たばこの気持ち

▼東日本大震災から4年が過ぎました。犠牲になった皆様のご冥福を心からお祈りいたします。
▼思い返せば、3.11から3日後にやっと連絡が取れた義兄が、家族の安否確認のあとに言ったのは「たばこを送ってください」ということでした。JTのたばこ工場等も被災し、出荷停止期間もある中で、嗜好品とはいえ「たばこ」を必要とする人たちが、まだまだ数多いことを再認識できました。
▼「強くてまずい」と敬遠されていた「わかば」や「エコー」といった安価なたばこが、品不足のために売れ出し、実際に吸ってみると予想外に美味しかった、ならばこれでいいじやないか、という喫煙者がそのまま吸い続けたり、人に勧めたりして、現在までその流れが続いているようです。
▼先日、出先の仕事場の喫煙所に行ったら、灰皿に山盛りの吸い殻がありました。何のたばこかな？と思ったら「わかば」でした。