嵐山光三郎さんの『文人悪妻』(新潮文庫、平成24年4月1日刊行)も一気読みしました。その中で面白かったのは、168〜182ページの「佐藤千代子、神近市子、岡本かの子」でした。
とくに佐藤千代子さんは、谷崎潤一郎さんから佐藤春夫さんに「譲渡された人妻」であり、谷崎潤一郎さんの岡本かの子さん評(白粉デコデコの醜婦で、着物の趣味も悪い)にもビックリさせられました。
そして、テレビ出演やABC文体で脚光を浴び大活躍していた嵐山光三郎さんが、まだ78歳であることにも驚きでした。著作を検索したら、まだまだ読んでいない本があるので、楽しみが増えました。