古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

お世話になりました。

2010年12月31日 10時33分24秒 | みやまつりが日記
今年もあと、残すところあと数時間になりました。
 
高価な焼き物は、ほとんど無いブログですが、
ことしも、お付き合いいただきありがとうございました。m(__)m
ご訪問いただいた方のブログには、極力お伺いしているつもりですが、
行き届きません点は、ご容赦ください。
 
ところで・・
暮れに再放送されたテレビで、『仁』という、
現代から江戸時代にタイムスリップする時代劇をごらんになったかたも
多いとは思いますが、なんだか作り物とは、思っていても、
感動するんですよね。
ストリーは、現代の脳外科医の『仁』という人が、ちょっとしたきっかけで、
江戸時代の江戸、時代は幕末へタイムスリップしてしまいます。
 
ちょうどスピルバーグ監督の
『バックツーザフィチャー』シリーズの映画に似ています。
 
仁先生は、現代の当たり前と思っている医療行為も、一人の力ではなく、
実は、多くの人々の発見や数限りない努力の賜物ということを悟っていきます。
便利な現代社会も、実は、いまは目に見えない多くの故人の恩寵なんですね。
そのことに、私など、あらためて感謝することもなく生活していますが・・・
 
なんだか、骨董品の世界にも通じるような気がしました。(笑)
目の前にある幕末手のお皿一つでも、それを大事に保存してくれた人が、
何世代もいたから入手できて、私たちの手元にきたわけです。
そういう意味で、骨董品というのは、大切に扱わないといけないんでしょうね。
 

 
私の二階の部屋からみた、ことしの31日の午前10ごろの太陽です。
新年は、この太陽がすっきりと見えるといいなと思います。
 

 
来年もよろしくお願いいたします。
 
来年は、皆さまにとてってもよい御歳でありますように。


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クリスマスイブに。

2010年12月25日 11時40分25秒 | 日々好日
だから言っておく。
自分の命のことで何を食べようか何を飲もうかと、また自分の体のことで何を着ようかと思い悩むな。命は食べ物よりも大切であり、体は衣服よりも大切ではないか。

空の鳥をよく見なさい。種も蒔かず、刈り入れもせず、倉に納めもしない。
だが、あなたがたの天の父は鳥を養ってくださる。
あなたがたは、鳥よりも価値あるものではないか。 

あなたがたのうちだれが、思い悩んだからといって、
寿命をわずかでも延ばすことができようか。 

なぜ、衣服のことで思い悩むのか。
野の花がどのように育つのか、注意して見なさい。働きもせず、紡ぎもしない。
栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも着飾ってはいなかった。
今日は生えていて、明日は炉に投げ込まれる野の草でさえ、神はこのように装ってくださる。まして、神がそれ以上あなた方を思わないことがあるであろうか。

以上、マタイ伝より。


クリスマスって、イエス様の誕生日なんですね。

わたしの幼稚園はお寺でしたから、4月8日には、お釈迦様に甘茶をかけました。

小学校は、キリスト系でしたから、土曜日のバイブルの時間には、

賛美歌を歌い、学院長が聖書を読んで聞かせてくださいました。

私は、子供の頃どうも聖書に書かれていることは、合点がいきませんでした。

しかし、この歳になってみると、この上の聖書の言葉が好きになりました。

けっきょくイエスは、何が言いたかったといえば・・

『足る事を知れ』といいたかったんじゃないでしょうか。?

