ゴールデンウイークは、いかがお過ごしでしょうか?
わたしは、これといった予定もないので、
家の片付けをやろうと思っています。
骨董だか、ごみだか判らない、雑多になった二階の一部屋を重点的に、
いらないものは、捨てようと思います。
まあ、よくもこんなに買い込んだものだと、
われながら、情けなくなるんですが・・・・・
集めた骨董は、なかなか、処分できないものですね。。(笑)
人間の欲というもは、キリがないですね。
考えてみれば・・
人間この世に、オギャーと生まれた瞬間から、
獲得の人生が始まりますよね。
泣き声で、「ミルクが欲しい」「オムツが濡れています」
と、母親に要求を、ねだります。
小学校や、学校で、知識を吸収し、友達も確保。
体も立派になり、食べた分だけ血肉になる感覚です。
中には、思うような大学へいける人もいるでしょう。
青年期になれば、生涯の伴侶を確保。
結婚、出産で、わが子を確保。
人によっては、夢のマイホームも確保できるでしょう。
「獲得の人生」のピークを迎えます。
子供を育て上げ、ほっとして・・・
役目が終わったという使命感からくる安らぎもありますが、
子供が独立したあたりから、こんどは、失う季節へと、
一転して、人生の季節が変化していきます。
退職・部下の喪失・収入の減収・体力の低下・子離れ・生活習慣病
はるか、かなたと思っていた、自らの死でさえ、
目の前にぶら下がってきます。
失う季節は、だれにでもやってきますが、
その準備、心構えなど、だれも教えてくれないので、
人によっては、辛いものになるような気がします。
いつまでも、いつまでも、自分は若くいるのが当たり前のような、
気持ちがするからです。
こんなときは、
日本のむかし話を、思い出してみるのもよいかもしれませんね。
竹取物語・鶴の恩返し・浦島太郎、
最近の童話の秀作では、『ごんきつね』かな?
最後は、みんな、みんな失っているんですね。。。
これらの作家は、なにを我々に、いいたかったんだろうと?
ふと、思います。
執着が強い私への、警告かなぁとおもったりします。(笑)
おわり。
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これは、時代不明な銅製雷神です。
亀の上に童のような雷神が乗っています。
この雷神は共箱ともいえる、小さなガラスケースに入れてあって、セットで売られていました。
そのケースは、仕舞いなくしました。
古銅で、中国製とありましたが・・・