古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

恭賀新年

2014年01月01日 10時19分39秒 | 古伊万里=色絵大皿

おめでとうございます。
本年もよい歳になるといいですね。


馬の絵の古伊万里とおもったんですが、
探し出すのが面倒なので、とりあえず、手元近くにあった、
めでたそうな図柄を選びました。(笑)

けっこう華やかな牡丹図で、時代は、江戸後期。
コバルトは、けっこう原色に近いような鮮やかな発色。


隙間をコバルトのダミで埋め尽くして、
けっこう大変だったでしょうね。
葉先にすこし金彩を施して、凝っています。
当時は、高級品だったでしょうが、いまは、大皿冬の時代。
お安くなっていますよね。

直径44センチほど。
時代は、文化~天保くらいでしょう。
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いつものごとく墓参いにいって参りました。



初日の出は、霊園より東側をのぞんでいます。



霜がびっしりと降りていて、あるくと霜柱を踏む音がさくさくとしました。





六歌仙の図

2013年01月27日 17時31分05秒 | 古伊万里=色絵大皿
少しブログの更新を怠けてしまいました。(笑)

灯油やガソリンの値上げは、確かに痛いのですが・・・
円安傾向が定着して、なんとなくホットしました。

我が地域も、大企業の工場の閉鎖が相次いで、影響は大きく
その工場にお勤めしている人だけではなく、周りの商店街が、みんな閉店になってしまいました。
ガソリンスタンド、パン屋さん、クリーニング店、コンビニ、酒屋、運送会社。

想像以上の影響でした。


円高で苦しんだのは、企業だけではなく、

投資信託にお金を預けているお年寄りの元本の目減りも深刻な問題でした。

元本が半分くらいになってしまった、投資信託もあるでしょう。


今更、工場が海外から、日本へ戻ってくる可能性は低いとしても、

更なる閉鎖は、免れるのでは?

と期待しております。



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六歌仙の図です。


在原業平小野小町僧正遍昭文屋康秀大伴黒主喜撰法師
の六人を六歌仙と言いますよね。

ここのブロクの友人たちの中にも、
若いじぶんは、いま業平、とか、町内の小町娘とか、呼ばれたかたも多いんじゃないでししょうか?



造られた時代は、幕末頃と思われます。



直径41ほど。







錦手微塵唐草紋大皿

2012年05月27日 21時13分00秒 | 古伊万里=色絵大皿
金環日食、感動的でした。。

予測予定時間に、きっかりと始まり、終わる、日食。
そこで、私は、不思議な感覚にとらわれました。

この世で、起きることのすべてが、本当は、すでに決まっているこてではないのか?
ただ、その事実を人間が予測でないでるだけではないのか?
そんな疑問にとらわれました。

ただ、すべて、決まっているかというと、そうでもなく・・
例えば、今晩の食事は、寿司にしようか、カレーライスにしようか、という場合。
それには、まだ、まだ、不確定要因がある。
私たちにも、選択肢が与えられ残されている。

しかし、
ある人間が、何歳くらいまで生きて、どんな病気でなくなるとか、
その人間が、結婚するとか、一生独身で暮らすとか、
そういう人生上重要なことは、おおむね決まっているのではないか?
そんな疑問が、わきました。

たとえば、金環日食が、300年後どういう地域で起きるのはすでに、決まってはいるが、
当日、晴れるか曇るかは、まだ、未定で、かなりまじかにならないと、わからないのに似ている。

人間も、人生も所詮、大宇宙の副産物である。
宇宙の法則の外にあることは、考えにくいのではないだろうか?

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錦手の微塵唐草の大皿です。



見込みは、鳳凰と龍に松竹梅。



見込みが、このように錦手になっているものは、非常に少ないものです。



金彩のほどんどが、落ちてしまったようですが、まだ、美しい文様が楽しめます。







時代は、天保期くらいではないでしょうか?

  直径44cmほど、天保期。





錦手・蝶々の図

2012年03月18日 16時10分34秒 | 古伊万里=色絵大皿
前回の真贋判断は、古伊万里専門でない方には、すこし難しかったかもしれませんね。
ぼくも、しょうしょう反省しております。(#^.^#)

『腹』で考える、というヒントについて経験がないと無理ではないか?
と、よいご質問がありました。
確かに、そのご意見は、当たっています。
僕が言う『腹』で考えるというは、もう2つ意味がありまして、
すべての前提条件を捨てて、モノを観る、という意味もあります。

これは信用ある骨董商からとか、某有名コレクター放出とか、
もっともらしい時代箱と箱書きがあるとか、
ひよっとすると掘出しモノかもしれないとか、
そういう前提条件をすべて捨てて、観るという意味です。

もう一つの腹で考えるとは・・
商品が自分の目の前に来るまで、たいがい何人もの、
いや、何十人ものプロやコレクターの目に触れています。
安値の掘り出し物なんて、めったにないという考えです。
本当に良いものなら、そこそこの値段になっているかもしれない、という発想です。

  これが、意外に難しいんです。

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幕末に造られたと思われる大皿



幕末に、流行した蝶々紋です。



ちょうちょうの隙間は、金彩で埋めつくさています。



明治期に多いのですが、まれに純度の低い金泥を使って金彩を焼き付けたものがあります。
それは、金色が茶色く退色したり、剥落しやすくなります。



これは、悪い金泥をつかったものではなく、質の良い純度の高い金彩だと思います。

ちょっと、この渦巻き文様は、不明ですが・・
おそらく水の渦をイメージしたものではないか?と思っています。


渦巻く水流の上で、乱舞する蝶たち。
はたして、その運命は。。。
 


 裏銘は、幕末に高級品の多い『角富』の銘。

     直径41ほど。幕末期。




錦手仙人・獅子図・兜型大皿

2011年05月03日 17時38分50秒 | 古伊万里=色絵大皿
アルカイダの指導者とい言われるビンラディン氏死亡のニュース。
ちょっと、びっくりしました。
いままで生きていたのが不思議なくらいにおもっていました。
一時、死亡説もながれましたものね。

アメリカも国民と国際テロ組織にけじめをつける意味で、
今回の行動にでたのかも知れませんが、
泥棒にも三分の理とか申します。
かえって、報復合戦にならなければ、と、ちょっと心配です。

それにしても、あのアメリカ国民の喜びようは、
ちょっと、日本人の私には、馴染めないものを感じてしまいました。(笑)
それだけ、あの事件がアメリカ人のプライドを傷つけたという事だという事なんでしょうね。


ちょっと、不人気な江戸後期の大皿です。(笑)



私にも、よく見ないと、何が描かれているのか、わらかないんですよ。(笑)



仙人と唐子・獅子・蝶・鷺・うさぎ・桜まで描かれています。
右下は、これと同じパターンの繰り返しです。



あまりに、ごちゃごちゃとして、見込みの『うさぎ』さんも霞みがち。(笑)
それにしても、呉須(コバルト)がちょっと薄めか。



お皿の裏も、丁子・霊芝・七宝とこれまた、おめでたつくし。
幕末に流行った、かなり薄い呉須で描かれています。

幕末のころ・直径47cmほど。