古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

紅葉紋の鉢

2012年10月21日 10時19分23秒 | 古伊万里=鉢もの
秋めく

今月、一日ごろ最高気温が30℃だったことを思うと、
すっかり秋めいて、
このところ、いっきに晩秋から初冬になったようなお天気。
きのう、買った車でドライブしていたら、山裾の紅葉も始まってきた気配。
なんだか、自然の風景をみていると、こころ癒される感じがします。

最近、日本を取り巻く、良いニュースがないせいもあり、
テレビばかり見ていると、気が滅入ってしまいます。
骨董品は、みると欲しくなるので、あまり見ないようにはしています。(笑)

それでも、本日は、25℃を超す夏日になるそうで、なんだか体調もおかしくなりそう。(^^♪
最近の日本の気候は、夏から急激に晩秋になり、中間の秋が短い感じでしょうか?

ソフトバンク

ソフトバンクの買収米国三位の携帯会社買収は、すごいですね。
なんでも、借金で購入する分もあるらしく、ソフトバンクの有利子負債だけでも、3兆円にのぼるとか?
テレビによると、借り直して金利を1%にしてもらえるらしく、
3兆円の1パーセントって、年間の金利だけ返済しても、300億円にのぼりますよね。
まいにち朝日がのぼると、約1日1億円の金利が発生する計算です。
更に、当たり前ですが、その何倍かの元金を返済しなければならない訳です。

なんだか、今日の昼飯、500円台で済ますか?1.000円までにしようか?
なんて悩んでいる自分が、情けないです。(笑)
でも、元気な企業が日本にいることは、良いことだと思いました。(^^♪

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紅葉紋の鉢です。
これは、皿ではなく、鉢になっています。



現代でも、十分に通用しそうな、デザインです。(^^♪



なんだか、鹿がいそうですが、ここには、いません。
紅葉紋だけになっています。



銘は、あまり見ないものです。



江戸後期の頃。
直径、約30cm、深さ、10cmほど。







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朝顔とバッタの鉢

2012年07月21日 19時22分36秒 | 古伊万里=鉢もの
きょうは、まったく涼しい一日でした。
最高気温、23~24℃くらいでしたかね??
正確には、21℃らしいです。(笑)
あすも、きょうと同じくらい涼しいそうです。

半袖にちょっとした長袖を羽織らないと、寒いです。

梅雨明けにこんなに涼しいのは、初めての経験のような気がします。
先日の最高気温が、35℃でたから、10℃以上違いますよね。
アメリカの山火事の影響でも出ているのでしょうか?

このままだと、東日本は冷夏になりそうですが、
来週は、いくぶん気温も戻るそうです。

政界も、お天気も、異例つづきという処でしょうか?

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朝顔紋の大鉢です。



朝顔がいくぶん小輪ですが、江戸時代の朝顔は、これでいいそうです。



いまの大輪朝顔は、
幕末~明治にかけて改良を重ねて出来た大輪咲きで、
江戸期のものは、小ぶりだそうです。



朝顔にバッタがいるところが、おもしろいと思います。
現代人は、食器に昆虫の絵が描いてあるのは、あまり好まないような気がします。



バッタは、なんでしょう?
すいっちょ、でしょうか?バッタには、あまり詳しくないので、わかりません。



直径33cmほどの大きさです。
時代は、おそらく天保期ごろでしょう。直径33cmほど。



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元禄伊万里の大鉢

2012年05月13日 19時13分25秒 | 古伊万里=鉢もの
ゴールデンウイークは、後半が散々な目に会いましが、
昨日と今日、13日の母の日は、全国的にまずまずのお天気らしく、
よかったですね。(^^♪

こちらも、日差しを受けると車の中は、暑いが、
暑くなく寒くなく、初夏の清々しい空気を満喫できました。

こんなお天気の良い日であっても、
最近の日本の自然災害や原発事故を受けたれた人々の暮らしを思うとき、
なんとなく、すっきりしない気分になります。

二三日前のニュースで、日本国の借金が、初の一千兆円を超えたとの報道も、
耳から、離れません。

このままでは、だれも、やっていけないと思っても、
国会で、何も決められません。

いままでどうりの、生活を続けられないと、頭では分かっていても、
国会議員の先生方は、まずは、党と自分たちの利益。
官僚たちは、税金があがってこないと分かっていても、いままでの慣習を続けたいという欲求。
それぞれが、自分の利益に固執してしまって、身動きできないように、見えてしまいます。

