古伊万里江戸後期物の魅力

古伊万里江戸後期ものを中心としたブログです。
その日の気分で、俳句も作ってみようと思います。

桜のお皿とチョコ

2008年03月27日 20時17分17秒 | 古伊万里=ちょこ類
牡丹や菊は、たくさん見ますが、

古伊万里で、さくらの文様って、あんがい少ないですよね。

これは、明治時代の作ではないでしょうか。ひょうたんに桜です。

ひょうたんは、それぞれ、牡丹唐草と青海波という伝統的な文様で埋めています。

ひょうたんは、お酒を意味しているのでしょうから、

このお皿の文様は、たぶんお花見を意味しているのでしょう。





腰高の高台は、明治期に多いタイプとおもいます。

直径約15,5cm×高さ3.2cm




これは、さくらに富士のちょこです。





江戸後期~幕末期は、あるのではないでしょうか。

おっと、うっすらと富士山の上にジカンが写っていまいました(笑)。





江戸期のさくら文様は、おもったより少ないので貴重だとおもいます。




直径約7cm×高さ5cm



志維求堂さんよりの素敵な頂き物です。ありがとうございました。




肝油のチョコ

2007年04月27日 06時32分46秒 | 古伊万里=ちょこ類




むかしの肝油を呑むためのチョコです。

 今日も
     明日も
         欠かさず
              のんで

         強い
             からだに
                   奈里ませう


    と書いてあります。

むかしは、こういうものを使って、おそらく鯨か鮫の油でしょうか?
akihitoさんから、鱈の肝油とご指摘がありました。
一時期、結核によいとされていたそうです。
ビンか何かに、入っていた肝油を、これで呑んでいた時代があったんでしょうね。
たぶん油は、かなり臭かったと思います。

明治時代の瀬戸焼と思われます。

  直径約、4,5センチ×3,5センチ