古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

明治染付け青磁額皿

2010年02月27日 14時36分50秒 | ベロ藍
だいぶ春めいてきましたね。
庭の蕗の薹もすっかりのびっきて来ました。

うぐいすの声も本日始めて、聴きましたよ。
俳句の季語では、『初音』などといいます。

これは、ひと目みておわかりのように、明治時代の青磁染付けです。
江戸期のもより、どことなく洋風な絵付けになっていますよね。
このあたりが、すきずきの判れるとこでしょうか?




コバルトの絵の具は、当然ベロ藍です。
青磁釉は、昔ながら有田で使われていた青磁釉と思われます。

松・竹・梅・鶯・牡丹などが、幕末~明治に流行った南画風絵付けで描かれています。
かなり勢いのある早いピッチの筆づかいですよね。




お皿の裏は、御存知のごとく、菊花と源氏香の図柄。
この源氏香は、本来は、5本の線で組み合わせを表現するそうですが、
ここでは、4本に省略されています。




この源氏香の形は、源氏香に『初音』という組み合わせがあり、その省略図と見るともできますが、
詳しいことは、わかりません。




  30cm×25cm   時代は、明治の初めの頃と思われます。



午後から、あたたかな日(幽霊伝説)

2010年02月20日 15時00分55秒 | みやまつりが日記
きょうは、午後からあたたかな日でした。
さすがに、いくぶん春めいてきたかも。。
それで、すこし用事があり、隣の鹿沼市まで、行ってきました。




宅急便センターより、国道293を写してみました。




この杉は、手前は、若い杉ですが、
むかしの日光例幣使街道の一部だと思います。
この杉の林の一部は、神社の一部にもなっているようです。
この道を、右手に進と、日光へ行きます。




日光例幣使街道(にっこうれいへいしかいどう)は、
徳川家康の没後、東照宮に幣帛を奉献するための勅使(日光例幣使)が通った道です。
京都からでは、大変な道のりだったでしょう。




鹿沼の市内を抜けて、数キロ右手にゆくと、
いまでも、昼なお暗い、例幣使街道の杉並木が、ながながとあり
首無しライダー目撃説とか、幽霊伝説とか、いろいろとあり、
実は、わたしも、幽霊らしき人物を目的しております。

八月お盆も近い、暑い暑い真夏の昼下がり、
昼なお暗い杉並木の下、杉並木の外側に安全な歩道もあるのですが、わざわざ危険な車道ぎわを、
身の丈180cmはあろうという大男が、下を向いてあるいていました。
その出で立ちが妙で、ねずみ色の真冬の作業服上下に、黒いとっくりのセイターを着ていました。
わたしは、下をむいて何か探しているんのかな?と思いました。

となりで、運転している弟に聞いてみると、そんな人物は、いなかったという。
普段、人があるくような場所ではなく、あるいてる人もいなく、
とても狭い道路なので、気がつかないハズもなく、
いまだに、謎なんです。(笑)


地元に住んでいますと、あまり例幣使街道は、通りたくないんです。(笑)



雪の朝

2010年02月14日 19時16分33秒 | みやまつりが日記
あさ起きてみると、ご覧のような雪景色でした。

ちょっと咽と扁桃腺に痛みを覚え、一日中寝ておりました。(笑)




昨日から降り出した雪が、積もりました。
近年は、北関東でも、めったに積もらない雪です。




昨日は、わが地方の最高気温は、1℃くらいのめちゃ寒い一日でした。
その寒さにやられたようです。

暖房もつけない部屋で、数時間パソコンをみていたのが、体に障ったのかもしれません。
若くないので、暖かい部屋で、作業をしないと、無理は効かないみたいですね。




本日は、一日中、晴れていましたので、夕方には、だいぶ解けてしまいました。




骨董品のUPは、あす以降になりそうです。(笑)



色絵龍の図

2010年02月06日 20時28分43秒 | 古伊万里=色絵中皿
ここのところ、ヤフオクを観ていますと、幕末~明治くらいの錦手大皿が、
けっこう人気が出てきて、そこそこの値段で落札されいる感じがします。

その裏には、外国製の伊万里の出品が、やや減ってきたことと、無関係では無いかも知れません。
今でも、あまりデザインがよいものは、要注意ですが、
以前より、かなり減ってきたようです。




これは、幕末よりは、古くて宝暦~天明期の錦手のお皿です。
江戸中期の固有のしなやかで少し色っぽい雰囲気が残っていると思います。




この時代の宝暦期特有の龍が描かれておりまして、時代判定の比較的やさしいデザインです。




龍が追いかけているのは、宝珠と決まっておりますが、玉(ぎょく)っていいですよね。
最近は、伊万里より好きになりました。(笑)
これからは、玉(ぎょく)コレクターに変身しようかな?などと思っています。

もともと白磁や青磁は、玉器を目指して、開発研究の結果ですから、親戚のようなものです。(笑)



直径約24cm   宝暦時代ころ