古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

青磁・色絵紋皿

2011年10月23日 14時04分51秒 | 古伊万里=青磁
秋も、いよいいよ深まってまいりました。

リビアのカダフィ大佐が、殺害されたそうで、なんとなく暗い世相ですね。
テレビで、捕らえられたビデオと、殺害された後の映像が、公開されてびっくりしました。
むかしは、ああいう血なまぐさい映像は、あまり報道されなかったような。。
さすがにNHKは、死体の映像は、流さなかったように記憶しています。

でも、独裁者の最後は、哀れというか、お気の毒な最後でしたね。
最初は民意を代表して、王政を倒し、英雄になったんですから・・・
しっかりした法整備と、民主化を進めて、権力の座に連綿としていなければ、
今ごろは、アメリカのリンカーンと同じように、銅像が立ったかもしれませんね。
カダフィ家の子孫も、末代まで国民の尊敬と敬意を集めることになった。

これは、私の私見ですが・・
革命家の多くの人は、わりと純粋な動機で、始める人が多いんじゃないでしょうか?
そうでなければ、人々は、最初についてはこないのではないでしょうか。。
そして、成功を治め、権力の座について、時間が経つにつれ、少しずつ変質してしまう。
それだけ、権力の座には、魔力と人間のモロさあるような気がします。
どこかの国の民主党と似たところがある。(笑)

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これは、青磁皿に色絵付けを施した、珍しいものです。



上にザクロ、下に栗と、秋の恵みを表現しています。

金彩と、色絵の具だけで、描かれていて、呉須(コバルト)は使っていません。



柔らかい発色の青磁皿。

こういう青磁に色絵付けをしたものは、日本独自といってもよい方法で、
あまり外国モノでは、見ないものです。

時代は、宝暦~天明くらいでしょうか。直径21センチほど。




青磁・うさぎ紋の大鉢

2011年05月27日 20時58分45秒 | 古伊万里=青磁
きょうから関東も梅雨入り。
例年より12日早いとか・・
どうして梅雨って、言うんでしょうかね。
雨季入りでも、いいんじゃないでしょうかね?(笑)

青磁・うさぎ紋の大鉢です。
時代は、江戸後期
 



直径30cmもある鉢です。



見込みのうさぎさんがブタみたいに、まるまるとふとっています。
くれぐれも、耳の大きなブタではありませんので、お間違えありませんように。。(笑)

まわりの青磁部分に、なにか陽刻されていますが、なんだか、ちょっと判別ができないんです。
ひよっとすると、波頭紋か?
縁取りの染付けには、山水文様でしょう。



鉢の裏は、『青』の銘でしょう。
柴コレクションによると、1850年~1860年代となっているようです。
嘉永年間くらいでしょう。



  江戸後期は、幕末のころ、直径30cmほど。



染付け青磁・老松の図

2011年04月09日 11時18分12秒 | 古伊万里=青磁
福島原発のニュースを聞くたび、不安な気持ちになります。
ここは、100キロ以上離れていますが、なにしろ隣県です。
女川原発が、地震津波でも安全に停止しているのを見るにつけ、人災であったことがわかります。

それと・・・
ニュースをみたび気になることには・・
北関東~東北の人々がきれいな標準語で話しているに、
いちいち画面に字幕スパーがでるんですよね。。(笑)
北関東に住んでいると、福島・宮城・岩手くらいの言葉や、イントネーションは、
とても親しみやすく耳になじむ言葉です。
全国的に見て、これらに字幕スパーは、必要でしょうかね??(笑)

これは、江戸中期後半の染付け青磁のお皿です。
老松の図でしょう。


陸前高田の松林が、津波で跡形も無く、損害を受けた映像が、眼に焼きついておりますので、
すこし思い出してしまいます。



老松の松葉が、ネムの花のように描かれていますが、これは、松の木です。
松ぼっくりも見えます。根元に笹も生えています。



直径約30cm  宝暦~天明期ごろ(ゆうに、いまから200年以上まえになりますよね)



鯉と菖蒲の変形青磁皿

2010年04月24日 20時25分24秒 | 古伊万里=青磁
本日は、晴れて気持ちの良い日でしたので、街中の床屋さんへ無料バスに乗って行ってきました。
これで、すこしは、男前になったでしょうかね?(笑)

以下、郊外のデパートの駐車場から、デパートの無料送迎バスに、乗り合わせた
70代後半くらいの二人のご婦人会話です。

A婦人『いまの世の中、政治を含め、これほどおかしくなったことはなかったわね。』

B婦人『そうね。むかしは、貧しかった。でも、なんとか生活ができた。いまは、仕事がないよね。』

A婦人『そうなのよねぇ、どうして、こういう世の中にちゃったのかしらね。。。。』

およそ年金暮らしで、就職とは無関係なご婦人同士の会話の内容に、思わずうなずいてしまいました。。

その理由は、わたしは、身の回りを見れば、すぐわかるような気がします。
自動車は、ほとんど国産ですが・・・・
日用最寄品で、メイドインジャパンは、野菜とお米くらいでしょうか?

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もうすぐ、端午の節句も近い季節となりました。

明治時代の作品でしょう。
まだ、まだ江戸風な絵付けが残っており、明治も初めの頃ではないかと思っています。




梅・花菖蒲・鯉・南方の鳥?がベロ藍で丁寧に描かれております。
うろこなどの一部に墨はじき、の技法も見られますよね。




皿の裏側は、鳳凰・葡萄(武道=同音のために縁起かつぎ)





最大直径、31cmほど。  明治時代。



鍋島青磁草花模様刻大皿 ?

2008年06月15日 12時07分19秒 | 古伊万里=青磁
これは、箱に『鍋島青磁草花模様刻大皿』とありました。




鍋島系青磁独特の水色がかる青磁で、確かに時代はありますが、
これはどうやら鍋島ではないとご意見をいただきました。




中心に陽刻で、ハスとオモダカが見て取れます。
まわりは、陰刻で、線彫りがしてありますが、
分厚く青磁釉が塗られており、ほとんど平らと言ってもよい感じです。




直径約29,5cm高さ約5cm