですよね。

  直径30cmほど、享保時代。




陽刻雲鶴紋大皿

2013年05月03日 19時35分44秒 | 古伊万里=染付大皿
ゴールデンウイークにこの涼しさは・・
いままで経験したことないような。。?
なんだか昼間の気温が20度に届かない日が多い。

例年だと、気温が25~28度くらいまで上昇して、
初夏の陽気ですよね。

こうなってくると、マスコミも調子がよくて、
地球温暖化なんて、だれも言わなくなる。

実は、温暖化を心配する学者もそうでない学者も、
いまの地球は、寒冷化に向かっていることには異存がないそうです。
つまり小氷河期に向かっている。

そういえば、氷河期に向かっているのは、なにも地球ばかりではなく
僕の人生もおなじかも。。(笑)
むかしの人は、[苦の沙婆(しゃば)]といったが、
この世は、ある意味、耐え忍ぶ世界なんでしょうね。

たとえば、人は、お互いたすけ合うこともあるが、
お互いが、お互いを邪魔している。
スーパーができれば、八百屋が潰れるし、韓国の家電が売れれば、日本製は伸び悩む。
だれかが、出世すれば、同期があぶれる。
万人が皆、満足できることは、奇跡に近いのかも。。?

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江戸後期の大皿です。



松葉に雲と鶴とでも、申せましょうか。
なかなか、デザイン的に優れていると思います。



皿裏は、天保期に流行った波の文様


銘は、乾隆帝の「乾」の文字




直径42センチほど

時代は、当時流行した皿裏の波紋から天保時代としてみました。




浮世絵の大皿

2012年11月18日 20時05分22秒 | 古伊万里=染付大皿
しばらく、日記を休んでいました。
なんだか、これといった出来事も、記事もなくて、
更新の気力もなくて、ちょっと鬱かなぁ。。?

なんて、自分で思います。

世の中が不景気のせいとばかりは言っていられないでしょう。(笑)
ひょっとして、中年の男性の更年期障害の一種では?
と、一人納得しております。(笑)

政界といえば・・
野田さんの解散劇も見事なもので、
確かに、総大将のうつわのようなものを感じます。
世襲制のぼんぼんの議員にはできないような、切れ味のするどい解散劇。
野田さんって、橋下さんとはまた違うが、すごい政治家だなぁぁ。。
と、つくづく感心してしまいました。

ただ、野田さんの一番の間違えは、公約で言っていない増税をしたこと。。
それで、ここで解散して信を問うという行動におよぶ訳だが、
やはり、その結果、きびしい選挙結果を引き寄せる結果になるような気がします。

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これは、大変めずらしい浮世絵を描いた大皿です。


浮世絵というより、歌舞伎の一場面のような気がします。
お分かりになる方がいたら教えてください。


左手の男性は、どことなく役者姿のような。。
左の女性は、髷は島田ですから既婚者?なのに、振袖を着ていますから、不思議です?
芸者さんは、島田髷をゆっていますが振袖は、着ません。
振袖を着る花柳界の人は、京都では舞妓さんがいます。東京では、はんぎょく、と言いますが、
島田髷は、結いません。



トータルとして見れば、歌舞伎の一場面という感じがしますが。。



いまよくある外国製の古伊万里ではありせんので、安心してご覧ください。(笑)




直径43センチほど。
江戸後期、おそらく寛政~文化のころ。