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たばこより大麻の方がましである、という間違った考え方

2008年10月03日 | たばこの気持ち
 昨今、力士や大学生による大麻吸引がクローズアップされている。先日も法政大学の学生5人が大麻所持・吸引の罪で逮捕された。そこで、彼らの意識に「たばこは害があるのに比べ、大麻は害がないから、たばこよりもましである」という考え方があるという。現に欧米では、大麻を「合法化」あるいは「半ば合法化」している。その一方で、たばこへの規制が厳しく、価格も1000円前後にして、なかなか入手できないようにしている。

 日本においては、大麻が「麻薬」と同じ違法扱いであり、栽培・所持・吸引に関わらず、発覚すれば厳罰に処せられる。一方で、たばこは合法な商品であり、価格も欧米に比べれば安く維持されてきた。私は、日本におけるこのバランスを安易に崩してはいけないと思っている。しかし、それを理解できずに「たばこ問題だけを欧米並みに」という政治家や、社会運動家、知識人たちが大勢いらっしゃる。そもそも、「たばこよりも大麻の法がましである」という考えを持つ若者たちが大量発生しているのは、行き過ぎた禁煙教育が背景になっているのかも知れない。
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