古伊万里江戸後期物万歳

古伊万里江戸後期ものの魅力。

志田焼 『目出たき富士』

2008年01月01日 11時20分30秒 | 志田焼
          ?H1>恭賀新年

昨年は、いろいろとお世話になりありがとうございました。

骨董の世界へ一度足を踏み込むと、泥沼の世界であるとを身をもって経験した一年でもありました。

いえ、みなさまのブログを拝見して、そう思ったわけではありません。(笑)

でも、人間って、不思議ですよね。

どうして骨董の世界に引き込まれる人と、そうでない人がいるんでしょうね。

私も最初から、骨董品が好きであった訳でありませんでした。

その理由を自分なりに、今年はまとめて、自分史のような日記にしていきたいと考えています。

後期の伊万里ばかりで、退屈なブログかもしれませんが、

これからも、どうぞ宜しくお願いいたします。




富士に日の出という目出度い図柄の志田焼です。
この図を見て、ハットした方は、かなりの日本画に詳しい方もしれません。

画面から、あふれんばかりで、収まりきれない富士山と青海波そして、松林。
従来の有田焼からは、見られない大胆な構図に不思議な思いがしました。
やはり、次なる時代の幕開けを予感していたのでしょうか。
しかし、その予兆とは裏腹に明治になると、次第に志田窯全体が衰退に向かっていくのは
なんとも皮肉なことだと思いました。




よ~~く観ると・・
横山大観の、大観不二【ふるくは、富士を不二と書いた】に似ているとは思われませんか。
大観が先なのか、この皿が先なのか、さだかではありませんが・・・

いえ、この皿の方が先でしょう、江戸期のものですから(笑)。
大観が、この皿を見て真似をしたのでしょうか?
そんなことを、想像させる大胆な構図と思いました。




時代は、志田でも文化文政くらいの初期のものでしょうか。

  直径約、33㎝×5㎝


コメント (19)    この記事についてブログを書く
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19 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
66さん。 (宮松里(みやまつり))
2008-01-02 17:50:00
おめでとうございます。
ありがとうございます。
こちらこそ、宜しくお願いいたします。
返信する
エヘへ、うえノこめハ、monkonoiさんデ、珍獣でハ、ゴざいマせぬ、よウ?! (monkonoi)
2008-01-02 21:18:00
エヘへ、、うィ~~、、。

うー? 珍獣的ニ、ぽちガ、マだでシた、よウ?!
うィ~~、、。 ぽち。。
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エエ柄の志田ですねえ。。。 (志維求堂)
2008-01-02 23:00:00
画題としてはオーソドックスでありながら、インパクトのある構図に仕上がってますよねえ。。。
後期の皿の、こう言う大胆さがエエですよね。
時代を象徴するような図の品物が手に入れば言う事無しですね。
返信する
それぞれのモチーフがいいデザインすね! (ちくわ)
2008-01-02 23:56:00
お正月にピッタリで、素敵です~

今年も、又素敵な品物見せてください。
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ちんじゅうさん。 (宮松里(みやまつり))
2008-01-03 06:29:00
ポチありがとうございます♪
のちほど、再びうかがいますね。
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りんりんの妹さん。 (宮松里(みやまつり))
2008-01-03 06:37:00
レスおくれてごめんなさい。
後期のものばかりですが、よかったら見てやってください。
これにしても、あの青磁は素敵でした。
あれは、古格があって、いいですね♪
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志維さん。 (宮松里(みやまつり))
2008-01-03 06:40:00
これ、いいでしょう。二本松の富士はわりわいあるのですが、
この手は、めったありません。
現代人がみると、いいんですが、当時は不人気だったのかも知れません。
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はなくみちゃん。 (宮松里(みやまつり))
2008-01-03 06:43:00
お正月にこの手のお皿は合いますよね。
でも、はなくみちゃんの生け花には、かなわないかもね。
ありがとう♪
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nipponjmさん。 (宮松里(みやまつり))
2008-01-03 21:14:00
そうでしたよね。コラボで日本画を随分とやっていましたものね。
絵と古陶磁を両方感心ある人は、意外と少ないです。
きわめて近い感覚もあるのですが、どうしてでしょう。
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更新ごらんいただきありがとうございます。 (Dr.K)
2008-01-04 20:02:00
ここが一番活動的なようですから、ここにご返事を書きますネ!
栗田美術館も、館長さんが変わって、随分と変わってきたなと感じます。
床の敷物が擦り切れてきましたね。しかも、それを修理していません。
以前の館長さんなら、そんなことは許さなかったでしょうね。
なんか、わびしさを感じてきました、、、。
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