古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

中国ハス・「白雪公主(はくせつこうしゅ)」=白雪姫

2011年07月30日 19時46分10秒 | 植物起稿
なんだか、暗い世相になってしまいましたね。
この大雨といい、地震といい、経済情勢といい、国難の時代になりましたよね。
過去の高度成長時代が懐かしく思います。。

天は、われわれ日本人に何を語りかけようとしているのか?
つい、そんなことを考えてしまいます。

いま思えば、あの明治維新はなんだったのか?
あの維新があったこそ、ある意味、政財官一体ともいえる日本型システムを作り上げ、
アジアのなかで奇跡ともいえる近代化と経済成長をとげることが出来ました。
そして、今日の日本の礎(いしずえ)ともなっています。

それは、いまのアジアの各国の発展のモデルともなり、
各国にも恩恵をもたらしているとも事実です。

ただ、日本の場合、薬害エイズから始まり、原発問題まで、政財官一体化というシステムの
弊害が目立つようになり、必ずしも国民の利益や経済発展に繋がらない時代になってきました。

そのことに、もっと早く・・・
いまの政治家や経団連の会長さんがきずいて、理解を深めてもらいたいと思います。

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我が家に今年もハスの花が咲きました。



白雪公主(はくせつこうしゅ)という品種です。
日本名でいうと、白雪姫



白雪姫、そんな感じがしますかね?
なんだか、花だけ見ると、ボタンか芍薬みたいに見えるんですけどね。(笑)

日本人ですと、たとえ八重咲きでも、スッキリした剣弁のハスらしい八重を好む傾向があります。




概して、中国で改良された八重咲ハスは、こういうふっくらとした芍薬咲が多いような気がします。
やはり、国民性というか、日本人の好みとは、いくぶん違います。

植物の改良にも、国民性というか好みがでて来る点が、興味深いですよね。





錦手・輪龍の図

2011年07月23日 15時38分07秒 | 古伊万里=色絵中皿
我が家の電気代。

いま、節電の協力が、政府などで求められていますが・・
我が家は、三人くらし。
電気代は、去年あたり夏場は一ヶ月、¥6,000円くらいでしたが、
ことしは、¥8,000円くらいかかっています。

我が家は、エコキュートシステムでお湯を沸かしていますが・・

来客あるとき以外、エアコンは、ほどんど使いません。(笑)

特に、余計使った記憶がないのですが、

電気代の値上げの影響がでているのでしょうかね。


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江戸後期のお皿です。



派手な錦手ですが、幕末のものではなさそうです。

時代は、天明~寛政期くらいでしょう。



龍はなかなか凝った造りとなっています。

雲と龍は、少し陽刻となっている地に着色されています。



見込みは、一種の丸紋に唐草を組みあわせたもの・・

現代人がみて、それほど美しくない点はちょっとおしいが、

そこそこの出来。



銘は、お決まりの『太明成化年製」
天明~寛政期。直径、28cmほど。



粟(あわ)に大波紋の青磁染付皿

2011年07月17日 17時24分46秒 | 古伊万里=染付皿青磁
この暑さの中、いかがお過ごしでしょうか?

  暑お見舞い申し上げます。

生きているのがやっとと言う感じですよね。
でも、いがいと湿度が低い。。

それで、朝晩の庭の植木鉢の水やりが大変です。(笑)
日本の気候が変わってしまった感あり。
夕立がほどんど、いや、ここのところまったくありません。

わが街は、『雷都』という別名があるくらいですから・・
子供の頃は、夏というとほどんど連日、午後3時過ぎは、毎日のように夕立があり、
夕方は、過ごし易くなったものです。
そんなわけで、雷よけの『雷電神社』もあります。

しかし、野球部の高校生も、落雷事故で、毎年のように亡くなったこともありました。
落雷が原因で、ゴルフや、畑仕事で亡くなる人もいました。
当時は、雷やにわか雨は、毎日でしたので、すぐ避難という発想があまりなかったんですね。。
来るかとおもいきや、かすれることも多く、隣町だけ激しい雷雨だったりします。
気まぐれ雷雨も20~30分もやり過ごせば、また、お天気になるくらいの考えだったと思います。

最近は、落雷事故の話は、ほどんど聴かなくなりました。
気候の変動は、善し悪しがあるんだなぁ。。と思いました。

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これは、大波に粟(あわ)紋の大皿です。



せっかく実ったアワに大波が襲いかかろうとしています。
水のアワとでも、言いたいのでしょうか?

