宝暦~天明期(1759年~1781年)くらいの龍図の大皿だと思います。
ご案内のごとく、天明~寛政期くらいから、伊万里は、また、ふたたび、
中国磁器を手本にして、デザインを盛んに真似ていきます。
ご存知の方も多いと思いますが、これは、清朝磁器の龍図をそっくり真似たものです。
オリジナルは、清朝磁器にありますが、清朝の龍はもっと、緊張感にあふれイカツイ感じがします。
さすがに、これは、和風美というのでしょうか、
こちらの方が、やや漫画チックにデフォルメされて、可愛くななっているような感じがします。
幕末期の志田の写生の効いた龍図も、魅力ありますが、
この、天明時代くらの龍も独特で、面白いと思います。
天明期といえば、浅間山の大噴火が原因と見られる冷夏で、
天明の大飢饉がおきた時代でした。
天明期の伊万里には、その暗さは、ほとんど感じられませんら、
当時九州地方は、たぶん豊かだったんでしょうね。きっと・・・
直径約30㎝×6,7cm
大聖寺伊万里(九谷焼の写し)では、あるそうですが、
伊万里では、めずらしいそうです。
むかし、宮家や門跡寺院などの特注品と言われております。
門跡寺院につきましては・・ご覧になるとわかります。
↓
http://www.enmanin.jp/monzeki/index.html
金羊歯の文様からして、幕末のものでしょうか。
直径約16㎝×高さ約3、5㎝
幕末のころ
明治伊万里の八角の大皿です。最大直径約、30センチあります。
また、ネットで3,300円で落札してしまいました。
現代の中国物とは、違い真面目につくられたモノです、
出品者の方ごめんなさい。m(__)m
どちらでも良いと、思って入札しているものは、落札できるものですね(苦笑)。
でも、前回の蓋ものほどの、魅力はないかも知れませんが・・・。
・・・話しは、変わりますが、
最近、思うことは、めずらしいと、美しいは、違うことではないか?
『めったにない』とか。『珍しい品』とか、言われると、妙にそのものが欲しくなるものです。
しかし、そういうものを入手して手元においてみると、以外に早く飽きが来ることに、気がつきました。
結局、本当に美しいと感じて手に入れたものでは、ないからなのでしょうね。
確かに、貴重な物でしょうが、美意識上、こころからの共感のないモノは、すぐ飽きてしまいます。
それは、現代の人気ブランド商品でも、同じ事だといえるのではないでしょうか。
世間の価値基準ではなく、本当に自分が美しいと思えるものを、
コレクションするのが、一番のような、気がします。
江戸後期の蓋ものです。
ネットで買いました。
蓋ものって、大好きなのですが、
ネットオーションでは、人気があまりないようです。
これも、3、700円くらいで落札してしまいました。
これには、ちょっと、びっくり!
多分、出品者もおどろいたかも知れませんね。(笑)
蓋ものは、もともと数が少なく、完品も少ないものです。
ほとんどが、使用されたものが多く
愛されたが、ゆえに、傷ついて、しまったんでしょね。きっと・・
繊細な神経の持ち主であるわたくしは、蓋モノの気持ちが、とてもよく解かります(笑)。
これは、ほとんど未使用状態でした。
江戸時代後期はあるとおもいます。
少々、蓋の噛み合わせが、悪いが、無傷のままでした。
線描きの美しい模様の入った、蓋ものです。
直径約14センチ×11センチ
江戸時代後期
また、柳の下の泥鰌(どじょう)を狙っています(笑)。