みんな国にお金がないのは分かっていても、
まず、自分たちが最初に損をするのは、勘弁してもらいたいという、人間の自然な心理でしょう。
その点、官僚たちと国会議員の先生方の利害は、一致しています。

そして、もっとも安易で、手っ取り早い方法として、増税へと、
傾斜しているようにも見えます。

官僚の人々には、選挙がありませんが、
国会議員の先生方には、選挙がありますから、これからが大変でしょう。
もっとも、今の総理大臣は、自分が落選するなんて発想は、夢にもないようで、
その点、官僚と考えが、同じかもしれませんね。。。

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元禄時代の大鉢と思われます。



直径、34cmくらいあります。
      かなり、大きいいです。



文様は、当時流行の牡丹に流水紋です。




やや淡い呉須が、滲んでいて、時代を感じさせます。



いったいこの大きな鉢に、なにを入れたのでしょうか?



磁器の素地じたいも、いくらかアイボリーがかっており、時代を感じます。



見込みは、ごく平凡な山水文様。

すこし呉須が流れています。



多少なりとも、元禄時代の、色気のようなものを感じさせる大鉢ではないか。
と思っていますが、いかがでしょうか?


     最大直径34cmほど、元禄~享保の頃。



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麒麟の八角鉢

2011年07月10日 09時11分46秒 | 古伊万里=鉢もの
いよ、いよ、関東地方も梅雨明けとなってしまいましたね。
ちょっと嬉しいような、暑くてかなわないような複雑な気持ちです。(笑)
でも、アブラゼミやヒグラシの声はまだしなんです。

通勤途中、郊外の畑や田んぼの中を通るのですが・・
これほど、みどりが豊で自然に恵まれた日本に生まれた私たちは、
幸せではないか?、とふと感じます。
地球儀でみるとわかり易いのですが、日本のある緯度あたりは、
世界的にみて砂漠地帯が多いとか。。。?

それにしても、最近の日本の夏は暑く、
我々が、子供の頃の夏の気温は、せいぜい30度~32度位で、
33度というのは、めったにありませんでした。
ですから、こどもたちは、麦藁帽子に自転車で、元気で、かけずり回ることができました。

いま問題だと思うの点は・・
気候が昔と違ういま、夏の甲子園で高校生野球をさせることが、問題だと思います。
高校生にこの気温下で野球をさせるのは、かなり過酷だと思いますし、
健康問題も発生しかねないと思います。
時代にあった教育や、歴史を変えていくのも、おとなの責任と思いますが・・・?

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けっこう時代のある八角鉢と思います。
題材は平凡なものですが、なかなかデザイン的にまとまりのある鉢と思います。



真ん中には、麒麟の絵が描かれています。
キリンビールの麒麟の絵にもよく似ていますよね。



まわりは、青海波とお宝が入っていそうな壺とも、巾着とも、見えます。



時代は、寛政~文化期くらいはあるでしょう。
200年ちょっと、くらい前でしょう。



後ろ側は、きわめてシンプル。
寛政期ごろ。最大直径、19cmほど。



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錦手捻り紋丸鉢(打ち抜き紋)

2011年01月29日 18時32分52秒 | 古伊万里=鉢もの
最近は、時代劇でもあまりことわざと洒落を言わなくなったような気がします。
たとえば・・
『袖摺りあうも他生の縁』とか
『縁は異なもの味なもの』
『情けは人のためならず』
『ヤサ男、カネと力はなかりけり』
などの、仏教関連の喩え話しは、最近は、あまり使わなくなりましたよね。
私は、こどもの頃、この『ヤサ男』『ヤセ男』だとばかり思っておりましたが、
これは、『ヤサ』とう実在の人物がいたそうです。

このヤサという人は、お釈迦様の高弟子の一人だったそうです。
このヤサは、とてもハンサムで、女性の信者の人気が高く、彼の説法を聴くというより、
彼の顔を観に沢山の女性信者が集まったそうです。
そこで、ヤサは、顔に墨をぬり、説法の席に立ちました。
当時、釈迦教団は、新興宗教のたぐいの貧乏教団。
当然、ヤサをはじめとして、教団にお金などありません。
そういう深い意味があったんですね。(笑)

幕末に作られたものでしょう。
捻り紋の錦手。








当時は、かなり上手だったんでしょうか。
着物の地紋のような、かなり細かい書き込み。



鉢の表と裏は同じ文様の打ち抜きになっています。

現在、幕末物の市場評価はやや低いですが、

なかなか見ごたえのある鉢と思いますが、どうでしょうか?

直径約28cmほど。

 幕末のころ


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