なんだか、先日の津波を連想して、複雑な思いがします。
が、どうしてこう言う文様を考えたか、私には詳細は、わかりません。



流水に菊とか、大波に牡丹とか、とにかくこういう文様が江戸中期ころに流行ったようです。

もともと流水は、清めるとか、いう意味がありますが、そういう意味もあるのでしょう。
あるいは・・・
あらゆる栄華や繁栄も、時の流れにはあらがえず、つぎなる主役にその座をゆづらなければならない。
その覚悟と自覚を、われわれに促しているようにも見えます。(笑)




後ろは、いたってシンプル。
『大明成化年製』とお決まりの銘。

時代は、江戸中期ごろ。 直径約29cm。



麒麟の八角鉢

2011年07月10日 09時11分46秒 | 古伊万里=鉢もの
いよ、いよ、関東地方も梅雨明けとなってしまいましたね。
ちょっと嬉しいような、暑くてかなわないような複雑な気持ちです。(笑)
でも、アブラゼミやヒグラシの声はまだしなんです。

通勤途中、郊外の畑や田んぼの中を通るのですが・・
これほど、みどりが豊で自然に恵まれた日本に生まれた私たちは、
幸せではないか?、とふと感じます。
地球儀でみるとわかり易いのですが、日本のある緯度あたりは、
世界的にみて砂漠地帯が多いとか。。。?

それにしても、最近の日本の夏は暑く、
我々が、子供の頃の夏の気温は、せいぜい30度~32度位で、
33度というのは、めったにありませんでした。
ですから、こどもたちは、麦藁帽子に自転車で、元気で、かけずり回ることができました。

いま問題だと思うの点は・・
気候が昔と違ういま、夏の甲子園で高校生野球をさせることが、問題だと思います。
高校生にこの気温下で野球をさせるのは、かなり過酷だと思いますし、
健康問題も発生しかねないと思います。
時代にあった教育や、歴史を変えていくのも、おとなの責任と思いますが・・・?

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けっこう時代のある八角鉢と思います。
題材は平凡なものですが、なかなかデザイン的にまとまりのある鉢と思います。



真ん中には、麒麟の絵が描かれています。
キリンビールの麒麟の絵にもよく似ていますよね。



まわりは、青海波とお宝が入っていそうな壺とも、巾着とも、見えます。



時代は、寛政~文化期くらいはあるでしょう。
200年ちょっと、くらい前でしょう。



後ろ側は、きわめてシンプル。
寛政期ごろ。最大直径、19cmほど。




草むしり

2011年07月03日 10時50分15秒 | 植物起稿
ちょっと昔までは、郊外の公園などで、
お年寄りがゲートボールをやっている姿が見られましたが、
最近は、ほとんど見なくなりました。
あのお年寄り達は、いったいどこにいったのでしょうか(笑)?

最近は、社交ダンスやカラオケが主流らしく、
俳句や日舞は、かなり少数派になりつつあるそうです。
社交ダンスの先生や、カラオケの先生がモテモテらしく、
あちこちで教室が開かれているそうです。
将来のお年寄り予備軍として、
我々も少しは考えておく必要があるかもしれませんね。(笑)

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きょうは、庭の草むしりをしました。(西日本では草ひき?)


      
米国マクラミン氏、改良の『サビエ』という品種です。

毎年咲く、ユリ科ニッコウキスゲの改良種の『ヘメロカリス』です。
おもにアメリカで改良されたもので、ちょっと日本人の好みに合わないものもあります。。


    ↑
『エリザベス&ハドソン』という品種です。


    ↑
『ジョリーハーツ』という品種、これなんかは花弁も色もスッキリとして日本人ごのみ。
     


最後にご紹介するのが、我が家のペットの金魚です。
カメラを向けると、恥ずかしのか顔をかくしてしまいました。(笑)
     ↓

睡蓮鉢の小型の熱帯睡蓮の『ドーベン』という品種です。

非常に花付きがよくで、ワイングラスでも花が咲くと言われております。

真冬も10度C以上に水温を保つと、開花します。



一時間も草むしりをしていましたら、だいぶ蚊に刺されてしまいました。

みなさまも、悪い虫には、日頃からご注意ください。(#^.^#)