孔子は、『衣食住足りて礼節を知る』といいましたが、いまの世相そうはならない

現実がありますよね。

クリスマスをきっかけに、

わたくし自身、自分自身の人生を少し見つめなおしてみたいと思いました。



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錦手牡丹唐草紋大皿

2010年12月18日 20時22分39秒 | 古伊万里=色絵大皿
古伊万里を蒐集していると、まれに、
これは本当に江戸時代に、造られたものだろうか?
と疑問に思うデザインに出くわすことがあります。
 
これもその手のお皿で、ぱっと表のデザインだけみると、
どう見ても明治以降に造られたお皿のように見えてしまいます。
しかし、皿裏みるとしっかりと江戸後期はあり、
個人的には、文化~文政期くらいはあるのではないか?と思っております。
ですから、200年以上前のお皿ということになりますよね。
 

 
それにしても、近代的な色絵感覚で、江戸時代とは思えない色彩です。
こういう不透明絵の具をふんだんに使った色絵皿は、
幕末より一つ前の天明期に流行しており、幕末より古いものです。
 

 
赤の絵の具が、時代を見る一つの手がかりになりますが、
本物は、画像より紫がかる洋紅で、天保頃の朱赤とは明らかに違うものです。
 

 
ちょっと、オーパーツみたいなデザインが面白いお皿です。
こういうデザインは、明治以降の作品と勘違いされて、
ネット・オークションなどでは、安く落札されてしまいますが、
江戸期は、しっかりとあるお皿です。
 
直径45cm・江戸時代後期


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オランダ・デルフト焼

2010年12月11日 15時10分49秒 | その他の古陶磁
毎日、まいにち、テレビでも市川海老蔵さんのニュースで持ちきりですね。
テレビのワイドショーやスポーツ紙でも連日この事件の特集くみ、
大変な力の入れようです。
それだけ、関心をもって、観ている人が多いということでしょうね。
 
それは、ただ単に歌舞伎の名門の家系で生まれた人の事件というだけではなく、
なかなかの男前であることと深く関係あるんじゃないでしょうか?
彼の顔がごく普通の顔立ちであった場合、
もちろん、ニュースにはなりますが・・
これほどの騒ぎにはならなかったような気もします。
ある意味、人気の裏返し。
 
顔に自信のある、私を含めて、あなた、
くれぐれも酒の席でのトラブルは、注意してください。
事件が必要以上に大きくなってしまいます。(笑)
 
市川海老蔵というと、
切手趣週間にある写楽が描いた『市川海老蔵』を思い出すのは、
わたしだけでしょうか?
 
 
これは、19世紀くらいのオランダのデルフト焼きと思います。
 
 

 
幕末くらいに、日本に輸入されたものと思われます。
全体に銅版転写と思われる印判で描かれています。
 

 
なかなかの緻密な絵付けがされていて、技術の高さを思いました。
ただ、どうしてもつなぎ目は、重なり具合が悪いようです。
 
 

 
伊万里と同じで、ヒッツキ・釉切れ・ピンホールなどのいくらかの窯キズがあります。
その点が面白いと思いました。
 

 
古デルフト焼というと、半磁半陶のアマ手が多いものですが、
これは、磁器に近く、カリット焼きあがっていました。
 
 

 
ベロ藍などではなく、落ち着いたコバルトの発色です。
19世紀ごろ・産地オランダ・直径約36センチ
 
 
 


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ブロッコリーとカリフラワー

2010年12月04日 18時32分00秒 | 植物起稿
庭のブロッコリーが食べごろになりました。
 
ブロッコリーの種を6月ころ蒔きましたが、意外に簡単に出来ました。
ブロッコリーって、こういう風に出来るんですね。
初めて知りました。
 

 
なんだか、おおきな大根の葉っぱみないな中心から、
球形の花芽がでてきてそれが、ブロッコリーの食用部分です。
更に大きくしようと、このままほおっておくと、まもなく黄色い花が咲いてしまいます。
アブラナ科の植物だったんですね。。
 

 
へんな感想かもしれませんが、葉と花芽と美しい形をしているなと思いました。
 

   
中心の花芽を収穫していまうと、このように小さい脇芽が出てきます。
これは、中心のように大きくはならず、このまま花咲いてしまいますので
早めに収穫しようと思っています。
 
葉っぱの穴は、紋白蝶の幼虫が開けた穴です。(笑)
 

これは、カリフラワーの苗です。
そろそろ、中心の部分が出来て来ましたが、まだ収穫に早いようです。。
 


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